現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration
SOC100JA（社会学 / Sociology 100）老年学Non-profit Organization Study
新名 正弥Masaya SHINMEI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | N0117 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 金4/Fri.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 多大B‐202 |
| 配当年次Grade | 1～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 現代福祉学部以外のSSI生は授業コード「N5117」を選択すること。 |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| SDGsCPSDGs CP | ○ |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリー（2021年度以前）Category (~2021) | |
| カテゴリー（福祉コミュニティ）Category (Department of Community Development) | |
| カテゴリー（臨床心理）Category (Department of Clinical Psychology) | |
| カテゴリー福祉コミュニティ学科（2020年度以前入学者）Category福祉コミュニティ学科 (~2020) |
視野形成科目 社会系 |
| カテゴリー福祉コミュニティ学科（2021年度以降入学者）Category福祉コミュニティ学科 (2021~) |
視野形成科目 社会系 |
| カテゴリー臨床心理学科（2020年度以前入学者）Category臨床心理学科 (~2020) |
視野形成科目 社会系 |
| カテゴリー臨床心理学科（2021年度以降入学者）Category臨床心理学科 (2021~) |
視野形成科目 社会系 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Gerontology is an interdisciplinary subject dealing with the aging of humans and society surrounding the elderly. The lecture aims to comprehensively describe the biological, psychological, social-psychological, and sociological perspectives of gerontology and explain the themes, especially in social gerontology. On the other hand, because of the multidisciplinary nature of gerontology, the lecture aims to exemplify how values embedded in perspectives of gerontological theories differently affect the understanding of social issues surrounding aging and its policy response.
By the end of the course, students are expected to understand the basic terms and theories concerning aging.
Before the lecture, students must tackle assignments (about 2 hours). After the class, students are asked to answer quizzes (about 2 hours).
The course's grading will be based on quizzes/assignments (40%) and term-reports (60%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
老年学は、生物が普遍的に経験する「加齢・老化」現象を人間の視点から学際的に捉えることを目的とする学問領域である。本講義では、老年学の生物学的、心理学的、社会心理学的、社会学的視点を網羅的に解説するとともに、特に社会老年学領域のテーマについて重点的に解説を行う。一方で、老年学の学際性故に老いに対する様々な見方があり、その見方によって「問題の所在とその社会的対応」が異なることも学ぶ。
到達目標Goal
老年学の方法及び理論、人口論、身体、心・精神、社会、政治、環境、死などの各テーマにおける視座と現代的課題を学ぶ。加えて、老化に係わる課題に対応するための個人的適応及び社会政策による対応について海外の動向を関連させ学ぶ。これらの作業を通じて、人間の老いという現象を社会や文化、そして価値による影響を含めて多角的に理解する。加えて、学生が現実の政策課題について理論的な思考を応用的に展開できることを目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
主に講義を中心に進め、映像資料を多数用いる。各回の内容についてリアクションペーパーを記すことで理解を深めてもらう。また、課題のフィードバックはLMS等を通じて適宜コメントする他、課題提出翌週の講義開始時に解説を行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：オリエンテーション
講義のねらい、講義の構成、スケジュール、成績評価
第2回[対面/face to face]：老年学とは
老化・加齢について、老年学・社会老年学のアプローチ
第3回[対面/face to face]：人口の高齢化
人口高齢化、少子化、地域差と社会変動の影響
第4回[対面/face to face]：老化と身体
高齢者の寿命
高齢者の疾病と障害
第5回[対面/face to face]：老いと心・精神
高齢者の心と知能、感情と欲求、パーソナリティ
心理的適応
老いと発達（生涯発達理論と老年的超越）
第6回[対面/face to face]：高齢期の健康問題と対応
老化と健康
認知症
第7回[対面/face to face]：老化の社会学理論①
活動理論、離脱理論、継続性理論等の老化に関する社会学理論
第8回[対面/face to face]：老化の社会学理論②
老いに対する態度、エイジズム
老化の政治経済学的アプローチ、ポストモダンアプローチ
第9回[対面/face to face]：高齢期の社会関係と社会参加①
高齢期の家族・社会関係
第10回[対面/face to face]：高齢期の社会関係と社会参加②
雇用、ボランティア、政治参加
第11回[対面/face to face]：高齢社会の問題と政策対応
社会問題の社会学アプローチと構造化された依存
第12回[対面/face to face]：老いと経済
経済格差と政策対応
第13回[対面/face to face]：老い、医療・介護、終末期
多死社会における医療・介護・終末の課題
第14回[対面/face to face]：⾼齢社会の構造（グローバリゼーション、老いを取り巻く社会構造の変化）
少子高齢社会の展開と政策課題について検討する
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
新聞、雑誌、書籍、テレビ番組等から関連するテーマについて日頃から注意しておくこと。また、自身の高齢者との経験について振り返っておくことが望ましい。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特に指定しない。授業前に資料を配付する。
参考書References
国民の福祉と介護の動向（厚生労働統計協会）
高齢社会白書（厚生労働省）
成績評価の方法と基準Grading criteria
リアクションペーパーによる各回の振り返り、クイズ、レスポンスペーパー（40％）、期末レポート（60％）によって総合的に判定する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
領域が広い教科であるが、標準的な体系が確立していない学問分野なので、一回その都度完結型の講義を心がける。
その他の重要事項Others
老年学は、高齢者福祉論、介護福祉論、介護保険制度論の基盤となる科目なので、高齢者に関して発展的学習を行う予定の学生に対して網羅的かつ基礎的な知識を提供することを心がけたい。