イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN540F2(経営学 / Management 500)ビジネスリーダー育成セミナーⅠSeminar of Business Leader Ⅱ
高田 朝子Asako TAKADA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | W1003 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 月6/Mon.6,月7/Mon.7 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 応用科目 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 応用科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course focused on "change management". To understand change management, the specific goals of the course are three:
1)) Visible structure. A fundamental determinant of behavior in organizations is the visible
structure of departments, reporting relationships, and incentive systems.
We will also consider explicit incentives to motivate
employees.
2) Invisible structure. Much of what matters about organizations is beyond the organizational chart. The invisible structure is the set of ideas and relationships that are unique to the organization, and critical for its performance.
3)Talents and personalities. Effective managing requires an understanding of some systematic elements of human behavior (of self and others).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
変革こそリーダーにとっての最重要課題である。本講座では自分達を取り巻く環境、自らの組織、自らの提供する財やサービスの三つの視座から変革の担い手となったビジネスリーダーをリソースパーソンに迎えて、講話を頂くとともにディスカッションを行う。
本講座の目的は3つある。
1)変革の目に見える構造を理解すること。組織における基本的な行動家一定要因は組織の連携とインセンティブシステムといった目に見える構造である。これを理解し、自分なりに組織設計の原則を理解する。
2)変革の目に見えない構造を理解すること。一方で、組織図を超えたところで変革は行われるのが一般的である。コンフリクトをどのようにマネジメントをしているのか。どのようなネットワークを持っているのか。自分に当てはめて理解する。
3)才能と個性を理解しその解放の仕方、解放された状態のマネジメントを理解すること 効果的なマネジメントには、自己と他者との人間行動の体系的な要素を理解する必要がある。どのように他者との違いは何で、何を研けばより効果的なマネジメントができるのか。本講座を通じて客観的に理解すること。
到達目標Goal
本講座の目的に示した変革の目に見える構造、目に見えない構造、才能と個性が、どのようなもので、自分に当てはめたときにどのように採用し、自己の研鑽に役立てることができるのかを、文字化し、他人に説明ができるようになること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
3名のリソースパーソンを迎える。それぞれに対して事前の学習とディスカッション、当日と二回を1セットとして授業が行われる。
まず、事前準備の回では以下のように授業が行われる。
リソースパーソンの講演前の準備が非常に重要である。何をしてきたのか自分としてどう解釈し、どのように自分の今後の行動に当てはめることができるのかについての客観的な分析とグループディスカッションを行う。その後クラスでディスカッションをおこなう。その際にはケースを利用する。「
リソースパーソンを迎えての回
話の後に質問をすること、その後何を学んだのかについての簡単な振り返りレポートを求める。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション
リーダーシップ理論
本講座の概要とリーダシップについての様々な理論についての知見を得る。その上で、自分ごとにするためにどのように振る舞うのかについてのディスカッション
第2回[対面/face to face]:構造をつくる
経営はアートと呼ばれるが、サイエンスの部分が最も重要である。アートの部分は才能と個性の影響が大きいが、それを含めてどのようにシステムとして作り上げるのか。リソースパーソンとともに考える
第3回[オンライン/online]:地域を新しい視点でリフレーミングする
人口減少が止まらない我が国において、インバウンドの誘致は地方財政の要である。グループで食をテーマにインバウンド観光ならびにフードツーリズムをどうしていくのか考察し、提言する
第4回[対面/face to face]:地域を新しい視点でリフレーミングする2
我が国は多くの観光資源がある。しかしながら、その資源に気がついておらず、多くの「もったいない」状況がおきている。どのように環境を再定義し、新たな環境を作り上げるのか。目に見える構造にするためにはどうするのか。第三回でまとめた提言をリソースパーソンにむけて提言する。
第5回[対面/face to face]:才能と個性
能力の大部分は後天的に研くことができる。人間の才能をどのように評価し、開花させるのか。理論を学ぶとともに事例をディスカッションする。
第6回[対面/face to face]:見えない構造
全く新しい企業形態を作り上げるなかで、どのように目に見えない構造を自分達の有利な方向でつくりあげ、それを実現していったのか。リソースパーソンとともに考える。
第7回[対面/face to face]:グループ発表
AIと自動化とまとめの講義
AIによる自動化の影響は、すでに私たちの個人的な生活と仕事上の努力の両方に大きな影響を及ぼしている。
ChatGPTをはじめとする生成AIはどのように私達の仕事に影響を及ぼすのか。4人一組のグループ毎に、テーマを選び発表を行う。
担当教員によるまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回授業前に準備ノートならびに前回の振り返りノートを提出する。必ず氏名と日付を記入すること。各自の討議参加のためにノートのコピーを手元に残しておくことをすすめる。公平性を維持するために、授業終了時以降のノート提出は認めない。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しない
参考書References
適宜紹介する
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業中のディスカッション内容(28%)
すべての授業に出席し、参加することが求める。授業への参加は、クラスメートの学習に貢献する機会である。授業への参加は、量より質をとる。毎回の授業で1回でも鋭い観察があれば最高の成績となり、つまらない観察が多ければ低い成績となる。全ての会合において全生徒の参加度を0~2段階で採点する。
予習状況(24%)
リソースパーソンについて求める予習ノートの提出。リソースパーソンの軌跡ならびに、そこからあなたが導き出した成功の秘訣についての考察をA4一枚にまとめる。全部で3部提出することになる。
振り返りレポート(18%)
第1回から第6回まで授業についての振り返りレポートをA4の1枚にまとめ提出する。箇条書きで構わない。ここでの主眼は自分である。何に気付き、今後の自分の振る舞いにどのように取り入れるか、または取り入れないのか。取り入れる際には何をどのように、取り入れない際はどのように考えてその意思決定をしたのかを記すこと。
最終発表(30%)
4-5名一組のグループで発表する。グループで一つのPPTを提出しそれにサインをすること。グループで25%は同じ評価がされる。残りの5%は各メンバーがお互いの貢献度を評価したものを採用する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
企業を経営するリーダーたちの事例からその背後にある経営理論についても解説するように努めたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし
その他の重要事項Others
特になし