市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
GDR300LA（ジェンダー / Gender 300）クィア・スタディーズAQueer Studies A
LETIZIA GUARINILetizia GUARINI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | Q6131 |
| 旧授業コードPrevious Class code | Q6131 |
| 旧科目名Previous Class title | クィア・スタディーズＡ |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y404 |
| 配当年次Grade | 法文営国2～4年 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 定員制（100名） |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | 法・文・営・国生は300番台総合科目として履修すること |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | ○ |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | ○ |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
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Outline (in English)
This course is designed to enhance students' understanding of basic concepts in queer studies.
We cannot live unaffected by sex or gender. Every day we encounter and perform a wide range of social and cultural ideas and values that constitute the concept of gender.
In this class, students will study how our sexuality, bodies, and desires are historically and socially constructed. Students will understand the concept and historical background of gender and sexuality, and learn about the history of the feminist and LGBTQ movements in Japan and around the world.
Learning objectives:
By the end of the course, students should be able to do the followings:
a) Have basic knowledge of queer studies.
b) Develop the ability to critically analyze representations of gender and sexuality.
Learning activities outside of the classroom:
Students are required to read the reference material by the next session (one to three hours for every session).
Grading criteria/Policy:
The final grade will be decided based on the following:
Involvement during discussion and comment sheet: 20%
Mid-term essay (800-1200 characters): 35%
Final essay (1000-1500 characters): 45%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
この授業では、フェミニズムやクィア・スタディーズの基礎的な知識について学びます。
私たちは、日々の生活の中で常にジェンダー化されます。それゆえに性やジェンダーと無関係に生きることはできません。この授業では、私たちの性、身体、欲望がどのように歴史的・社会的に作られているかについて考えます。ジェンダー・セクシュアリティの概念や歴史的背景を理解し、日本や世界各国におけるフェミニズム運動とLGBTQ運動の歴史について学びます。また、普段の生活の中で「当たり前」とされている様々な事象を批判的に分析する力を培います。
到達目標Goal
１）クィア・スタディーズについての基礎的な知識を身につける。
２）ジェンダー・セクシュアリティの表象を批判的に分析する力を養う。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、法学部・国際政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP3、国際文化学部：DP1、人間環境学部：DP2、キャリアデザイン学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義形式で進めます。グループディスカッションも行います。
フィードバックは、寄せられた課題やコメントに対して授業内で回答します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：オリエンテーション
授業計画について説明を行う。ジェンダー、セクシュアリティという概念について考える。
第2回[対面/face to face]：クィア・スタディーズとは何か？
クィア・スタディーズの基本概念について講義する。
第3回[対面/face to face]：第一波フェミニズム、第二波フェミニズム
フェミニズム運動の歴史について講義する。
第4回[対面/face to face]：第三波フェミニズム、ポストフェミニズム、
#MeToo運動
90年代から今日までのフェミニズム運動について考える。
第5回[対面/face to face]：同性愛の病理化からストーンウォールの暴動まで
LGBTQ運動の歴史を振り返る。
第6回[対面/face to face]：日本におけるLGBTQ運動
「府中青年の家」裁判について講義する。
第7回[対面/face to face]：クィア・スタディーズの誕生
クィア・スタディーズの誕生について講義する。
第8回[対面/face to face]：ダイバーシティについて考える
現代社会における多様性について考える。
第9回[対面/face to face]：インターセクショナリティ
インターセクショナリティとトランスジェンダー問題について考える。
第10回[対面/face to face]：カミングアウトとアウティング
具体的な例を挙げながらカミングアウトとアウティングについて考える。
第11回[対面/face to face]：クィア・ペダゴジー
ジェンダー・セクシュアリティの教育について考える。
第12回[対面/face to face]：児童文学におけるジェンダー・セクシュアリティ
絵本や児童文学におけるジェンダー・セクシュアリティの表象について考える。
第13回[対面/face to face]：クィアな空間
クィア映画祭について考える。
映画『Queer Japan』について考える。
第14回[対面/face to face]：まとめ
全体のまとめを行う。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
文献を事前に読む、授業内で示される課題（リアクション・ペーパー、レポート）対応など、準備学習・復習時間は、各２時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
必要に応じてプリントを配布します。
参考書References
岩渕功一（編）『多様性との対話―ダイバーシティ推進が見えなくするもの』（青弓社年、2021年）
菊池夏野、堀江有里、飯野由里子(編)『クィア・スタディーズをひらく 1』（晃洋書房、2019 年）
清水晶子『フェミニズムってなんですか?』（文春新書、2022 年）
新ヶ江章友『クィア・アクティビズム はじめて学ぶ〈クィア・スタディーズ〉のために』 （花伝社、2022 年）
森山至貴『ＬＧＢＴを読みとくークィア・スタディーズ入門ー』（ちくま新書、2017年）
トッド・マシュー『ヴィジュアル版 ＬＧＢＴＱ運動の歴史』（原書房、2022年）
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回のリアクション・ペーパー、グループワーク、ディスカッション 20%
中間レポート35% (800-1,200文字程度)
学期末レポート45％ (2,000文字程度)
2つの小レポートの提出が必要です。レポートでは、社会的・歴史的な要素を踏まえた上で、具体的事例を挙げてジェンダー・セクシュアリティの問題について論じる。
毎回出欠を取ります。4回以上欠席があると失格になり、単位不認定になります。
15分以上遅れる場合、欠席扱いとなります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ディスカッションの時間を増やす必要があることに気づいた。
授業の資料をよりわかりやすくするように工夫すべきことに気づいた。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
レポート作成を行うためのパソコンなど。
その他の重要事項Others
基本的に教授言語は日本語ですが、英語の資料を使うこともあります。