公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
ECN500P1-231(経済学 / Economics 500)経済政策Economic Policy
金子 勝Masaru KANEKO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X9089 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期後半/Fall(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 月6/Mon.6,月7/Mon.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
公共政策学専攻 (修士課程)政策研究コース専門科目 |
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Outline (in English)
The Japanese economy has been in a long-term declining process since the burst of the Bubble Economy. What meaning the historical turning points have today will be shown for such fields as finance, energy, and social security, and policies for overcoming the problems faced by the Japanese economy will be discussed.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
コロナ不況が深刻であるが、バブル崩壊以降、日本経済は長期衰退過程にある。金融、エネルギー、社会保障などの分野をあげて、今がどのような意味で歴史的大転換期であるかを明らかにし、日本経済が直面する問題を克服する政策を考えたい。
到達目標Goal
院生が経済政策に関して論文を書くための基本的能力を磨く。その際、研究分野のサーベイと論点の設定、論理の組み立て、論証の手続きといった点に重点を置く。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻公共マネジメントコースにおいては「DP1」「DP4」に関連している。ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻政策研究コースにおいては「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP1」は特に強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
いくつかの進め方をとる。(1)私が数回、講義をして参加者と討論する。(2)参加院生が研究の途中経過の報告を行い、議論する。(3)重要な著作や論文があれば、共通テキストとして輪読して議論する。昨年は(2)、一昨年は(1)が中心だった。参加意欲を高めるために、院生と相談して決めたい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期後半
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:日本経済の現状に関する講義1回目
日本経済の衰退過程をめぐって(1)
第2回:その内容をめぐるディスカッション1回目
講義1回目をめぐって
第3回:日本経済の現状に関する講義2回目
新しい経済政策のあり方をめぐって(2)
第4回:その内容をめぐるディスカッション2回目
講義2回目をめぐって
第5回:参加者の報告1回目
参加者の研究テーマ
第6回:ディスカッション1回目
参加者の報告をめぐって
第7回:参加者の報告2回目
参加者の研究テーマ
第8回:ディスカッション2回目
参加者の報告をめぐって
第9回:参加者の報告3回目
参加者の研究テーマ
第10回:ディスカッション3回目
参加者の報告をめぐって
第11回:参加者の報告4回目
参加者の研究テーマ
第12回:ディスカッション4回目
参加者の報告をめぐって
第13回:テキストの内容の把握1回目
話し合い1回目
第14回:テキストの内容の把握2回目
話し合い2回目
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。その際、大事なのは自分が報告するときは、しっかりしたレジュメを書き、早めに参加者に提供すること。またテキストの読み合わせがある場合はテキストないし関連文献をしっかり読み、自分なりの疑問や意見を形成しておくことです。
テキスト(教科書)Textbooks
参加院生と相談して決める。
参考書References
金子勝 『人を救えない国 安倍・菅で失われた経済を取り戻す』朝日新書、2021年
金子勝・飯田哲也『メガリスク時代の日本再生戦略』ちくま選書、2020年
金子勝 『平成経済 衰退の本質』岩波新書、2019年
金子勝・児玉龍彦『日本病 長期衰退のダイナミズム』岩波新書、2016年
成績評価の方法と基準Grading criteria
きちんと演習に参加し、議論に参加する。こうした点を基本にして平常点が50%とする。また自分の報告はしっかり行い、疑問や意見に対してきちんと答える。この報告が50%とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
参加院生の問題意識が幅広く分布しているので、できるだけそれぞれの問題に対応しつつも、論文を書く能力を磨くという共通の課題で参加者の勉強になるように努めたい。
担当教員の専門分野等
<専門領域>
<研究テーマ>
<主要研究業績>