市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
PHL100LA（哲学 / Philosophy 100）哲学ⅡPhilosophy II
谷口 力Chikara TANIGUCHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | Q1102 |
| 旧授業コードPrevious Class code | P1062 |
| 旧科目名Previous Class title | 哲学Ⅱ |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y603 |
| 配当年次Grade | 法文営国環キ1～4年 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群（人文分野） |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
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Outline (in English)
［Course outline］
The main objective of this course is to study overview of the following major philosophical questions and problems: “mind” and some related ethical problems of “mind” (value, moral, life, etc.).
［Learning Objectives］
The goals of this course are to understand and examine many ideas, ways of thinking of “mind” in the philosophical history.
［Learning activities outside of classroom］
Before/after each class meeting, students will be expected to have read the relevant books.
［Grading Criteria/Policies］
Final grade will be decided based on a term-end exam（50％）, and the quality of students' class participation（50％）.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
哲学は、古い常識を批判し、新しい常識をクリエートします。このような観点から、古代から現代に到る哲学の根本問題を、古代から現代の主要学説を手がかりにしながらできるだけ平明に解説します。
この授業では、伝統的な古典哲学から現代の分析哲学までを概観しながら、主として、「心」および「心」に関するいくらかの倫理的な問題（価値、道徳、生、など）について、各時代の哲学者たちが、どのように考え、論じてきたのかを学びます。
到達目標Goal
授業のテーマは、常識批判であり、それを、主要な哲学の根本問題を学習することを通して深めることを到達目標とします。
この授業では、主として、以下の内容の理解を目標とします。
・古代ギリシャ哲学における心
・大陸合理論における心
・イギリス経験論における心
・近代ドイツ哲学における心
・19～20世紀哲学における心
・現代分析哲学における心
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、法学部・国際政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP3、国際文化学部：DP2、人間環境学部：DP2、キャリアデザイン学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業形態は講義形式です。序論として、まず西洋哲学史全体の説明をしたうえで、各哲学の項目に入っていきます。授業の進め方としては、レジュメを配布し、内容・ポイントを解説し、レジュメに書ききれない部分については、そのつど各哲学者の著作から補足説明していきます。質問があれば、随時お応えします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：哲学Ⅱのオリエンテーション～哲学の基本的性格
・授業の案内と導入
・心の哲学とは何か
・西洋哲学史全体の流れ
第2回[対面/face to face]：哲学の根本問題について1
：古代ギリシャ哲学（1）
・ソクラテス（徳の知、死について、など）
・プラトン①（プシュケー、想起説、など）
第3回[対面/face to face]：哲学の根本問題について2
：古代ギリシャ哲学（2）
・プラトン②（魂の正しさについて）
第4回[対面/face to face]：哲学の根本問題について3
：古代ギリシャ哲学（3）
・プラトン③（正しさとは何か）
・アリストテレス（アニマ）
・近代への過渡期
第5回[対面/face to face]：哲学の根本問題について4
：大陸合理論
・デカルト（コギト、二元論、など）
・スピノザ（汎神論、善悪の相対性、など）
・ライプニッツ（モナドロジー）
第6回[対面/face to face]：哲学の根本問題について5
：イギリス経験論
・ロック（タブラ・ラサ、感覚と反省、など）
・ヒューム（知覚の束、同一性の否定、など）
・バークリ（存在するとは知覚されること）
第7回[対面/face to face]：哲学の根本問題について6
：近代ドイツ哲学（1）
・カント（実践的要請、定言命法、など）
第8回[対面/face to face]：哲学の根本問題について7
：近代ドイツ哲学（2）
・フィヒテ（自我）
・ヘーゲル（精神現象学、など）
第9回[対面/face to face]：哲学の根本問題について8
：19～20世紀哲学
・シュティルナー（唯一者、など）
・ニーチェ（自己、ニヒリズム、など）
・ブレンターノ（志向性）
・その他、独英米の諸議論
第10回[対面/face to face]：哲学の根本問題について9
：現代分析哲学（1）
・ウィトゲンシュタイン①（世界の限界、形而上学的主体、など）
第11回[対面/face to face]：哲学の根本問題について10
：現代分析哲学（2）
・現代の心の哲学①（行動主義、心脳同一説、機能主義、消去主義、随伴現象説、性質二元論、など）
第12回[対面/face to face]：哲学の根本問題について11
：現代分析哲学（3）
・現代の心の哲学②（非法則的一元論、クオリア、認知的閉鎖、さまざまな思考実験、など）
第13回[対面/face to face]：哲学の根本問題について12
：現代分析哲学（4）
・ウィトゲンシュタイン②（言語ゲーム、生きている人間、まなざし、など）
第14回[対面/face to face]：哲学の根本問題について13
：大乗仏教の哲学～現代世界および現代日本と哲学について～哲学Ⅱのまとめ
・炎のたとえ
・心の哲学が教えること
・試験について
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
授業前：興味ある哲学者の著作は読んでおくことが望ましい。
授業後：興味をもった哲学者の著作を読んでみることが望ましい。
テキスト（教科書）Textbooks
定まった教科書は用いず、授業時にプリントを配布します。
参考書References
シュヴェーグラー『西洋哲学史』（上・下巻）、谷川徹三・松村一人訳、岩波文庫、1958年改版。その他、授業時に適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
セメスター末の試験を基準として、平常点も参考とします。
この授業では、原則として、期末試験50%、平常点50%で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
哲学に詳しくない人でも十分に理解できるように、日常的な事例を挙げながら、よりわかりやすい説明を心がけています。
その他の重要事項Others
哲学に興味・関心のある方の履修を推奨します。
春学期の「哲学Ⅰ」を受講していない方も履修可能です。