市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PRI100LA(情報学基礎 / Principles of informatics 100)情報処理演習Seminar on Information Processing
大間 哲Tetsu OMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | Q0301 |
旧授業コードPrevious Class code | P0301 |
旧科目名Previous Class title | 情報処理演習 |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月5/Mon.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市富士‐F309 |
配当年次Grade | キ1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 選択基盤科目 0群(自校教育、基礎ゼミ、情報、キャリア教育関連科目等) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
<Course outline>
In this class, you will learn the way of using internet search engines as well as basic skills needed in using computer software and network services.
<Learning Objectives>
The objective of this class is NOT only acquiring computer skills BUT to learn how to find the necessary information when you need it, from now and in the future. Since information technology is advancing every day, it is more important to understand what the computers and/or network services actually are and what can be done with them than memorizing the way of using computer software.
<Learning activities outside of classroom>
Students are expected to understand the course content and complete the required assignments after each class meeting.
The learning time outside of classroom should be at least four hours per class.
<Grading Criteria /Policy>
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Term-end assignment:20%, Every class assignments:30%, In class contribution:50%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
大学生にとって、情報技術の習得は必須と言えます。それも、むしろ理系や経済学部等の学生だけではなく、キャリアデザイン学部等の学生にとってこそ大切でしょう。それは、皆さんが、プログラミングなどのITの専門技術者よりも、キャリアデザイン学等の幅広い知識を専門的に扱うために、パソコンやネットの情報を「道具として」使いこなすことが求められるからです。
そのため、この授業では一番の目的を、「コンピュータが使えるようになること」とはしません。実践的な実務能力を身につけられるようにします。言い換えるなら、皆さんが将来にわたって、コンピュータやネットの技術を使って、皆さんの「やりたいこと」ができるようになることを目的とします。
情報処理の技術は日進月歩ですから、今あるコンピュータや情報技術が使えるようになっても、将来皆さんが進学したり社会人になるころに、そのまま使えるとは限りません。ですから、この授業では、各コンピュータ/ソフトウェア/サービスの「操作のやり方(操作方法)」を全て丸暗記のように覚えることよりも、ソフトウェアやサービスが「どのようなものなのか、何ができるのか」を知ることを大切にします。そして、日々進化する情報処理技術に対応できるよう、応用的な操作方法は随時「検索して自力で調べられる」ようになることを目的とします。その目的実現のための手段として、この授業では、大学で学ぶために必要となる、コンピュータ/ソフトウェアおよびネット上のサービスの基本的使用方法を習得します。
同時に、大学の学びの基本となる、自ら興味があることの中から「問い」を立てて、調査をし、ディスカッションをし、結果を纏めるという一連の作業を、情報処理技術を使いながら行う演習をして、レポートや卒論に使えるスキルを身に付けます。
<オンラインでの開講について>
前年度は、初回に定員の倍以上の申込みがあったため、初回授業はオンラインとし、受講希望者多数の場合は適宜抽選等で人数を確定します(オンライン授業の方法や抽選については、学習支援システム(Hoppii)のお知らせを事前に確認してください)。
また、受講希望者数が多すぎない場合でも、情報処理演習という授業の性格上、オンラインミーティングの技術について学習することは有意義であるため、1回はオンライン開講を行う予定です。
なお、2月現在、大学の方針では原則対面授業ですので、原則は対面授業とします。ただし、万が一新型コロナ等の感染状況の再悪化やその他やむを得ない事情が起きた場合は、別途オンラインの開講もあり得ます。
ただし、対面授業であろうとオンラインであろうと、前述の目的が変わることはありません。
※大学の授業実施方針については、最新の情報を大学ホームページで確認してください。
到達目標Goal
Windows環境で基礎的なPCリテラシーやインターネットのリテラシーの習得をめざします。大学の授業のレポートや卒論作成時に使えるOfficeソフト(Word・Excel・PowerPoint)やGoogleのWebサービス、クラウド等の基本操作および活用方法を知ります。またChatGPT等の生成AIの適切な利用方法についても、学習します。
同時に、最も大切なこととして、自分がやりたいことのための操作方法を検索して、調べる技術を身につけることを目標とします。
<皆さんのパソコン等の環境について>
学期の早い時期に皆さんの学習環境(自宅等のネット環境を含む)のアンケートを行い、皆さんが将来の授業や卒業研究に役立てられるスキルを身につけられるよう内容を構築します。また、もし自宅等での環境が整わない場合は、必要な操作方法を自ら検索する能力をより高めることにより、将来必要な時に十分な情報リテラシーの習得が可能なようにします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
(1) テキストと毎回のレジュメをベースに、基礎的な操作方法を習得していきます。
(2) 毎回の授業は、講義と演習、ディスカッション等のグループワークを組み合わせて行います。
(3) 単に操作方法を学習するのではなく、コンピュータの機能を理解し、必要情報をネットで検索する能力を身につけることによって、日常生活においても効率よく使いこなせるようになることを目指します。
時間に余裕があれば、応用的内容も扱います。
※ 出席さえすれば単位がもらえる楽な科目ではありませんが、課題を着々と提出して行けば、期初に初心者であっても、最終的にはWebを利用した調査や、その結果を纏めて発表するなど、レポートや卒論に使えるだけの能力が自然に身に着くように、段階的に演習を進めます。また、暗記科目ではないので、期末テストは行いません。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:オリエンテーション
Windowsの基本操作
ネットリテラシーとセキュリティ
Zoomの基本操作
授業ガイダンス。授業の目的の確認。
自身のPCを使用する場合、使い方の確認。
WindowsPCの基本的な使い方の説明。
ネットリテラシーの基本と、セキュリティの重要性。
オンライン会議システム(Zoom)の参加者としての基本機能を知る。
第2回[対面/face to face]:電子メールとネットの基本
学習環境を整える
電子メールの仕組みと使用上の注意点。電子メールと他のコミュニケーション・ツールやSNSとの比較。
USBメモリの使い方と利用上の注意点。
アンケートによる、学生の自身の学習環境の報告。
学習支援ハンドブック等による、メールの書き方(マナー)の学習。
第3回[対面/face to face]:ウェブの仕組みと情報検索
クラウドの利用
生成AIについて
ウェブの仕組みについて理解する。情報検索演習として、ウェブから必要な情報を探すための方法を知る。
Dropboxの利用と、注意点。
ChatGPTの利用と、注意点。
第4回[対面/face to face]:Word(1)
教科書によるネットリテラシーの復習。
Windowsの基礎の復習。
ワープロソフト(Word)の基本的な文章の作成方法、
フォント・段落書式(インデント)・表について学ぶ。
第5回[対面/face to face]:Word(2)
応用的な文章作成方法。
Wordで絵・写真や図を挿入する方法。
見出し・アウトライン・スタイル・
脚注。校閲機能。見出しの利用と目次の作成(課題)。
「表計算ソフト」とは。Excelでできることを知る(頭出し)
第6回[対面/face to face]:Word(3)
Excel(1)
脚注。校閲機能(補足)。
表計算ソフト(Excel)の基本操作を習得する。
(Google スプレッドシートとの関連の確認)
第7回[対面/face to face]:Excel(2)
計算式や関数の基本的な使い方。
見やすい表の作り方。書式設定、見出しなど。
第8回[対面/face to face]:Excel(3)
Excelでグラフを作成する。
Excelの表やグラフをWordに貼り付ける。
計算式や関数の応用的な使い方。
第9回[対面/face to face]:Excel(4)
Excelでのリスト管理(データベース)。
Excelとワードの合わせ技(差し込み印刷)。
第10回[対面/face to face]:PowerPoint(1)
プレゼンテーションソフト(PowerPoint)の基本操作を習得する。
発表資料としてのPowerPointファイルの作成。
第11回[対面/face to face]:PowerPoint(2)
簡易DTPとしてのPowerPointの利用。
Word Excelとの連携。
第12回[対面/face to face]:Offceiソフト綜合演習
Excel、Word、Powerpointを総合的に使用し、最終課題の準備を行う。
第13回[対面/face to face]:GoogleのサービスとOfficeソフトの合わせ技
Google Forms(アンケート調査)、Google Spreadsheet
Excel、Word、Powerpointを総合的に使用し、最終課題を行う。
第14回[対面/face to face]:総合演習
授業で扱った内容を振り返る。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・本授業の準備学習・復習時間は、それぞれ2時間を標準とします。
・小課題を期日を守って、決められた方法で提出してください。
・次の授業に向けてのリーディング・アサイメント(準備学習としての読む課題)を出すことがあります。その場合は、そこを読んでから授業に臨むようにしてください。
テキスト(教科書)Textbooks
・『情報リテラシー教科書 -Windows11/Office2021対応版-』 矢野文彦 著 オーム社 (定価:本体2090円)
(『情報リテラシー教科書 -Windows10 Office2019 対応版-』 でも可。自分が持っているパソコンのソフトのバージョンに合わせてください)
・『キャリアデザイン・就活のプロによるChatGPT徹底活用法: 就活生・就職担当者必携AIアシスト・キャリアデザイン』大間哲 著 カットシステム(定価:1540円)
参考書References
・『情報処理エンジニア職業ガイド –プログラマ・ITエンジニア・SEのためのキャリアデザイン-』 豊沢聡/大間哲 著 カットシステム (定価:本体1800円)
・『レポート・論文作成法』 井下千以子 慶応義塾大学出版会(他の授業でテキストとして指定されている場合もあります)
・法政大学『学習支援ハンドブック』 http://www.hoseikyoiku.jp/lf/ (法政大学教育開発・学習支援センター)のメニューより「学習支援ハンドブック」を選択。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への参加状況(出席という意味ではありません。積極的な参加という意味です。)や課題提出状況をふまえて総合的に評価します。情報処理は、高校時代も含むそれまでの経験によって知識レベルに大きく差が出る可能性がある授業です。しかし、初心者であっても、恐れる必要はありません。真面目な講義・演習への参加と小課題の提出によって必要なゴールは達成できるようにします。また、熟達者や真剣にスキルの向上を望んで取り組む者には、さらに加点方式で評価がなされるよう工夫します。
・授業内の講義と演習への参加(配点比重 50%)
・毎回の小課題の提出(未提出の場合、その課題について0点。提出遅れは減点)(配点比重30%)
・総合課題(配点比重20%)
※期末テストは行いません。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・自らの興味がある事について能動的に調べ、ディスカッションし、発表するという課題は好評でもあり、また、大学での学び方の基本でもあるので、今期も続けたいと考えています。
・好評だった、最終的な総合課題に向けてのグループワーク、ディスカッション方式での演習は続けたいと考えています。
・「『月曜5限可哀想~』と友人から言われても、『情報処理楽しいから良いんだ~』と言い返すくらい楽しい授業でした」「学生の視点に立って接して下さり、とても嬉しかった」(授業アンケートより)。今期も学生の皆さんがそう思ってくれるような、学生主体の視点で、楽しい授業を目指します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
・初回参加時までに、このシラバスと、学習支援システム(Hoppii)の「お知らせ」を良く読んでおくこと。
・指定されたテキストを大学から指定された方法で入手すること。
・この授業の目的である大学での授業のレポートや卒業研究・卒論作成に実践的に使用できるスキルを身に着けるため、できれば大学の授業で使う予定の自身のパソコンや自宅から、ネットへの接続環境を整える事が望ましい(必須ではありません)。
・今後の他の授業やレポートで使えるようになるために、自身のパソコンに慣れる意味からも、授業時に自身のパソコンを持参することを推奨する(必須ではありません)。
・自身のパソコンを持参できない場合は、大学でパソコンの貸し出し手続きをして持参すること。その場合、USBメモリー(8GB以上の容量のもの)を入手し、持参すること。
その他の重要事項Others
・基本的な内容からはじめ、段階的にレベルアップできるように授業を行います。
・学期末の必須課題を軽くし、受講生の皆さんの期末の負担を少なくするように工夫します。
・授業進度、理解度に合わせて、予定している授業日程の内容が前後することがあります。
・情報処理演習という授業の内容上、ChatGPT等生成AIの適切な利用法についても学習します。が、他の授業での生成AIの使用については、それぞれの授業の教員の指示に従ってください。
・定員超過の場合は抽選をします。抽選に漏れた場合は、他の曜日時限に開講されている同一科目を履修してください。