市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
LIT200LA（文学 / Literature 200）外国文学と文化ＬＡForeign Literature and Culture LA
酒井 健Takeshi SAKAI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | Q1309 |
| 旧授業コードPrevious Class code | P1039 |
| 旧科目名Previous Class title | 文学Ⅰ |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市BT‐0609 |
| 配当年次Grade | 法文営国環キ1～4年 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 1群（人文分野） |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
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Outline (in English)
1) Hard class = In this class, you will learn French poetry and criticism from a philosophical perspective. You will be required to write and submit a considerable reaction paper each time. This class is perfect for students who really want to study and who actively participate in class.
2) Philosophical perspective = Idea of beauty, modernity, classical aesthetics, usefulness, etc.
3) Poetry and painting criticism = Specifically, we will deal with the poetry and painting criticism of French poet Baudelaire. We will also learn about works belonging to the Louvre Museum.
4) Overview of the spring semester: After learning about the history and culture of Paris, we will read some of Baudelaire's masterpieces from his collection of poems, ``The Flowers of Evil,'' and then move on to his art criticism.
5) Further purpose: We will also study the Baudelaire theories of Georges Bataille, who is the leader of modern Western thought.
Through this course students are expected to get knowledge to appreciate analytically and critically literary and artistic works.
Students should read beforehand relevant works. They need also to submit an assignment after having studied each work, for which they must spend at least four hours.
Final grade will be calculated according to the total score of reaction papers (50%)and final report (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
0）初回の授業（4月8日月曜日2時限にオンラインで実施（hoppiiの「お知らせ」でズームアドレスを通知））での出席が必須です。当日提示するアンケートをもとに選抜を行います。30名が受付リミットです。
1）ハードな授業＝この授業は、哲学的視点からフランスの詩と評論を学んでいきます。毎回かなりの分量のリアクション・ペーパーの執筆と提出が求められます。本当に勉強したい人、能動的に授業に臨む人に最適の授業です。
2）哲学的視点＝美とは何か。近代性とは何か。さらに近代社会の特徴である有用性（役に立つこと）、古典主義美学の基本（調和と節度を求める理性的な表現）についても考えていきます。
3）詩と絵画評論＝具体的にはフランスの詩人ボードレールの詩と絵画評論を扱います。同時にルーヴル美術館の所蔵作品についても学んでいきます。
3）春学期の概要＝パリの歴史と文化を学んでから、ボードレールの詩集『悪の華』の代表作をいくつか読み、彼の美術評論に入っていきます。
4）さらなる目的＝西欧現代思想の担い手ジョルジュ・バタイユのボードレール論も学んでいきます。
到達目標Goal
1）詩と絵画と評論文をとおして、西欧文化の広さと深さを学ぶ。
2）自分の言葉で授業内容を理解して文字で表現できるようにする。
3）哲学的な見方を身につける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、法学部・国際政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP3、国際文化学部：DP2、人間環境学部：DP2、キャリアデザイン学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
0）繰り返しになりますが、選抜を初回の授業（4月8日月曜日2時限にオンラインで実施）で行います。選抜結果は翌日ウェブ上に掲載されます。
1）教材や資料は学習支援システムに載せます。授業で配布する資料もあります。
2）基本的に講義形式ですが、学生の発表を歓迎します。
3）授業の最後30分を使って、板書された課題についてレポートを書いて提出します。
4）次回の授業で添削したレポートを返却します。優秀なレポートについては授業で紹介して、今後の勉強の指針にします。
5）期末レポートの提出が求められます。その課題は最終授業で提示します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]：授業の説明
哲学的視点から詩と美術評論を読む意義について。ボードレールの紹介。
2[対面/face to face]：パリの歴史①
フランスの首都パリについて、その生まれから学ぶ。
3[対面/face to face]：パリの歴史②
ボードレールの生きた19世紀パリの紹介。
4[対面/face to face]：『悪の華』の「白鳥」①
パリの変化。文学的背景（ウェルギリウスの詩『アイネーイス』）、およびトロイ戦争について。
5[対面/face to face]：「白鳥」②
ボードレールにとって白鳥が意味するものを理解する。
6[対面/face to face]：「白鳥」③
この詩の主題「回想」を哲学的に考察する。
7[対面/face to face]：「白鳥」④
この詩に影響を受けたマラルメの詩とアポリネールの詩を読んで文学への考察を深める。
8[対面/face to face]：『悪の華』所収の「灯台」①
この詩で紹介される画家について。
その１．ルーベンス、レオナルド、レンブラントについて。
9[対面/face to face]：「灯台」②
この詩で言及される画家について。
その2．ミケランジェロ、ヴァトー、ゴヤについて。
10[対面/face to face]：評論「1855年の万国博覧会、美術」①
第1章「批評の方法」を読む。
11[対面/face to face]：評論「1855年の万国博覧会、美術」②
第2章「アングル」を読む。
12[対面/face to face]：評論「1855年の万国博覧会、美術」③
第3章「ドラクロワ」を読む。
13[対面/face to face]：ボードレール論の紹介
バタイユ『文学と悪』所収の「ボードレール」を読む。
14[対面/face to face]：ボードレールと現代
今学期のまとめ。期末課題の提示。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
扱われる作品をあらかじめ読んでしっかり内容をつかんでおいてください。授業で紹介する詩と研究論文も読んでおいてください。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
決まった教科書はありません。資料、教材を学習支援システムおよび授業内で配布します。
参考書References
【参考書 / References】
『大学生のためのレポート・論文術』小笠原喜康、講談社現代新書1603．
『論文レポートの文章作法』古郡廷治、有斐閣新書C164
ボードレール『ボードレール全詩集１』阿部良雄訳、ちくま文庫、1998年。
ボードレール『ボードレール批評１ ― 美術批評１』阿部良雄訳、ちくま文庫、1999年。
バタイユ『文学と悪』山本功訳、ちくま学芸文庫、1998年
成績評価の方法と基準Grading criteria
上記【到達目標】の3点を評価の基本にします。
各回提出のレポート（50％）、期末のレポート（50％）により成績をだします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
とくにありません。
その他の重要事項Others
選抜のある授業です。最初の授業には必ず出席すること。