人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
SOC400HA(社会学 / Sociology 400)研究会BSeminars
長峰 登記夫
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C3047 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(一般・総合型選抜、編入学試験入学者)Category | |
カテゴリー(社会人RSP入試入学者)Category | |
カテゴリー(2022年度以前)Category (~2022) |
展開科目 研究会 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The objective of this subject is to provide students with a chance to think about work environments through daily working life after graduation. For that, students will study about various issues relating to employment, discuss them, make a presentation in class and write a final essay. By so doing, students will learn the way of thinking logically about things and perform them according to a plan.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
職業生活をとおして労働環境を考える。
到達目標Goal
前期は労働環境を考える際の基本的な知識の習得をめざし、基本文献の読み合わせをする。後期は自分でテーマを設定して勉強し、その成果を授業で発表し、最終レポートにまとめられるようになることをめざす。こうした学習をとおして、私たちが卒業後就職してからかかわる仕事や労働環境のあり方について学ぶと同時に、物事を論理的に考え、作業を計画的に推し進められるようになることをめざす。そこに至る一里塚として、授業内における読み合わせや研究成果の発表、レポートがある。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
前期は基本的な知識習得を目的に、基本文献の読み合わせをする。発表者は学習内容をレジュメにまとめて報告する。後期は自分でテーマを設定して勉強し、レジュメにまとめて発表し、最終的にはレポートにまとめる。したがって、前期と後期、それぞれ一人最低1回ずつはレジュメ作成、それに基づいた発表、最終的なレポート提出が義務づけられる。課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:労働環境を考える
労働環境論とは何か、そこではどんなことについて学ぶのか、等について考える。年間計画についても説明する。
第2回:レジュメ、レポートの書き方1
図書館、インターネット、データベース等を利用した専門的な情報収集の仕方について学ぶ。
第3回:レジュメ、レポートの書き方2
レジュメによる授業内での報告、最終的なレポート作成に必要な方法について学ぶ。
第4回:日本の雇用システム1(終身雇用)
日本的雇用システムの特徴について学ぶ。この回では、とくにいわゆる終身雇用に焦点を当て、その歴史的変化を見ていく。
第5回:日本の雇用システム2(年功賃金・昇進)
年功賃金と年功昇進に焦点を当てて、年功制について考える。また、それが近年どう変化してきたかについてもみていく。
第6回:日本の雇用システム3(企業内組合)
日本的雇用慣行のなかでも、企業内組合は最も日本的なシステムだといってよい。企業内組合の組織や機能、海外諸国のそれとのちがい等についてみていく。
第7回:日本の雇用システム4(成果主義的雇用管理)
日本的雇用慣行が変化してきた最大の要因の一つが、成果主義的雇用管理の導入である。ここでは成果主義的な賃金や昇進について考える。
第8回:日本の雇用システム5(雇用とジェンダー)
海外諸国と比較して、日本企業で女性はより大きなハンディを負うとされてきた。それには様々な理由があるが、それは何か、また、均等法施行以来それはどう変化してきたのか等について学ぶ。
第9回:日本の雇用システム6(非正規雇用と格差)
近年、とくに若者の安定雇用が崩れてきているが、その典型として非正規雇用の増大があげられる。ここでは、なぜ非正規雇用が拡大してきたのか、それがいかなるかたちで格差拡大につながっているのかについて考える。
第10回:仕事と労働時間1(労働時間)
日本は先進諸国のなかで労働時間の長さが際立っていた。なぜなのか、その問題はどこに現れているのか、また、それが近年どう変化してきているのか等について学ぶ。
第11回:仕事と労働時間2(長時間労働とメンタルヘルス)
近年、働く人々のメンタルヘルスが大きな問題となっている。原因は何か、それに対して政府や企業はどのような対策を講じているのか等について学ぶ。
第12回:レポートの途中経過の提示とコメント
学生は80%完成したレポートの途中経過を提示する。レポートの書き方で説明した注意事項にしたがって構成され、書かれているかをチェックし、コメントする。
第13回:障がい者の就職支援と雇用
障害者差別解消法施行以前からの、障がい者の就職や雇用の実態と現状について学ぶ。
第14回:レポート提出とチェック
最終レポートの提出とチェック
第15回:大学生の就職1(日本の就職の特徴)
日本の大学生の就職にはどのような特徴があり、それは海外諸国の大学生の就職とどう違うのか、基本的なことを学ぶ。
第16回:大学生の就職2(大学生の就職の実態)
現時点で大学生の就職にはどういう問題があるのか、それについて新聞記事や週刊誌の記事等をとおして最新の情報を確認する。
第17回:前期学習の復習1(日本的雇用とは)
前期に行った日本的雇用慣行について総括的なまとめを行い、学生の個別研究につなげる。
第18回:前期学習の復習2(日本的雇用の新たな流れ)
日本的雇用慣行の何がどう変わったのか、あるいは変わりつつあるのかをみて、日本的雇用慣行の現状について確認し、学生の個別研究につなげる。
第19回:学生による研究発表1
学生による研究発表、それに関する質疑応答、議論、意見交換等を行うなかで、発表者の今後の学習の課題をみつけ、最終レポート作成に役立てる。
第20回:学生による研究発表2
学生による発表と質疑応答
第21回:学生による研究発表3
学生による発表と質疑応答
第22回:学生による研究発表4
学生による発表と質疑応答
第23回:学生による研究発表5
学生による発表と質疑応答
第24回:学生による研究発表6
学生による発表と質疑応答
第25回:学生による研究発表7
学生による発表と質疑応答
第26回:学生による研究発表8
学生による発表と質疑応答
第27回:レポートの仮提出、チェックと指導
最終提出前にレポートの基本的な形式ができているか、作成途中のレポートをチェックする。
第28回:レポート提出
最終レポートの提出とチェック
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の講義で紹介される資料等を使用して必ず予習・復習をすること。
前期は、毎回指定された文献資料を事前に読んでおくこと、後期は、発表予定者が事前に指示した、発表内容に関連した資料を読んで、議論に参加できるよう準備する。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
前期は基本的に本の1章や文献資料をコピーして読んでいく。具体的な資料は随時授業で指示する。後期は発表予定者が事前に指示した資料を参考資料とする。ただし、後期の資料について発表者は事前に教員に相談すること。
参考書References
佐藤博樹・佐藤厚編著『仕事の社会学(改訂版)』有斐閣ブックス、2012年、2310円。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は、1.参加姿勢、2.授業での発表、3.発表のために作成したレジュメの内容、4.授業内での議論への参加、5.最終的に提出されたレポートの内容、6.その他の平常点(含出席)等を加味して総合的に行う(100%)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生が期限内に指示された作業(レジュメ作成や報告、レポート作成等)を終えられるよう、指導する。
関連の深いコース
関連の深いコースは「サステイナブル経済・経営コース」と「ローカル・サステイナビリティコース」です。コースについては履修の手引き「7.1 コース概要」を参照してください。
実務経験のある教員による授業
本科目は、「実務経験のある教員による授業」に該当しません。