イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN510F2（経営学 / Management 500）サプライチェーンマネジメントSupply chain Management
都丸 孝之Takayuki TOMARU
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | W0109 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期前半/Fall(1st half) |
| 曜日・時限Day/Period | 月6/Mon.6,月7/Mon.7 |
| 科目種別Class Type | 専門講義 |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1・2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 専門科目 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| カテゴリーCategory | 専門科目 |
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Outline (in English)
In this lecture, a business game about supply chain will be introduced to experience the production and logistics activities of enterprises. In addition, this lecture introduces theory to help students understand the importance of inventory compression and lead-time reduction. lecturers will describe actual supply chain sites, including logistics and inventory planning of the major beverage industries.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本講義では、企業の生産活動や物流活動を実際に体験するためのサプライチェーンに関するビジネスゲームを取り入れ、在庫をどうやって圧縮しているのか、リードタイムを短縮するためにはどうしたらよいのか、受講生同士のディスカッションを通じてサプライチェーンの理解を深める。また、大手飲料業界や大手小売り業界がどのようにして需要予測を行っているのか、また物流拠点、在庫計画など実際の現場を詳しく解説する。
到達目標Goal
ビジネスゲームを取り入れること、また実際の企業が行っている生産・物流活動を理解することで、生産から物流全体を横断したサプライチェーンの理解を深め、現場目線での能動的な改善提案ができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
ビジネスゲームを活用した能動的学習法を取り入れることで履修者同士のディスカッションを促す。また、飲料業界や小売りなどの業界の課題を理解することで、生産や物流ネットワークのあり方をディスカッションする。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：貿易ゲーム
限られた資源（道具）で、指定された製品を短時間で製造・販売する。チーム内での協業、他チームとの交渉を行いながら、チームの利益最大化を目指す。
第2回[対面/face to face]：サプライチェーンの課題と対策
サプライチェーンマネジメントへの要求事項、課題を俯瞰し、課題に向けた対応策の事例を紹介する。
第3回[対面/face to face]：ビールゲーム①
小売り、2次卸、1次卸、工場に分かれたサプライチェーンを体感するビジネスゲーム。在庫費、受注残費を最小限にすることが求められる。
第4回[対面/face to face]：ビールゲーム②
小売り、2次卸、1次卸、工場に分かれたサプライチェーンを体感するビジネスゲーム。在庫費、受注残費を最小限にすることが求められる。
第5回[対面/face to face]：生産性改善①
サプライチェーンの生産性向上における基本的な考え方を、演習を交えながら理解する。
第6回[対面/face to face]：生産性改善②
生産性向上における基本的な考え方を演習を交え、更に発展させる。在庫管理に影響を与える要因を論理的に整理して、課題と取り組み事例を整理する。
第7回[対面/face to face]：ビジネスゲーム（CANDY OG)①
ビジネスゲームによる疑似体験を通じ、生産性改善と在庫管理に関する基本的なポイントを再確認する。
第8回[対面/face to face]：ビジネスゲーム（CANDY OG)②
ビジネスゲームにおいて競争と協業を疑似体験し、サプライチェーンを俯瞰する視点の重要性を理解する。
第9回[対面/face to face]：サプライチェーンと中小企業
大企業は、投資家からグローバル基準で厳しい評価にさらされている。サプライチェーンの特性を把握し、直接・間接で中小企業として果たす役割や、顧客大企業の期待に応える取り組みについて考える。
第10回[対面/face to face]：S&OP（Sales and Operations Planning）
S&OPとはS&OPの目的と効果を説明する。
第11回[対面/face to face]：業界事例
飲料業界の事例。震災時の供給と最盛期の供給対応を解説する。
第12回[対面/face to face]：物流戦略
物流ネットワーク。VMI。在庫配置。輸送管理
第13回[対面/face to face]：SCMにおけるベンチャー企業の取組み事例
店内物流の改善事例を紹介する。
第14回[対面/face to face]：プロジェクト事例
大型物流倉庫を活用したサプライチェーンネットワークの構築
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
生産・物流現場の実態を事前に調査しどのような課題を抱えているのか文献や新聞等で情報収集しておくこと。本講義の事前学習、復習時間は、2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
毎回講義資料を配布する。
参考書References
・ショシャナ・コーエン「戦略的サプライチェーンマネジメント」英治出版、2015
・ハーバード・ビジネス・レビュー「デジタル変革で強化するサプライチェーンの競争力」ダイヤモンド社、2020年12月号
成績評価の方法と基準Grading criteria
・グループ討議（50％）、課題レポート（50％）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・チームディスカッションの時間を多くとるよう配慮する。
・グループワークにおいてはなるべく全グループに発表していただく機会を設ける。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
ビジネスゲームにおいては、ウェブアクセスが必要なためパソコンが必要
その他の重要事項Others
企業における、生産活動や物流活動の内容を事前に理解しておくこと。担当教員は、大企業、中小企業での新規ビジネスの立案、製品企画・設計、購買、生産などを経験した実務家教員であり、その知見を活用した講義を行う。