公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
SOM500P2-121(社会医学 / Society medicine 500)公衆衛生研究Studies on Public Health Management
宮川 路子Michiko MIYAKAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X9571 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期前半/Spring(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 月6/Mon.6,月7/Mon.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
サステイナビリティ学専攻 (修士課程)サステイナビリティ学専攻専門科目 |
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Outline (in English)
Public health, unlike clinical medicine aimed at treating diseases, is science and technology aiming at the prevention of diseases and promoting health. It aims to protect people from diseases and to live social life in a physical and mental healthy state. This is the most fundamental and important sustainability that mankind desires. In modern society, all kinds of health problems are piled up. In order to live healthy, it is necessary for us to have appropriate knowledge about these health problems, and to select information.
In this lecture, students learn about healthy lifestyle and know-how for disease prevention, and wear broad knowledge from the viewpoint of public health for the purpose of prolonging healthy life span.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
公衆衛生学は、疾病の治療を目的とする臨床医学とは異なり、疾病の予防を目的とし、さらに健康増進を図る科学技術である。人々を病気から守り、肉体的・精神的に健康な状態で社会生活を送れることを目的としている。これは人類が求める最も基本的かつ重要なサステイナビリティーである。現代社会には、ありとあらゆる健康問題が山積している。私たちが21世紀を健康に生き抜いていくためには、これらの健康問題について、適切な知識を持ち、情報の取捨選択を行っていく必要がある。
本講義では、学生が健康意識を高め、よい生活習慣、予防のためのノウハウを学び、健康寿命の延長を目的として公衆衛生の立場から幅広い知識を身に着けていく。
到達目標Goal
本講義では,超高齢社会を生きる社会人にとって必要な健康知識と問題解決能力を習得する。すべての社会問題は人の健康と密接な関係がある。地球上における持続可能性は結局のところ人類が健康に生活していくことを目的としたものある。
博士課程における研究において人との関わりを考慮する際、予防医学,疫学の知識を持つことは非常に重要である。たとえ、研究テーマが医学と直接かかわりがないものであったとしても、視点を変えてみると新たな問題点、解決策の発見につながる可能性がある。
本講義では、幅広い知識を身につけるため、様々な領域の専門家を招いて最先端の知識を得るとともにディスカッションを行って理解を深める。
疫学、統計学的、社会学的手法を用いた実態調査についても実例から方法論を学び、研究に活用する手法、更に自分自身が健康に生きて行くための知識、能力を身につけていく。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP4」に関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
少子高齢社会において多様化する健康問題、医療費高騰、各種保健行動などについて議論するとともに、疫学、統計学的、社会学的手法を用いた実態調査の例を論文より学び、対策を講じていく過程を学習する。また、疫学調査、産業保健、などさまざまなテーマを取り上げて専門家を招き、最先端の知識を得ると同時にディスカッションを行って、現代社会における健康、生命についての問題点を浮き彫りにしていく。講義の方法は対面で行う予定である。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期前半
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
予防医学について
講義を受講するための心構え。
現代社会において必要とされる予防医学の基礎的知識を学ぶ。
第2回:分子整合栄養療法とメンタルヘルスケア
健康の基本は栄養であり、細胞内の栄養バランスを適切に整えることにより、からだとこころの健康を保つことができることを学ぶ。
第3回:外部講師講義(曼荼羅ワークショップ)
人生の曼荼羅で自分の今までを振り返り、今後に生かすワークショップを行う
第4回:外部講師講義(日本の医療の問題点について)
個の医療から集団の医療へというテーマで学ぶ。
第5回:外部講師講義(疫学について)
疫学手法を用いた研究について実例紹介により理解を深める
第6回:外部講師講義(日本の精神科医療の問題について)
精神科専門医から、我が国の精神科医療についての話を聴く
第7回:研究発表、まとめ
受講者による健康に関わるテーマの研究発表・ディスカッションを行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
資料は講義の際に配布する。
参考書References
こころの超整理法
成績評価の方法と基準Grading criteria
出席、講義中のディスカッション、最終回の発表とレポートによる。
平常点:50%
発表:30%
レポート:20%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
教科書に基づく基本的な知識の習得範囲を広げるとともに、専門家の講義とディスカッションをさらに充実させていく。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
最終回の発表時にレジュメを準備する。発表にパワーポイントを利用する場合には、教授室からパソコンを借りて準備をする。
その他の重要事項Others
外部講師の講義については、依頼する講師の都合により、変更することがある。
担当教員の専門分野等
公衆衛生学、産業保健、分子整合栄養医学、統合医療、統計学
<研究テーマ>栄養と健康、就労者のストレスと健康
<主要研究業績>Subjective social status: its determinants and association with health in the Swedish working population (the SLOSH study)
The European Journal of Public Health 2012年
ビタミンDの健康効果 人間環境論集19巻号79-101
日本の医療を含むサービス産業における過重労働の軽減化における課題 : 国民はサービスの質・量の低下を甘受することができるか 人間環境論集 20巻1号1-17
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