スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
OTR600I1（その他 / Others 600）スポーツ健康学演習ⅠSeminar in Sports and Health Studies Ⅰ
小田 佳子Yoshiko ODA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | S9020 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 多多他-その他 |
| 配当年次Grade | 1 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリー |
修士課程授業科目/Master's Course 研究指導/Research courses |
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Outline (in English)
【Course outline】
In order to complete a master's thesis as academic research in the field of sports coaching (including sports philosophy, sports pedagogy and martial arts theory), students learn about the various concepts and theories required, identify research issues that have not been clarified in previous research and set their own research topics.
【Learning Objectives】
(1) To improve problem-setting skills and to organize and clarify one's own research theme (purpose).
(2) In addition to the knowledge gained through the undergraduate thesis, add new knowledge in sports science and bring it to a high level of fruition. Acquire basic thinking and methodology for writing a master's thesis, based on a theoretical foundation of detailed and extensive insights (previous research).
【Learning activities outside of classroom】
The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
【Grading Criteria /Policy】
The evaluation will be comprehensive for each of the following items: review of previous research, development of a conceptual diagram, identification of issues from previous research, establishment of research objectives, identification of research importance, and definition of key concepts.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
スポーツコーチング領域（スポーツ哲学・スポーツ教育学・武道論を含む）の学術研究として修士論文を完成させるために、必要となる様々な概念や理論について学習するとともに、先行研究で明らかにされていない研究課題を特定し、自らの研究テーマを設定する。
具体的には、
（1）課題設定能力を高め、自らの研究テーマ（目的）を整理し明確にする。
（2）学部時代の卒業論文で培った知識に加え、スポーツ科学の新たな知見を加えた上で高い水準に結実させる。緻密で広範な見識（先行研究）を理論的基礎として、修士論文執筆への基礎的な思考や方法論を身につける。
到達目標Goal
（1）各自の問題意識に基づいて研究テーマを設定できる。
（2）各自が選んだ研究テーマに関連する先行研究を概括し、過去の研究が明らかにできなかった課題を特定することができる。
（3）学術的貢献を果たすため、研究の目的、重要性を示すことができる。
（4）研究テーマにおける重要概念を正しく定義し、理論的な背景を説明することができる。
具体的には、
A.研究構想発表会の準備ができる力を身につけること。
B.そのためには研究を十分に展開できるような日本語力の習得と、先行研究を深いところまで読み込む広範な知識の獲得が欠かせない。
C.体育やスポーツ、武道とその周辺に点在する「魅力」や「問題点」を十分に洞察できるよう、「スポーツ」と「健康」およびそれらをとりまく「社会環境」について、互いの連携にも意識をおきながら、体系的に理解する能力を身につけることが目標である。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
スポーツコーチング・哲学・武道関連の重要概念、理論、事例などについて理解を深め、各自の研究テーマを決定するため、授業では様々な重要概念や理論について探究し、どのように自身の研究に応用できるのかについてディスカッションを行う。
受講者は毎回事前に配布される資料を読み、議論に参加する準備を行う必要がある。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：オリエンテーション
修士論文の説明
本演習の目的および授業計画や実践内容などについて理解するとともに、修士論文において求められる研究の内容、構成、意義について学ぶ。
2[対面/face to face]：研究計画の設定
修士課程入学時に提示した自己の研究課題と研究計画を見直し、1年を通して取り組む研究計画を立てる。
3[対面/face to face]：先行研究を調べる
自己の研究課題に関して理解が深まるような研究テーマを設定するため、先行研究を調べ、読む。
4[対面/face to face]：先行研究をまとめる
自己の研究課題に関して理解が深まるような研究テーマを設定するため、先行研究を調べ、読み、まとめる。
5[対面/face to face]：文献の整理
研究のテーマとなる先行研究の問題を特定するため、15本～20本程度の文献を検索し、それぞれの特徴（目的・方法・結論など）をまとめる。
6[対面/face to face]：研究の背景
これまでの研究背景をもとに研究課題を設定する。
7[対面/face to face]：概念的枠組み①
修士論文研究で扱う重要概念や分析において測定する主な要因をすべて定義し、概念的枠組みを明確にする。
8[対面/face to face]：概念的枠組み②
修士論文研究で扱う重要概念や分析において測定する主な要因をすべて定義し、概念的枠組みを明確にする。
9[対面/face to face]：概念的枠組み③
修士論文研究で扱う重要概念や分析において測定する主な要因をすべて定義し、概念的枠組みを明確にする。
10[対面/face to face]：研究の目的
これまでの研究背景をもとに研究課題を設定し、研究の目的を設定する。
11[対面/face to face]：研究の重要性
自己の研究の必要性・意義・従来の研究との差(独創性)について明確にする。
12[対面/face to face]：研究の新規性
自己の研究の新規性について明確にする。
13[対面/face to face]：仮説の設定
仮説を理論的根拠とともに導出する。
14[対面/face to face]：研究方法および研究環境と対象
研究方法と研究環境を設定し、対象とする文献や事象（母集団）を特定する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業は、事前に配布される論文をしっかりと読んで疑問や感想を書き出し、ディスカッション形式で展開される演習に参加できるように準備してください。
本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特になし（毎回資料を配布する）
参考書References
各学生の研究テーマに関連する先行研究や学術図書
成績評価の方法と基準Grading criteria
先行研究のレビュー、概念図の作成、先行研究の問題の特定、研究目的の設定、研究の重要性の特定、重要概念の定義の各項目を総合的に判断する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生自身のこれまでの経験やフィールドワークの中にある「暗黙知」を自分自身で振り返り、分析し、活字におきかえ「形式知」として評価する過程を重要視する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
修士論文を執筆するためのパソコン、マイクロソフト・オフィス（ワード、エクセル、パワーポイント）
その他の重要事項Others
特になし