市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
PHL100LA（哲学 / Philosophy 100）論理学ⅡLogic II
大西 正人Masato ONISHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | Q1142 |
| 旧授業コードPrevious Class code | P1082 |
| 旧科目名Previous Class title | 論理学Ⅱ |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y403 |
| 配当年次Grade | 法文営国環キ1～4年 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群（人文分野） |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
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Outline (in English)
Logic is defined as researching the form of correct thinking. It is because there is a philosophical interest in knowing why thought is established in the first place. What you can understand by studying thinking is that thinking is a task of finding unity in the world that appeared separately at first and combining the world. So if you can think well, the world will be clean and refreshing. That feeling at the time "I understood!" On the contrary, when you can not think well, you will say "I can not put together my idea." To think is to make it clear and to be clear. Since we want to be clear, we hope to be able to think right. Logic will help that.
In Logic I, things called traditional formal logic were mainly dealt with. On the other hand, this Logic II also focuses on modern logic attempts to overcome the problems and limitations of such traditional formal logic. However, we will be able to take it independently without assuming that you take Logic I.
The purpose of this course is to be able to think logically and correctly.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading will be decided based on the total score of confirmation tests (100%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
論理学は正しい思考の形式の研究と定義されている。わざわざ「正しい」とついているのは、そもそもなぜ思考というものが成り立ちえているのか知りたいという哲学的な関心もあるからである｡思考を研究してみてわかることは、思考が、初めばらばらに現れていた世界の根底に本質的な統一を見出しそれらを結合しまとめる作業だということである｡だからうまく考えることができると世界はまとまりがついてすっきりする。「わかった！」というときのあの感覚である｡逆にうまく考えられないことを考えが「まとまらない」と言うのもそのためである｡考えられるとは、まとまること・すっきりすることである｡私たちはすっきりしたいから正しく考えられるようになりたいと願う。論理学はその手助けをする。それにより学生は思考や他者との議論が成り立つためのかなめの点、つまり論理というものがあるのを理解できるようになる。論理学は学生が他者との間に議論を理性的に組み立てていく作業に積極的に加わることができるようになることを目指す。
春学期の論理学Ⅰでは伝統的な形式論理学と呼ばれるものが主に扱われた。それに対してこの秋学期の論理学Ⅱでは、そうした伝統的な形式論理学の問題点や限界を乗り越えようとする近代以降の論理学の試みにも焦点を当てる。ただし、論理学Ⅰの受講を前提とせず独立にとれるように配慮する。
到達目標Goal
本講義の到達目標は、受講生が、①論理的思考の練習ができるようにし、②さらになぜ私たちはものを考えることのできる「ひと」でありえているのか、思考そのものの成り立ちに対する洞察を通して人間理解を深められるようにすることである。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、法学部・国際政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP3、国際文化学部：DP2、人間環境学部：DP2、キャリアデザイン学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義形式で進めながら、適宜、教科書の問題を解いてみる。授業後にグーグルフォーム上の小テストを行う。課題等の提出・フィードバックは学習支援システムやグーグルフォームテストを通じて行う予定です。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：ガイダンス
論理学への導入
2[対面/face to face]：三段論法(1)
三段論法の格式
3[対面/face to face]：三段論法(2)
正しい三段論法の規則
4[対面/face to face]：三段論法(3)
ベンの図形による三段論法の妥当性の判定
5[対面/face to face]：誤謬論
なぜ誤謬に陥るのか
6[対面/face to face]：帰納推理(1)
帰納推理とは何か
7[対面/face to face]：帰納推理(2)
ミルの帰納法
8[対面/face to face]：記号論理学(1)
記号論理学とは何か
9[対面/face to face]：記号論理学(2)
命題論理学
10[対面/face to face]：記号論理学(3)
命題の記号化と真理表、簡単な思考装置の設計
11[対面/face to face]：記号論理学(4)
結合記号の相互関係
12[対面/face to face]：記号論理学(5)
恒真命題
13[対面/face to face]：記号論理学(6)
公理主義体系
14[対面/face to face]：記号論理学(7)
限量論理学
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
予習は、事前に教科書の次の章を読む。
復習は、前回のグーグルフォーム上の小テストの模範解答をチェックしてから授業で解答が示された教科書の問題を解きなおすこと。そのうえで今回のグーグルフォーム上の小テストを受けること。
テキスト（教科書）Textbooks
論理学入門／千葉茂美 東千尋 若山玄芳／学陽書房 ISBN-313-35005-5
参考書References
授業中に指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
原則、授業後に行われる上記小テストの合計点100％で評価。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回行っている前回小テストの解説を工夫し、これまでの復習や定着がより効率的にできるようにしたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
上記グーグルフォーム上の小テストを受けるためのデバイス。PCが望ましい。