イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN510F2(経営学 / Management 500)モバイルプログラミング(アドバンス)Mobile programming:Advance
五月女 健治Kenji SAOTOME
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | W3005 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 金6/Fri.6,金7/Fri.7 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 専門科目 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
カテゴリーCategory | 専門科目 |
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Outline (in English)
Using MIT App Inventor, it is possible to acquire advanced IT literacy as a business person by learning basic programming technology and experiencing various technologies required for business through the creation of mobile apps. This lecture is for Small to Medium Business.
This subject is the applied subject of the subject "Mobile Programming".
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
MIT App Inventor(以降、App Inventor)により、モバイルアプリの作成を通して、基本的なプログラミング技術を学びつつ、ビジネスで必要となるさまざまな技術を体験することによって、企業人としての高度なITの知識の習得を可能とする。
この科目は、科目「モバイルプログラミング」の応用科目である。この科目を受講することで、自身の課題を想定し、それを解決するITソリューションを実現するプロセスを体験する。この体験は、より高度なITの知識の習得を可能とする。
現在の時代の転換期において、企業は本格的なデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組むべき時期に来ている。しかし、企業人のITリテラシーは、そのスピードに対応できているのか。
App Inventorは、学校でのプログラミング教育に使用されているScratchと同じビジュアルプログラミングであると同時に、ビジネスで必要となる技術を利用して、本格的なモバイルアプリを作成できるプログラミング環境である。
対象は、中小企業を想定する。
到達目標Goal
この科目は、科目「モバイルプログラミング」の応用科目である。
自身の課題を想定し、それを解決するITソリューションを実現するプロセスを体験する。この体験によって、App Inventorまたは他のプログラミング言語によるアプリケーションの設計、作成の基本的なスキルを習得する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
App Inventorが提供する言語機能とIT関連の外部機器やサービスを利用する機能(コンポーネント)の全体像を把握し、それらを利用して実現できるソリューション例を体験する。また、期末課題として、個別指導を行いつつ、自身のソリューションを実現する。
各回の提出課題に対して改善点がある場合は、個々にフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:言語機能 講義
App Inventorが備えるリスト、辞書、関数など、言語としての応用機能について講義する。
第2回[オンライン/online]:言語機能 演習
リスト、辞書、関数など、応用機能を演習する。
第3回[オンライン/online]:コンポーネント1 講義
App Inventorが提供する各コンポーネントの基本的な機能と動作について講義する。
第4回[オンライン/online]:コンポーネント1 演習
約40種類のコンポーネントのうち20種類のコンポーネントの基本的な機能と動作について演習する。
第5回[オンライン/online]:コンポーネント2 講義
App Inventorが提供する各コンポーネントの基本的な機能と動作について講義する。
第6回[オンライン/online]:コンポーネント2 演習
約40種類のコンポーネントのうち20種類のコンポーネントの基本的な機能と動作について演習する。
第7回[オンライン/online]:ソリューション1 講義
App Inventorが提供するコンポーネントを統合したソリューション(例題1)について講義する。
第8回[オンライン/online]:ソリューション1 演習
ソリューション(例題1)の実現を演習する。
第9回[オンライン/online]:ソリューション2 講義
App Inventorが提供するコンポーネントを統合したソリューション(例題2)について講義する。
第10回[オンライン/online]:ソリューション2 演習
ソリューション(例題2)の実現を演習する。
第11回[オンライン/online]:拡張機能 講義
App Inventorの拡張機能(IoT、AI)を講義する。
第12回[オンライン/online]:拡張機能 デモ
拡張機能(IoT、AI)を使用したアプリを作成するデモを行う。
第13回[オンライン/online]:まとめ
App Inventorについて、まとめる。
第14回[オンライン/online]:期末課題
ソリューションを想定し、その実現に着手する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の授業は、前回の授業の内容を利用してさらに発展させる方式を採るので、次回までに、当日実施したテキストの該当箇所の復習を必要とする。
テキスト(教科書)Textbooks
講義資料を配布する。
参考書References
・MIT App Inventorの公式サイト
https://appinventor.mit.edu/
成績評価の方法と基準Grading criteria
各回の課題演習(70%)、期末課題(30%)。
期末課題として、自身の課題を設定し、App Inventorにより、そのソリューションを実現する。必要なら、期末課題の一連の作業について個別に指導する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ビデオ教材を充実していることで、個別質問を躊躇するケースがあった。
理解できないままにすることは望まない。直接の対話を求める。
このことは授業の最初にアナウンスする。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
App Inventor のアプリを作成するPC(WindowsまたはMac)と、アプリの実行環境としてAndroidまたはiOSを搭載したモバイル端末(スマートフォンまたはタブレット)が必要である。
その他の重要事項Others
必要な前提知識として、科目「モバイルプログラミング」の受講、またはプログラミング経験を必要とする。なお、プログラミング経験者の場合は、事前または必要になった時に、科目「モバイルプログラミング」の講義資料を参照する必要がある。
期末課題について、それぞれの受講者の興味・スキルはさまざまであるので、自身に合ったソリューションを考える。そのためこれについては個別に指導する。
オフィスアワーは、金曜日5限目とする。この日時の都合が悪い学生については、個別に調整する。
大手電機メーカーにおいて28年間勤務し、一貫してITシステムの開発・研究に従事。当該授業のテーマに対して、ITの総合的な観点で授業を実施する。