公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
POL500P1-117(政治学 / Politics 500)比較公務員制度研究Comparative Study of Civil Service
申 龍徹Yongcheol SHIN
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X9054 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期前半/Fall(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 金6/Fri.6,金7/Fri.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
公共政策学専攻 (修士課程)公共マネジメントコース専門科目 |
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Outline (in English)
Interdisciplinary understanding of comparative bureaucracy
International Comparison of Public Service System Reform
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
比較官僚制の学際的な理解及び公務員制度改革の国際比較
到達目標Goal
①官僚制に対する学際的理解を深めるとともに、官僚制がもつ現代的な病理現象の発生メカニズムが理解できる。
②政府・行政機能の転換が求められる中、公的セクターの担い手である公務員制度の現状と改革課題について、国際比較の観点から比較分析できる。
③官僚制及び公務員制度における日本的特徴を識別し、具体的かつ個別的な対応策を提案できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻公共マネジメントコースにおいては「DP3」に関連している。ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻政策研究コースにおいては「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP4」は特に強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この授業は、前半の講義と後半は受講者の発表による。講義では、比較官僚制研究の学際的な理解を深めることにより、政府官僚制の病理現象に対する分析能力の向上を目指すとともに、政府や行政機能の転換が求められている現代社会における公的サービスの担い手のあり方についてe-HRMなどの人的資源管理などの手法も取り入れた官民比較、OECD加盟国を中心とする国際比較を行う。発表は、比較官僚制に関する先行研究の紹介・分析、事例分析による学際的な分析手法の習得、個人が設定した課題の発表を中心に構成する。
受講生には、期末に課題レポートの提出及びその発表を求め、質疑応答を行う。課題レポートについては、学際的なコメントを付けてフィードバックする。
原則として対面で授業を実施すること、新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、十分な安全性が確保されないと判断された場合には、オンラインに切り替える。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期前半
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1.2回目:比較官僚制研究の意義、特性、研究動向
比較官僚制理論の国際的・国内的状況を検討する。
3.4回目:先行研究の分析①
官僚制の病理現象と行政文化との関係
5.6回目:先行研究の分析②
戦後の公務員法制の形成と国際比較について理解する。
7.8回目:現状分析①
上級職公務員制度の国際比較(英・米・仏・独・日・韓)
9.10回目:現状分析②
公務員制度改革動向の国際比較(HRM、成果主義、人事評価)
11.12回目:課題発表①
受講者の課題発表と討論
13.14回目:課題発表②
受講者の課題発表と討論
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
事前に講義レジメと関連する参考資料などをアップする。
参考書References
事前に講義レジメと関連する参考資料などをアップする。
成績評価の方法と基準Grading criteria
質問力(25%)、調査力(25%)、構成力(25%)、プレゼンテーション(25%)の4つの要素による絶対評価
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
後半では受講生の課題発表が必須ですので、発表テーマなどを事前に準備してください。
担当教員の専門分野等
<専門領域>行政学、比較行政
<研究テーマ>比較自治行政、行政文化
<主要研究業績>
『現代日本の公務員人事ー政治・行政改革は人事システムをどう変えたか』(執筆分担、第一法規、2019)
『公務員制度改革という時代』(執筆分担、敬文堂、2017)
『東アジアの公務員制度』(共編著、法政大学出版局、2013)
「東アジアの行政文化研究の形成と課題:文化決定論から〈文化理論〉及び〈競争価値モデル〉の応用へ」(単著、公共政策志林、2014)
『アジアの中の官僚制度:歴史と現在』(共著、勉誠出版、2011)