イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN510F2(経営学 / Management 500)デザイン思考とビジネス創出A design thinking and creation of new business
都丸 孝之Takayuki TOMARU
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | W0133 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期前半/Spring(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 木6/Thu.6,木7/Thu.7 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 専門科目 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
カテゴリーCategory | 専門科目 |
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Outline (in English)
This lecture is a program to propose new business proposals using design thinking. It is designed to create new value based on the customer's needs and derive new business hypotheses by using effective methodologies such as customer value chain analysis (CVCA). In addition, this course will cover business risk and profitability using the net present value method (NPV) to verify business feasibility.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義は、ビジネスを創出する上で必要な、近年注目されているデザイン思考を用いた、新たなビジネス提案を行うプログラムです。特に顧客ニーズの導き出し方や、顧客価値連鎖などのビジネスを考える上で効果的な方法論を使いながら顧客視点で新しい価値を創造、新たなビジネスの仮説を導き出します。また、ビジネスの実現性を検証するための、ビジネスリスクや正味現在価値法を用いた収益性を学びます。
到達目標Goal
顧客価値の導き出し方を理解し、顧客視点で新しい価値を創造し、ビジネスモデルの仮説を作り出します。また、提案したビジネス仮説が、現場や顧客課題を本当に解決できるかどうかを検証するためのスキルを身につけます。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義は、ビジネスを創出する上での方法論を、演習を通じて理解します。その方法論を使いながら新たなビジネスの提案を行うチーム協業で行うプロジェクト形式の講義となります。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:デザイン思考とは
デザイン思考の概要説明
第2回[対面/face to face]:参与観察からビジネス仮説を導き出す1
みかん畑の耕作放棄地を活用するための地域活動の事例
第3回[対面/face to face]:参与観察からビジネス仮説を導き出す2
参与観察。問いの立て方。仮説の導き出し方を解説
第4回[対面/face to face]:顧客価値連鎖分析
お金、もの、情報の流れを可視化。ステークホルダーのニーズ・課題分析
第5回[対面/face to face]:システムの問題分析
現状問題構造ツリーを用いた問題の根本原因の分析
第6回[対面/face to face]:アイディア創出 1
マトリックス法、構造シフト発想法
第7回[対面/face to face]:アイディア創出 2
シナリオグラフ
第8回[対面/face to face]:アイディア創出 3
バリューグラフを用いた顧客価値検証
第9回[対面/face to face]:リーンキャンバス
リーンキャンバスを用いたビジネス全体像のスケッチ
第10回[対面/face to face]:ビジネスリスク
FMEAを用いたビジネスリスクの洗い出しと未然防止
第11回[対面/face to face]:シナリオプロトタイピング
シナリオを用いたプロトタイピングの演習
第12回[対面/face to face]:ビジネスの収益性検証1
正味現在価値法を用いたビジネスの収益性検証(講義)
第13回[対面/face to face]:ビジネスの収益性検証2
正味現在価値法を用いたビジネスの収益性検証(演習)
第14回[対面/face to face]:ビジネス提案
チーム発表
担当教員によるまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回、講義で学んだビジネス創出の方法論を活用し、チーム協業で課題を実施していただきます。チーム課題の作業時間の目安は2時間です。
テキスト(教科書)Textbooks
毎回講義資料を配布します。
参考書References
・前野隆司ら「システム×デザイン思考で世界を変える」日本経済新聞出版、2012年
・Krista M. Donaldson , Kosuke Ishii, Sheri D. Sheppard, Customer Value Chain Analysis, Research in Engineering Design, Volume 16, Issue 4, pp 174-183,2006.
・石野雄一「道具としてのファイナンス」日本実業出版社、2022年
・土井秀生「DCF企業分析と価値評価」東洋経済新報社、2001年
成績評価の方法と基準Grading criteria
・チーム課題(40%)、チーム活動の貢献度(30%)、チームの最終発表(30%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・チームディスカッションの時間を多くとるよう配慮します。
・グループワークにおいてはなるべく全グループに発表していただく機会を設けます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
グループワークに用いる、演習シートをオンライン上でアクセスしていただくため、パソコンが必要となります。
その他の重要事項Others
チーム協業のプロジェクト形式ですので、チーム活動に必ず参加してください。担当教員は、大企業、中小企業での新規ビジネスの立案、製品企画・設計、購買、生産などを経験した実務家教員であり、その知見を活用した講義を行います。