人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
ECN400HA(経済学 / Economics 400)研究会BSeminars
武貞 稔彦, 竹本 研史
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C3043 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 月5/Mon.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(一般・総合型選抜、編入学試験入学者)Category | |
カテゴリー(社会人RSP入試入学者)Category | |
カテゴリー(2022年度以前)Category (~2022) |
展開科目 研究会 |
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Outline (in English)
This year's seminar is on "State, Society and Community." To understand these concepts correctly and think about the relationship between individual and society is essential to create sustainable future society, especially after the Covid-19 pandemic. Students are expected to take part in group talk and various communications vigorously. Students will be able to understand basic concept and function of "state, society, and community" and to nurture their values and attitudes towards the better relationship between society and individual.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
2021年度は、私たちが当たり前のものとしている、「国家、社会、共同体」について考えます。他者との共生を前提とし、国内外を問わず社会における格差/不平等について考えることが持続可能な社会の構築には必要です。特に新型コロナウィルスの感染拡大を経験し、「ソーシャル・ディスタンス」が求められた私たちは、個人と社会の関係について考えるべき点が多々あることに改めて気づいたのではないでしょうか。社会と類似の概念に捉えられがちな国家や共同体についても、あらためてその意義を問い直す必要が未来の社会を考える上で必要となるでしょう。
到達目標Goal
本研究会では、(ア)開発と環境保全をめぐる議論を広い視野から捉え、(イ)自らの意見を持ちそれを人に伝え、(ウ)途上国、先進国を問わず、将来の持続可能な社会の姿を自らの価値観に基づき想像/構想できるようになることを目標とします。
特に今年度のテーマに関しては、①「国家」、「社会」、「共同体」の概念とその来歴について理解する、②現実の生活における「国家/社会/共同体」と個々人の関わり(関わる出来事)を抽出し再考する、③よりよい未来のために必要な「国家/社会/共同体」と個人の関係のあり方について何らかの考えや価値観を持つ、ということに重点を置く。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
受講者の積極的な提案に基づき、演習の方法等は随時見直しを行いますが、主に a)基礎文献の精読、b)与えられた課題に関する個人またはグループによる調査とグループディスカッション、c)参加者の意見表明やプレゼンテーションの機会、からなります。課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
メンバー間の自己紹介、研究会の進め方(予定)について概説する。
第2回:何が「問題」か?
「国家/社会/共同体」に関する基礎文献を読み、何が「問題」なのかについて意見交換する。
第3回:誰にとって「問題」か?
「国家/社会/共同体」に関する基礎文献を読み、誰にとって「問題」なのかについて意見交換する。
第4回:グループディスカッション課題1(「国家/社会/共同体」と「個人」との関係総論)(1)
「国家/社会/共同体」に関する基礎文献を読み、これらと個人の関係について意見交換する。(1)
第5回:グループディスカッション課題1(「国家/社会/共同体」と「個人」との関係総論)(2)
「国家/社会/共同体」に関する基礎文献を読み、これらと個人の関係について意見交換する。(2)
第6回:グループディスカッション課題1(「国家/社会/共同体」と「個人」との関係総論)(3)
「国家/社会/共同体」に関する基礎文献を読み、これらと個人の関係について意見交換する。(3)
第7回:グループディスカッション課題2(日本における「国家/社会/共同体」と「個人」との関係)(1)
「国家/社会/共同体」に関する基礎文献を読み、日本における問題について意見交換する。(1)
第8回:グループディスカッション課題2(日本における「国家/社会/共同体」と「個人」との関係)(2)
「国家/社会/共同体」に関する基礎文献を読み、日本における問題について意見交換する。(2)
第9回:グループディスカッション課題3(先進国における「国家/社会/共同体」と「個人」との関係)(1)
「国家/社会/共同体」に関する基礎文献を読み、日本以外の先進国における問題について意見交換する。(3)
第10回:グループディスカッション課題3(先進国における「国家/社会/共同体」と「個人」との関係)(2)
「国家/社会/共同体」に関する基礎文献を読み、日本以外の先進国における問題について意見交換する。(4)
第11回:グループディスカッション課題4(途上国における「国家/社会/共同体」と「個人」との関係)(1)
「国家/社会/共同体」に関する関する基礎文献を読み、途上国における問題について意見交換する。(1)
第12回:グループディスカッション課題4(途上国における「国家/社会/共同体」と「個人」との関係)(2)
「国家/社会/共同体」に関する関する基礎文献を読み、途上国における問題について意見交換する。(2)
第13回:グループディスカッション課題4(途上国における「国家/社会/共同体」と「個人」との関係)(3)
「国家/社会/共同体」に関する関する基礎文献を読み、途上国における問題について意見交換する。(3)
第14回:「国家/社会/共同体」とは?
春学期の学びの総括を行う。
第15回:秋学期オリエンエテーション
春学期の復習と秋学期のとり進め方について意見交換を行う。
第16回:「問題」を「解決する」とは?(1)
「国家/社会/共同体」に関する基礎文献を読み、「問題」を「解決する」とはどういうことかについて意見交換する。(1)
第17回:「問題」を「解決する」とは?(2)
「国家/社会/共同体」に関する基礎文献を読み、「問題」を「解決する」とはどういうことかについて意見交換する。(2)
第18回:「問題」の捉え方を学ぶ
「国家/社会/共同体」に関する基礎文献を読み、「問題」の捉え方ーフレーミングについて学ぶ。
第19回:グループディスカッション課題5(過去における「国家/社会/共同体」)(1)
ディスカッション課題についてクループ毎に議論し、更なる調査事項をまとめる。
第20回:グループディスカッション課題5(過去における「国家/社会/共同体」)(2)
グループ発表および全体ディスカッション。
第21回:グループディスカッション課題6(現代における「国家/社会/共同体」)(1)
ディスカッション課題についてクループ毎に議論し、更なる調査事項をまとめる。
第22回:グループディスカッション課題6(現代における「国家/社会/共同体」)(2)
グループ発表および全体ディスカッション。
第23回:グループディスカッション課題7(途上国における「国家/社会/共同体」)(1)
ディスカッション課題についてクループ毎に議論し、更なる調査事項をまとめる。
第24回:グループディスカッション課題7(途上国における「国家/社会/共同体」)(2)
グループ発表および全体ディスカッション。
第25回:グループディスカッション課題8(途上国における「国家/社会/共同体」)(1)
ディスカッション課題についてクループ毎に議論し、更なる調査事項をまとめる。
第26回:グループディスカッション課題8(途上国における「国家/社会/共同体」)(2)
グループ発表および全体ディスカッション。(1)
第27回:グループディスカッション課題8(途上国における「国家/社会/共同体」)(3)
グループ発表および全体ディスカッション。フィードバックを含む。(2)
第28回:年間の学びの総括
「国家/社会/共同体」について理解できた点、できなかった点を整理し、今後の学びや行動の計画を考案する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
毎回の講義で紹介される資料等を使用して必ず予習・復習をすること。
基礎文献、与えられた課題は必ず熟読して演習に臨むこと。関連して紹介された参考書も出来る限り目を通すこと。グループで積極的に集まり課題について議論する機会を設けること。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定のテキストはありません。
参考書References
研究会において紹介しますが、以下についてはできるだけ早くに読んでください。
篠原一(著)「市民の政治学ー討議デモクラシーとは何かー」岩波新書 2004年
成績評価の方法と基準Grading criteria
研究会での議論への貢献(70%)、期末レポート(30%)にて評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
コロナ禍で行ったオンラインゼミの経験も踏まえ、ゼミ生同士のコミュニケーションのバリエーションを確保することと、個々人の成長の確認方法について工夫を加えたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
必要に応じて、調査、発表用のパソコン/タブレットなどを持参すること。
実務経験のある教員による授業
担当者(のうち1名)は、途上国への経済協力の実務に携わった経験がある。本研究会においては、貧困削減や格差是正のための支援の経験を通じて得られた「国家/社会/共同体」に関する知見が活用されている。