市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PHL100LA(哲学 / Philosophy 100)論理学ⅠLogic I
大貫 義久Yoshihisa ONUKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | Q1149 |
旧授業コードPrevious Class code | P1089 |
旧科目名Previous Class title | 論理学Ⅰ |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y601 |
配当年次Grade | 法文営国環キ1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
This course introduces the basics of the traditional formal logic to students taking this course. The aim of this course is to help students acquire an ability to think logically. Learninng time outside of classroom is 4 hours: 2 hours each for preparation and review. Your final grade will be calculated accordinng to the following prosess: Usual performance score(20%),term-end examination(80%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
私たち人間は自分の意思を言葉によって表現し、他の人に伝えることができます。しかしその際、誤解のないように自分の意思を正しく表現して伝えることが大切です。その正しく考え、表現する仕方を教えてくれるのが論理学です。私たちは普段から思考(推理)していますが、多くの場合、その推理は誤っています。この授業は、論理学を初めて学ぶ学生のために、「論理的」とはいかなることなのか、また、論理的に正しく思考し表現するためには、どのようにしたらよいのかということを、基礎から順に学んで行きます。そして最後に、日常の生活で正しくし思考し行動するためには、正しい知識(判断)と正しい論理(推理)の両方が必要であることを確認します。
到達目標Goal
説明と練習問題によって、論理的に思考し表現する方法が実際に身につくようになることが、この授業の到達目標です。学期末試験は、正しく論理的に思考し表現する力が、身についたかどうかを見ます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義を基本とします。配布プリントと教科書を使い、基礎から、多くの例を挙げて、できる限り理解しやすく説明して行きます。また、論理的な思考が身につくようにするために、演習として授業内で練習問題に取り組み、フィードバックとして問題の答え合わせと解説をし各自の理解度を確認してもらいます。下の授業計画には、見慣れない多くの論理学用語が出てきますが、恐れることはありません。それら論理学用語の丁寧な説明から始めて行き、その理解の上に立って、正しく思考し、表現することを、順に学んで行きますから。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:授業ガイダンス
授業の内容、論理学への導入
第2回[対面/face to face]:論理学の根本原理について。
同一の原理、矛盾の原理、排中律の原理についての説明
第3回[対面/face to face]:概念について
概念の成り立ち、概念と判断についての説明
第4回[対面/face to face]:概念について
概念の内包と外延、概念の種類についての説明
第5回[対面/face to face]:区分と分類について
区分及び分類とは何か、区分の仕方、分類の仕方について
第6回[対面/face to face]:命題について
判断と命題、定言命題の種類、命題の記号化についての説明。
第7回[対面/face to face]:定言命題の4種類とオイラーの図について
定言命題のオイラーの図と、概念の周延・不周延の説明。
第8回[対面/face to face]:判断の命題化(標準形式化)
判断を命題の形にする方法について説明し、練習問題を解く。
第9回[対面/face to face]:推理及び演繹推理について
推理とは何か、命題の真偽と推理の妥当・非妥当等について。
第10回[対面/face to face]:演繹推理の直接推理について
矛盾・反対・大小・小反対のそれぞれの対当推理の説明。
第11回[対面/face to face]:命題の変形による直接推理について
換質法・換位法についての説明
第12回[対面/face to face]:命題の変形による直接推理について
換質換位法及び本格的な推理についての説明
第13回[対面/face to face]:練習問題で推理を身につけよう。
命題の変形による推理の練習問題を授業内で解き、その解説を行う。
第14回[対面/face to face]:授業内の学期末試験:まとめと解説
論理的な正しい思考ができるかどうかを見る
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業時間外の学習は、授業の準備として教科書の該当箇所を予め読んでおいて下さい。学んだ内容については、その都度教科書で復習して理解度を確認し、次の授業の内容が理解できるようにしておいて下さい。学習時間は4時間。本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
以下のテキストを教科書として使用します。 大貫義久・他『改訂版 論理学の初歩』(梓出版社、2013年) アマゾンPODで購入可能
参考書References
参考文献については、授業内で紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(20%)と学期末試験(80%:教科書・ノート・配布プリント持ち込み可)で決定します。平常点(20点)は各単元ごとの練習問題の取り組みを、学期末試験(80点)は、問題によって内容の理解度を見ます。できる限り出席し演習(練習問題)に取り組んで下さい。理解しやすいように工夫して説明して行きます。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講義では、多くの学生が「わかりやすい授業だった」、「レジュメのプリントや問題演習もあってよかった。理解できると楽しかった」と書いてくれていました。説明のスピードに配慮し、理解が進むよう授業を工夫します。