人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
MAN300HA(経営学 / Management 300)環境マネジメントスタディーズⅡEnvironmental Management Studies Ⅱ
池原 庸介
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C2130 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月5/Mon.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(一般・総合型選抜、編入学試験入学者)Category | |
カテゴリー(社会人RSP入試入学者)Category | |
カテゴリー(2022年度以前)Category (~2022) |
展開科目 コースコア科目/コース連環科目 |
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Outline (in English)
By referring to the Ecological Footprint indices, students can learn about to what extent human activities burden the global environment and natural capital from the viewpoint of climate change, deforestation, excessive fish catch, etc. You can also foster better understanding of what are needed toward realizing a truly sustainable society through small-group discussion and role-playing methods.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
環境マネジメントスタディーズⅠで学んだことをベースに、気候変動問題をはじめ、森林の伐採、水産物の過剰漁獲などの問題にも範囲を広げ、人間活動が地球環境や自然資本に与えている負荷の大きさを理解し、持続可能な社会の実現に向けて求められる解決策、課題等について、演習(ゼミ)形式で理解を深めます。
到達目標Goal
人間活動が地球環境に与えている負荷の大きさを示す指標『エコロジカル・フットプリント』を用いて地球環境の実情を理解し、森や海を守り、気候変動問題を解決していくために何が必要かを自ら考え議論することができる。
企業の取組みについて調べ、発表を行うことで、プレゼンテーションスキルを向上。(調べるポイント等については、事前に授業の中で詳しく解説)
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
人間活動、特に企業活動や生活者の消費行動が、どのようなかたちで地球環境に負荷を与えているかに焦点を当て、様々なトピックの資料を読みディスカッションを行う演習(ゼミ)形式で理解を進めていきます。グループ対抗での疑似交渉やロールプレイなども実施する予定です。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
※下記の授業計画は、履修状況などに応じて変更や入れ替えを行う場合があります。課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ガイダンス
エコロジカル・フットプリント(EF)
LPI(生きている地球指数)、EFを通じた地球環境の実情の理解
2:気候危機の解決に向けたエネルギーのあり方
エネルギーのあり方を各人が考え、グループ対抗で疑似交渉を実施
3:企業の温暖化対策①
企業の取り組みを評価する際に重視すべき視点(長期目標、ライフサイクルなど)
4:企業の温暖化対策②
学生による発表とディスカッション
5:企業の温暖化対策③
学生による発表とディスカッション
6:企業の温暖化対策④
学生による発表とディスカッション
7:企業の温暖化対策⑤
学生による発表とディスカッション
8:企業の温暖化対策⑥
学生による発表とディスカッション
9:持続可能な森林資源の活用に向けて①
森を守る調達・消費行動(紙パルプ調達とFSC認証)
10:持続可能な森林資源の活用に向けて②
森を守る調達・消費行動(パーム油調達とRSPO認証
11:持続可能な森林資源の活用に向けて③
ロールプレイとディスカッション(RSPO)
12:持続可能な水産資源の活用に向けて①
海を守る調達・消費行動(水産物調達とMSC)
13:持続可能な水産資源の活用に向けて②
海を守る調達・消費行動(養殖水産物調達とASC)
14:まとめ
全体総括
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
●毎回の講義で紹介される資料等を使用して必ず予習・復習をすること。
●企業の温暖化対策について、下記の【参考書】に示す『企業の温暖化対策ランキング』の報告書の中から関心のある業種を選び、少しずつ読み進めていく。各社の取り組みレベルを見極める力が養われ、この分野の理解が深まる。
●4回~8回の授業において、企業の温暖化対策に関する発表を実施(各人1回)。パワーポイントによる発表資料を準備
※ 日ごろから、環境に関するニュースや記事などを読み、興味関心のある分野を増やしていくと効果的。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
原則として、担当教員が作成した印刷資料を配布。
参考書References
●WWFジャパン『企業の温暖化対策ランキング』各編報告書(電気機器編、食料品編など11編の報告書を発行済み)
※ 各編の報告書は、いずれもウェブサイト上で閲覧、ダウンロードが可能。
https://www.wwf.or.jp/activities/2017/10/1392731.html
●WWF『生きている地球レポート2020』
※ レポートは、ウェブサイト上で閲覧、ダウンロードが可能。
https://www.wwf.or.jp/activities/activity/4402.html
●小西雅子 『地球温暖化を解決したい―エネルギーをどう選ぶ?』 岩波書店、2021年(¥1,595)
成績評価の方法と基準Grading criteria
①平常点(発表含む) :50%
②期末レポート :50%
①企業の環境対策について調査し発表(調査するポイント等については、授業内であらかじめ解説)。
②各回で取り上げた内容を通じ、エコロジカル・フットプリントを用いて地球環境の実情を理解し、与えられた課題に対して自らの考えを論理的に展開しているか等を評価。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
発表やグループディスカッション、ロールプレイなどを通じて、とても理解が深まったという声が得られたため、今年度も踏襲する。
ディスカッションやグループワークをもう少し増やしてほしいという声もあったため、グループ対抗での交渉体験の機会を盛り込む。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
講義資料は原則として、学習支援システム上に掲載。それらを閲覧する場合はパソコンが必要。また、発表資料(原則としてパワーポイント)の作成にもパソコンが必要。
その他の重要事項Others
環境マネジメントスタディーズⅠ(春学期)を事前に履修することを推奨。
関連の深いコース
履修の手引き「D.6 専門科目一覧・コース関連科目表」を参照してください。
実務経験のある教員による授業
企業および国際組織における実務経験あり(計20年以上)。気候変動問題の解決に向けた国際交渉や企業による取組みなどに関して、実務経験(環境部署での業務、国連会議への参加など)に基づいた実践的な内容を取り扱う。