人文科学研究科Graduate School of Humanities
HUG500B5(人文地理学 / Human geography 500)人文地理学特別講義ⅠLecture:Human Geography Ⅰ
中俣 均
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X0452 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 土3/Sat.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 地理学専攻(博士後期課程) |
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Outline (in English)
In this course we are going to study how we should “do Cultural Geography”.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
現代の文化地理学の概要について学ぶ。基本的には、指示するテキストの講読という形で、1980年代以降大きな変貌を遂げた「新しい」文化地理学」の内容を知り、その批判的受容につとめることを目的とする。
到達目標Goal
古典的(=平板!)なイメージをもたれがちな文化地理学が、近年どのように装いを新たにしてきているかを概観し、そこから自分なりの問題意識をもってテーマを立てられるようになることを目指したい。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
下記に指示するテキストを精読する。学生があらかじめ担当部分を読み、授業でそれを口頭発表し、担当者がそれに適宜解説を加えながら、議論していく。なお、テキストについては、受講者と相談のうえで変更することもあり得るので、初回授業時に用意しなくてもよい。課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行なう。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロダクション
テキストの各章をみて、あらましを把握する
第2回:テキスト第1章を読む➀
「文化地理学から新しい文化地理学へ」 その➀
第3回:テキスト第1章を読む②
「文化地理学から新しい文化地理学へ」 その②
第4回:テキスト第2章を読む➀
「認識としての文化」その➀
第5回:テキスト第2章を読む②
「認識としての文化」その②
第6回:テキスト第3章を読む➀
「認識としての文化」その➀
第7回:テキスト第3章を読む②
「認識としての文化」その②
第8回:テキスト第4章を読む➀
「現代メディア空間と地理学」その➀
第9回:テキスト第4章を読む②
「現代メディア空間と地理学」その②
第10回:テキスト第5章を読む➀
「空間の政治学に向けて」その➀
第11回:テキスト第5章を読む②
「空間の政治学に向けて」その②
第12回:テキスト第6章を読む➀
「変わりゆく文化・人間概念と人文地理学」その➀
第13回:テキスト第6章を読む②
「変わりゆく文化・人間概念と人文地理学」その②
第14回:テキスト第7章を読む➀
「民俗文化のゆくえ」その➀
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
事前にテキストの担当部分を詳しく読んで、自分なりの疑問点や問題点を析出しておくこと。
テキスト(教科書)Textbooks
中俣均編(2011):『空間の文化地理―シリーズ・人文地理学7』(朝倉書店)を用いる。このシリーズは人文地理学を学ぶ大学院生用のテキストを提供することを目的の一つとしているものだが、中身はなかなか難解なものである。個人的に取り組むのもよいが、一緒に議論しながら読んでいくことで、その難解な内容がいくらかでも理解しやすくなるであろう。
なお、テキストについては、受講者と相談のうえで変更することもあり得るので、初回授業時に用意しなくてもよい。
参考書References
上記テキスト各章末にあげられている参考文献を適宜利用する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
口頭の発表時の準備状況と問題設定(50%)、授業時の議論の内容(50%)を斟酌して判断・評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
担当教員の専門分野等
<専門領域>文化地理学,島嶼地理学,沖縄地域研究など
<研究テーマ>日本および東アジアの島嶼における文化景観の形成と保全
<主要研究業績>
中俣均(2014):『渡名喜島ー地割制と歴史的集落景観の保全ー』(古今書院)
中俣均編著(2011):『空間の文化地理』シリーズ・人文地理学7.(朝倉書店)
中俣均編著:『国土空間と地域社会』シリーズ・人文地理学9.(朝倉書店)
中俣均訳(2018)『S.ロイル 島の地理学』(法政大学出版局)