市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PHL100LA(哲学 / Philosophy 100)論理学ⅡLogic II
大貫 義久Yoshihisa ONUKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | Q1150 |
旧授業コードPrevious Class code | P1090 |
旧科目名Previous Class title | 論理学Ⅱ |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y601 |
配当年次Grade | 法文営国環キ1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
This course introduces the basics of immediate inference to students taking this course.Then this course introduces syllogism to students.Lastly this course introduces symbolic logic to students taking this course.The aim of this course is to help studens acquir an ability to think logically. Learninng time outside of classroom is 4 hours : 2 hours each for preparation and review. Your final grade will be calculated according to the following process: Usual performance sore(20%), term-end examination(80%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業は、春学期の復習をした上で、「推理」の説明から始めます。特に「判断の変形による直接推理」を扱い、この推理が日常の曖昧な表現(言い方)を正確なものにするのに大いに役立つことを、丁寧に説明して行きます。
さらに、本格的な推理の三段論法に入り、正しい思考法を学びます。論理学は、正しく考えるということにおいて、これからの人生の様々な場面において役立ちます。正しい思考は正しい知識(判断)と正しい論理(推理)から可能になりますが、この授業では、その正しい論理について学ぶのです。
本格的な論理である三段論法についても学び、最後に、現代論理学へと導きます。論理学は、分かってくると、とても面白くなります。
到達目標Goal
説明と練習問題によって、論理的に正しく思考し、表現する方法を実際に身につけることが、この授業の目標です。春学期よりも少し複雑な論理的思考(推理)を正しく行う方法を身につけます。試験では、複雑な論理的思考を正しく行うことができるかどうかを見ます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義を基本とします。配布プリントと教科書を使い、多くの例を挙げて、できる限り分かりやすく説明して行きます。また、論理学的思考を実際に身につけてもらうために、演習として練習問題を授業内で解き、フィードバックとして問題の答え合わせと解説をし各自で理解度を確認してもらいます。秋学期から初めて授業を受ける学生にも、春学期の復習をすることによって考慮します。安心して履修して下さい。出席すれば、理解が十分できるようにします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:授業ガイダンス
授業の目標や内容、授業の仕方、評価方法についての説明。秋学期の内容に進むにあたって必要な春学期内容の復習
第2回[対面/face to face]:演繹推理の直接推理について
判断の変形による直接推理:換質法・換位法についての説明
第3回[対面/face to face]:演繹推理の直接推理について(続き)
判断の変形による直接推理:練習問題の解法と説明
第4回[対面/face to face]:演繹推理の間接推理について
定言三段論法について、その構造と規則について学ぶ。
第5回[対面/face to face]:定言三段論法についてのさらなる説明
定言三段論法の格と正しい式についての説明
第6回[対面/face to face]:練習問題で推理を身につけよう。
定言三段論法の練習問題を授業内で解く。
第7回[対面/face to face]:仮言三段論法について
混合仮言三段論法、純粋仮言三段論法についての説明
第8回[対面/face to face]:選言三段論法について
選言三段論法(肯定式・否定式)についての説明
第9回[対面/face to face]:練習問題で推理を身につけよう。
仮言三段論法と選言三段論法の練習問題を授業内で解く。
第10回[対面/face to face]:両刀論法(ディレンマ)について
単純構成的両刀論法、単純破壊的両刀論法、複合構成的両刀論法、複合破壊的両刀論法についての説明
第11回[対面/face to face]:両刀論法と詭弁両刀論法について
詭弁両刀論法の反論について練習問題に取り組む。
第12回[対面/face to face]:現代論理学への導入
命題論理学と述語論理学について。特に命題論理学の説明
第13回[対面/face to face]:命題論理学の演習
問題の解答と説明
第14回[対面/face to face]:授業内の期末試験:まとめと解説
複雑な論理的思考が正しくできるかを見る
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業の準備として教科書の該当箇所を予め読んでおいて下さい。学んだ内容は、その都度教科書で復習して理解度を確認し、次の内容が理解できるようにしておいて下さい。学習時間は4時間、本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
以下のテキストを教科書として使用します。 大貫義久・他『改訂版 論理学の初歩』(梓出版社・2013年) アマゾンPODで購入可能
参考書References
参考文献については、授業内で紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(20%)と学期末の授業内試験(80%:教科書・ノート・配布プリント持ち込み可)で決定します。できる限り授業に出席して下さい。理解しやすいように工夫して説明して行きます。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業については、多くの学生が「わかりやすかった」、「推理に興味を持てた」、「理解できると面白くなる」と書いてくれていました。内容をもっと理解しやすいものにするために、プリントと黒板を効率よく使って説明して行きます。