人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
MAN300HA(経営学 / Management 300)環境経営論ⅠEnvironmental Management I
金藤 正直
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C2112 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(一般・総合型選抜、編入学試験入学者)Category | |
カテゴリー(社会人RSP入試入学者)Category | |
カテゴリー(2022年度以前)Category (~2022) |
展開科目 コースコア科目/コース連環科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The purpose of this lecture is to systematically learn the management method for solving environmental and social issues in companies.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
環境経営とは、企業や自治体などの組織が、環境保全を考慮に入れた戦略あるいは政策を策定し、それに基づいて組織を編成し、全体管理していく一連の行為である。本講義では、企業の環境経営を経営学的視点と会計学的視点から学習していくとともに、これらの視点の相互関係にも注目しながら、環境経営の全体像も理解していくことを目的とする。なお、ここでは、現在注目されているサステナビリティ経営の現状やその取組みについても触れていく。
到達目標Goal
本講義では、理論的な内容だけではなく、企業の実践的取り組みについても触れるために、企業が環境問題や社会課題の解決を通じて経済的価値と社会的価値の向上を目指す方針(戦略)をどのように立て、それを実現するためにどのような仕組み(組織)を作り、その仕組みの中でどのように運営(管理)しているのか、という一連の経営活動を理解することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義では、企業で実践されている環境経営やサステナビリティ経営のための戦略、組織、管理の特徴について、著書や論文、また企業の環境報告書やサステナビリティ報告書を活用しながら理解することを目指す。さらに、講義内容に関連する内容について取り上げた新聞・雑誌記事や映像資料なども多用しながら、両経営の実践的取り組みへの理解をさらに深める。なお、課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロダクション
環境経営とは何か
講義の内容・進め方と、企業における環境経営やサステナビリティ経営の目的や意義を説明する。
第2回:環境経営の現状
海外や国内の企業で行われている環境経営やサステナビリティ経営の現状を説明する。
第3回:環境経営の全体像
企業の実践例をもとに、環境経営やサステナビリティ経営の全体像を説明する。
第4回:経営戦略①
従来の経営戦略や企業の実践例をもとに、環境経営やサステナビリティ経営のための戦略の理論的特徴を説明する。
第5回:経営戦略②
企業が策定すべき環境経営戦略やサステナビリティ経営戦略(例えば、CSR経営やSDGs経営のための戦略)を説明する。
第6回:経営組織①
従来の経営組織や企業の実践例をもとに、第4回で触れた経営戦略を実現していく経営組織の理論的特徴を説明する。
第7回:経営組織②
第5回で触れた経営戦略を実現していくために編成すべき経営組織(ネットワーク、コラボレーション、パートナーシップ)を説明する。
第8回:経営管理①
環境に関する国際規格(ISO14001)などを用いたマネジメントシステムを説明する。
第9回:経営管理②
社会的責任に関する国際規格(ISO26000)や国連グローバルコンパクトなどを用いたマネジメントシステム(サプライチェーン・マネジメント(SCM))を説明する。
第10回:環境経営と会計
環境経営やサステナビリティ経営を支援する会計システムを説明する。
第11回:ケーススタディ①
企業の実践的取組みを取り上げ、これまでの講義内容をもとに検討する。
第12回:ケーススタディ②
第11回での検討内容をもとに全員で検討し、新たなビジネスモデルを提案する。
第13回:新たな環境経営
現在注目されている新たな環境経営やサステナビリティ経営(再生可能エネルギー、フードロス、健康経営、地域循環共生圏、ソーシャル・ビジネスなど)を説明する。
第14回:講義のまとめ
講義のポイントを整理する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本講義は、企業経営の知識や考え方だけではなく、今後の活動(ゼミナール活動など)において必要とされる研究・調査の方法の基礎基本も身に付けてもらうために、配付資料を用いて講義内容を論理的に説明し、解説するだけではなく、参加型(双方向型)形式も取り入れて進めていきます。
そのために、毎回の講義で紹介される資料(配布資料だけではなく、その内容に関連する他の著書や新聞・雑誌記事など)を使用して予習・復習してください。なお、本講義の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
担当教員が作成した印刷物を配布します。
参考書References
講義中に紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
本講義の成績は以下の2点に基づいて評価します。
①理解度テスト、事例分析・検討ペーパーの提出(50%)
②期末レポート(50%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎年、受講生からの意見や要望などを考慮に入れ、講義内容の改善に努めています。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学生の皆さんに準備してもらう機器は特にありませんが、配布資料に関連する内容を口頭で説明する場合もありますので、メモできるもの(付箋など)を持ってきてください。
その他の重要事項Others
・配布資料や映像資料を用いて授業を進めていきます。
・必要に応じて新聞・雑誌記事なども配布します。
・質問等は電子メールで連絡ください。なお、電子メールのアドレスは講義の最初にアナウンスします。
関連の深いコース
履修の手引き「D.6 専門科目一覧・コース関連科目表」を参照してください。
実務経験のある教員による授業
本科目は、「実務経験のある教員による授業」に該当しません。