人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
PHL200HA(哲学 / Philosophy 200)環境倫理学Ⅰ環境倫理学Ⅰ
吉永 明弘
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C2310 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(一般・総合型選抜、編入学試験入学者)Category | |
カテゴリー(社会人RSP入試入学者)Category | |
カテゴリー(2022年度以前)Category (~2022) |
展開科目 コースコア科目/コース連環科目 |
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Outline (in English)
You can understand history and contents of environmental ethics.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
環境倫理学は1970年にアメリカに誕生した応用倫理学の一分野であり、日本では1990年代に始まった若い分野である。本講義ではアメリカと日本の議論の違いに注目しながら環境倫理学の全体像を説明する。受講者はそれを通して倫理学的なアプローチの特色を学ぶことにもなる。
到達目標Goal
アメリカの環境倫理学と日本の環境倫理学の歴史と中身について理解できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義、質疑応答、レポートへの応答。課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:倫理学の基礎:功利主義、
環境問題を「倫理学」の視点から学ぶための基礎となる理論を紹介する
2:倫理学の基礎:義務論、徳倫理学
環境問題を「倫理学」の視点から学ぶための基礎となる理論を紹介する
3:環境問題からみた人類史
人類の歴史を環境問題の観点からまとめ直す
4:土地倫理
環境倫理学の原点とされる「土地倫理」を中心にアメリカの議論を紹介する
5:生物多様性の価値
生物多様性はなぜ保全すべきなのかについての議論を紹介する
6:自然の権利訴訟
アメリカと日本における自然の権利訴訟の概要を紹介する
7:加藤尚武の三つの基本主張
日本の環境倫理学の代表者による三つの主張を紹介する
8:鬼頭秀一のローカルな環境倫理
日本の環境倫理学の特徴である「ローカルな環境倫理」の内容について紹介する
9:環境倫理学の隣接分野
環境倫理学の隣接分野(社会学、経済学、法学など)の議論を紹介する
10:公害と環境正義
公害の歴史をふりかえり、環境正義の観点から分析する
11:リスク論
リスク論の概要を紹介する
12:災後の環境倫理学:原子力発電について
原子力発電についての論点を紹介し議論する
13:災後の環境倫理学:復興のありかたについて
震災復興についての論点を紹介し議論する
14:人新世の環境倫理学
人新世と気候工学について概説する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
教科書をよく読んでおくこと。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
吉永明弘・寺本剛編『環境倫理学』昭和堂、2020年
(第1章~第10章の内容を扱います)
参考書References
吉永明弘『都市の環境倫理』勁草書房、2014年
(第1章と第2章の内容が関連します)
吉永明弘『ブックガイド環境倫理』勁草書房、2017年
吉永明弘・福永真弓編『未来の環境倫理学』勁草書房、2018年
成績評価の方法と基準Grading criteria
書評レポート(50点)と内容理解レポート(50点)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ディスカッションの時間を設けることにしました。
関連の深いコース
履修の手引き「D.6 専門科目一覧・コース関連科目表」を参照してください。
実務経験のある教員による授業
本科目は、「実務経験のある教員による授業」に該当しません。