スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
SOM500I1(社会医学 / Society medicine 500)運動器疾患特論予防と対処特論Advanced Lectures in Musculoskeletal System Diseases
安藤 正志Masashi ANDO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | S6100 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 健康科学実習室 |
配当年次Grade | 1~2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリー |
修士課程授業科目/Master's Course 展開科目(ヘルスプロモーション科目群)/Advanced courses(health promotion program) |
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Outline (in English)
【Course outline】
Understand the basic methods of reseachs of rehabilitation.
【Learning Objectives】
Understand about body and health.
【Learning activities outside of classroom】
Students should research the body and health in the title of the lecture.
【Grading Criteria /Policy】
Grades will be determined by regular exams and reports.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
筋肉や関節(スポーツ傷害も含む)傷害と予防について学びます。
筋骨格系障害の発生のメカニズムおよび予防とリハビリテーションを理解する。
また、痛みの対処法や個々の筋肉をストレッチする方法を体験する。
到達目標Goal
この授業を学ぶことで以下のことを理解できます。
スポーツ傷害を予防する方法
運動器疾患発生のメカニズム(なぜその関節に傷害が発生するか)
関節部位の機能解剖と触診(どの筋が収縮すると関節が動くのか)
肩関節の障害はどのように診るべきか
肘、手関節の障害はどのように診るべきか
股関節の障害はどのように診るべきか
膝、足部障害の診方
各関節に発生する障害を予防するためには
傷害が発生した場合、その対処方法(外科的治療、リハビリテーション、メディカルトレーニング)をどのように進めるべきか。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」「DP6」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
各部位の機能解剖を理解するために多くのセラピストやトレーナーがバイブルにしているカパンディのテキストを紐解く。特殊な機器を用いずに運動器の障害を機能診断する徒手医学による機能診断学を学ぶ。また徒手療法手技による対処方法あるいは機能改善を目的としたメディカルトレーニングの方法を考える。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回[対面/face to face]:運動器疾患(スポーツ傷害を含む)の成り立ちと機能診断のみかた
概論、運動器疾患治療の歴史、専門用語の理解、手順など。個々の筋力を測定手順、各関節の可動性の測定手順、バランス機能の測定手順など用具や測定機器の紹介をする。実際の使用は2回目以降に分散して実施する。
2回[対面/face to face]:肩関節障害の予防と評価および対処方法
肩関節の骨学、筋および運動学を理解して、触診ができ、その機能を徒手的に評価する。また肩障害の予防方法を理解することを授業目標とする。
3回[対面/face to face]:肘関節障害の予防と評価および対処方法
肘関節の骨学、筋および運動学を理解して、触診ができ、その機能を徒手的に評価する。また肘障害の予防方法を理解することを授業目標とする。
4回[対面/face to face]:手、手指関節障害の予防と評価および対処方法
手、手指関節の骨学、筋および運動学を理解して、触診ができ、その機能を評価する。またて・手指障害の予防方法を理解することを授業目標とする。
5回[対面/face to face]:股関節障害の予防と評価および対処方法
股関節の骨学、筋および運動学を理解して、触診ができ、その機能を評価する。またその予防方法を理解することを授業目標とする。
6回[対面/face to face]:膝関節障害の予防と評価および対処方法
膝関節の骨学、筋および運動学を理解して、触診ができ、その機能を徒手的に評価でき、また治療手技を理解することを授業目標とする。
7回[対面/face to face]:足、足部関節障害の予防と評価および対処方法
足、足部関節の骨学、筋および運動学を理解して、触診ができ、その機能を徒手的に評価でき、また治療手技を理解することを授業目標とする。
8回[対面/face to face]:骨盤障害の予防と評価および対処方法
腸骨、仙腸関節の骨学、筋および運動学を理解して、触診ができ、その機能を徒手的に評価でき、また治療手技を理解することを授業目標とする。
9回[対面/face to face]:腰椎障害の予防と評価および対処方法(特に軟部組織障害)
腰椎の骨学、筋および運動学を理解して、触診ができ、その機能を徒手的に評価でき、また治療手技を理解することを授業目標とする。(軟部組織)
10回[対面/face to face]:腰椎障害の予防と評価および対処方法(特に椎間板や関節障害)
腰椎の骨学、筋および運動学を理解して、触診ができ、その機能を徒手的に評価でき、また治療手技を理解することを授業目標とする。(椎間板、関節)
11回[対面/face to face]:中下部頚椎(C2~T3)障害の予防と評価および対処方法
中下部頚椎の骨学、筋および運動学を理解して、触診ができ、その機能を評価できる。またその予防方法を理解することを授業目標とする。
12回[対面/face to face]:上部頚椎障害(後頭下関節~C2)の予防と評価および対処方法
上部頚椎の骨学、筋および運動学を理解して、触診ができ、その機能を徒手的に評価でき、またその予防方法を理解することを授業目標とする。
13回[対面/face to face]:顎関節障害の予防と評価および対処方法(特に開口障害)
顎関節の骨学、筋および運動学を理解して、触診ができ、その機能を徒手的に評価でき、またその予防方法を理解することを授業目標とする。
14回[対面/face to face]:胸郭・肋骨障害の予防と評価および対処方法(肋間神経痛・吸気呼気機能の障害など)
胸郭・肋骨の骨学、筋および運動学を理解して、触診ができ、その機能を評価できる。またその予防方法を理解することを授業目標とする。肺活量を胸郭トレーニング前後に測定し、変化していることを確認する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
解剖学、機能解剖の理解(機能解剖学あるいは解剖学と運動学に関する科目を修得しておく必要がある)本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間を標準とします。他えば主な骨名や筋肉名が理解できていること。
テキスト(教科書)Textbooks
その都度紹介する。
参考書References
その都度紹介する
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業中に出された実習課題(50%)、宿題に出された課題(50%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
少人数であったので一人一人の指導時間がとれた。講義、実技、課題発表のバランスを考慮しながら進めたい。
その他の重要事項Others
ある程度の機能解剖学あるいは運動学と解剖学に関する知識があること。骨や骨部位の名称(例;大腿骨、大腿骨頭など)、主要な筋名(例;大腿四頭筋、上腕二頭筋など)、関節の動き(屈曲、伸展など)がわかること。