人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
SOC400HA(社会学 / Sociology 400)研究会ASeminars
長峰 登記夫
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C3020 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(一般・総合型選抜、編入学試験入学者)Category | |
カテゴリー(社会人RSP入試入学者)Category | |
カテゴリー(2022年度以前)Category (~2022) |
展開科目 研究会 |
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Outline (in English)
The objective of this subject is to provide students with a chance to think about work environments through daily working life after graduation. For that, students will study about various issues relating to employment, discuss them, make a presentation in class and write a final essay. By so doing, students will learn the way of thinking logically about things and perform them according to a plan.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
職業生活をとおして労働環境を考える。
到達目標Goal
本研究会での学習や作業をとおして、学生たちが卒業後就職してからかかわる仕事や労働環境のあり方について学ぶと同時に、物事を論理的に考え、作業を計画的に推し進められるようになることをめざす。そこに至る一里塚として、授業内における読み合わせや個別研究成果の発表、議論、レポートがある。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
春学期は基本的な知識の習得を目的に、基本文献の読み合わせをする。発表者は学習内容をレジュメにまとめて報告し、それに基づいて議論する。秋学期は自分でテーマを設定して勉強し、その成果をレジュメにまとめて発表し、授業内での議論をふまえて最終的にレポートにまとめる。したがって、春学期と秋学期、それぞれ一人最低1回ずつはレジュメの作成、それに基づいた発表、最終的なレポート提出が義務づけられる。課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:労働環境を考える
労働環境論とは何か、そこではどんなことについて学ぶのか等について考える。年間計画についても説明する。
第2回:レジュメ、レポートの書き方1
図書館、インターネット、データベース等を利用した情報収集の仕方について学ぶ。
第3回:レジュメ、レポートの書き方2
レジュメによる授業内での報告、最終的なレポート作成に必要な方法について学ぶ。
第4回:日本の雇用システム 伝統と変化1
日本的雇用システムの特徴と歴史について学ぶ。この回ではいわゆる終身雇用に焦点を当て、歴史的な変化についても学ぶ。
第5回:日本の雇用システム 伝統と変化2
日本的雇用システムのなかの年功制(賃金と昇進)に焦点を当て、歴史的な変化も踏まえて学ぶ。
第6回:日本の雇用システム 伝統と変化3
日本の企業内組合は海外では見られない、最も日本的な社会システムのひとつだといってよい。この回ではその特徴についてみていく。
第7回:日本の雇用システムの新たな側面
歴史的にみれば、成果主義的雇用管理(賃金と昇進)は日本的雇用システムのなかの新しい側面といってよい。この回ではそれについて学ぶ。
第8回:日本の雇用システムとジェンダー
日本企業の雇用慣行のなかで女性はハンディを負うとされ、海外諸国との比較でもそれが指摘されている。それには様々な理由があるが、それは何か、また、近年それはどう変化してきたのかについて学ぶ。
第9回:日本の雇用システムと非正規雇用、格差
近年、とくに若者の安定雇用が崩れてきているが、その典型として非正規雇用の増大があげられる。ここではなぜ非正規雇用が増大してきたのか、それがいかなるかたちで格差拡大につながっているのかについて考える。
第10回:日本の雇用システムと労働時間(1)
日本の労働時間は長いと言われ、実際、いまだに過労死や過労自殺がおこっている。ここでは日本の労働時間の実際をみる。
第11回:日本の雇用システムと労働時間(2)
近年、働く人々のメンタルヘルスが大きな問題となっている。原因は何か、それに対して政府や企業はどのような対策を講じているのか等について学ぶ。
第12回:レポートの途中経過の提示とコメント
学生は80%完成したレポートの途中経過を提示する。レポートの書き方で説明した注意事項にしたがって構成され、書かれているかをチェックし、コメントする。
第13回:障がい者の就職支援と雇用
障害者差別解消法施行以前からの、障がい者の就職や雇用の実態と現状について学ぶ。
第14回:大学生の就職1(日本の就職の特徴)
日本の大学生の就職にはどのような特徴があり、それは海外諸国の大学生の就職とどう違うのか、基本的なことを学ぶ。
第15回:大学生の就職2(グローバル人材)
近年グローバル人材への関心が高まっている。グローバル人材とは何か、企業はなぜグローバル人材に注目するのか、採用の実態はどうか等について考える。
第16回:日本の雇用システムの特徴
日本の雇用システムの特徴をまとめて整理し、トータルに理解できるようにする。
第17回:秋学期のテーマの確認
春学期での学びをもとに各自がおこなう個別テーマを確認し、研究の進め方等について個別にアドバイスをする。
第18回:研究の進め方とレポートの書き方
各自が読んだレポートの書き方の新書を参考に、改めてレポートの書き方の形式や引用の仕方等について学ぶ。
第19回:学生による研究発表1
学生による研究発表、それに関する質疑応答、議論、意見交換等を行うなかで、発表者の今後の学習の課題をみつけ、最終レポート作成に役立てる。
第20回:学生による研究発表2
学生による研究発表、それに関する質疑応答、議論、意見交換等を行うなかで、発表者の今後の学習の課題をみつけ、最終レポート作成に役立てる。
第21回:学生による研究発表3
学生による研究発表、それに関する質疑応答、議論、意見交換等を行うなかで、発表者の今後の学習の課題をみつけ、最終レポート作成に役立てる。
第22回:学生による研究発表4
学生による研究発表、それに関する質疑応答、議論、意見交換等を行うなかで、発表者の今後の学習の課題をみつけ、最終レポート作成に役立てる。
第23回:学生による研究発表5
学生による研究発表、それに関する質疑応答、議論、意見交換等を行うなかで、発表者の今後の学習の課題をみつけ、最終レポート作成に役立てる。
第24回:学生による研究発表6
学生による研究発表、それに関する質疑応答、議論、意見交換等を行うなかで、発表者の今後の学習の課題をみつけ、最終レポート作成に役立てる。
第25回:学生による研究発表7
学生による研究発表、それに関する質疑応答、議論、意見交換等を行うなかで、発表者の今後の学習の課題をみつけ、最終レポート作成に役立てる。
第26回:レポートの途中経過報告
学生は80%程度完成したレポートの途中経過を報告し、修正や追加についての指示を受け、完成に向けての作業の指針とする。
第27回:学生による研究発表8
学生による研究発表、それに関する質疑応答、議論、意見交換等を行うなかで、発表者の今後の学習の課題をみつけ、最終レポート作成に役立てる。
第28回:完成版レポートの提出
完成版のレポートを提出。最終チェックを受け、マイナーな修正指示があればそれにしたがって完成させる。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の講義で紹介される資料等を使用して必ず予習・復習をすること。
春学期は、毎回指定された文献資料を事前に読んで、わからないことをチェックし、授業中に質問したりコメントを加えたりして、意見を言えるようにしておくこと。秋学期は、発表予定者が事前に指示する発表内容に関連した資料を読んで、春学期同様、授業内での議論に参加できるよう準備しておくこと。
夏期休暇中の課題:夏期休暇中に後期発表の計画を立てて、教員に提示する。夏期のゼミ合宿を行う場合はそこで行う。 本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
春学期は基本的に本の1章や文献資料をコピーして読んでいく。具体的な資料は開講時に指示する。労働環境論IおよびIIで使った副教材はゼミでも参考資料として使う。
秋学期は発表予定者が事前に指示した資料を参考資料とする。ただし、秋学期の資料について発表者は事前に教員に相談すること。
参考書References
佐藤博樹・佐藤厚編著『仕事の社会学(改訂版)』有斐閣ブックス、2012年、2310円。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は、1.参加姿勢、2.授業での発表、3.発表のために作成したレジュメの内容、4.各種課題の提出状況、授業内での議論への参加、5.最終的に提出されたレポートの内容、6.その他の平常点(含出席)等を加味して総合的に行う(100%)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
修了論文作成において、より早い時期からの計画的な指導が必要。
関連の深いコース
関連の深いコースは「サステイナブル経済・経営コース」と「ローカル・サステイナビリティコース」です。コースについては履修の手引き「7.1 コース概要」を参照してください。
実務経験のある教員による授業
本科目は、「実務経験のある教員による授業」に該当しません。