公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
LAW500P1-112(法学 / law 500)行政法事例研究Case Studies (Administrative Law)
牧瀬 稔、橘田 誠Minoru MAKISE, Makoto KITSUTA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X9049 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 木6/Thu.6,木7/Thu.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
公共政策学専攻 (修士課程)公共マネジメントコース専門科目 |
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Outline (in English)
In the age of regional revitalization, the role of local government is strongly required. Therefore, this lesson will focus on the ordinance, not on the "interpretive theory" of the ordinance, but on the "policy theory". In this class, we introduce the ordinance and proceed with the lecture from the viewpoint of policy and legal affairs. We carry out lecture called policy making from viewpoint of the regulations.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
地方創生の時代は、地方自治体の役割が強く求められます。そこで、この授業は自治体行政法(条例)を中心に、条例の「解釈論」ではなく「政策論」という観点から進めます。この授業は、条例を紹介しつつ、政策法務の観点から講義を進めます。自治体行政法の視点にたった政策づくりという講義を実施します。
到達目標Goal
条例をはじめ自治体の政策づくりは、地域志向かつ住民参画などを基調に創出されており、自治体ごとに異なるため、能動的な魅力があります。それら事例を知ることで、受講生が政策形成能力を身につけることを目標とします。政策形成能力とは「問題を発見し、その問題を解決するため、一定の政策目標を立て、それを実現するために必要なしくみ・しかけをつくり上げる能力」と捉えます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻公共マネジメントコースにおいては「DP2」「DP3」に関連している。ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻政策研究コースにおいては「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP2」は特に強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業は原則対面で実施します。授業は講師による概説の後、受講生の発表と討論によって進めます。前半は講師からの講義(問題提起)とし、後半は参加者での討議とします。受講生は政策条例の事例を取り上げ、その事例に関し政策的視点から考察します。そして授業の最終日に、プレゼンテーションしてもらいます(受講生と相談して決定します)。授業は、適宜、リアクションペーパーの提出を求めます。またフィードバックは授業の前後に時間をとり実施します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期後半
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス、講義の概要説明など
この授業の進め方について説明する。
第2回:政策条例の概要
条例とは何か、政策的意味を持つ条例、議員提案による条例の制定などを紹介する。
第3回:特徴的な政策条例
政策条例の実際、政策条例を成功するノウハウとは何か。特徴的な政策条例を紹介する。
第4回:政策条例の効果
生活安全条例、交通安全条例などの政策条例の効果を言及する。
第5回:政策条例の効果
迷惑防止条例、地域産業等の振興条例などの政策条例の効果を言及する。
第6回:政策条例の限界と意義
政策条例の限界や意義について、事例を踏まえながら、紹介する。
第7回:受講者による報告・まとめ
受講者が政策条例を選択し、その効果や限界などを報告する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
自らの生活している地方自治体の政策条例に関心を持ってください。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
使用しません。授業は、毎回資料を配付します。
参考書References
牧瀬稔(2008)『議員が提案政策条例のポイント~政策立案の手法を学ぶ』東京法令出版
牧瀬稔(2009)『条例で学ぶ政策づくり入門』東京法令出版
牧瀬稔(2017)『「型」からスラスラ書ける あなたのまちの政策条例』第一法規
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は、最終報告(プレゼンとレポート)60%、討議参加40%とします。出席は、出席することが前提であるため、評価基準にはいれていません。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎年、学部卒業から進学してきた学生、社会人の学生をはじめ年齢も幅広い状況があります。そのため、この授業は「基本的」な内容を進めるようにしています。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にありません。
その他の重要事項Others
授業予定は、おおよそ、上記の流れを考えています。受講生と相談し、講義内容の変更も考えます。また、その時のトピックスとなっている事例を取り上げ、講義することも検討しています(その場合は、上記の流れが変更・修正されます)。なお、教育効果を狙うため、受講生と相談して、オンライン(Zoom)で実施する回も検討します(原則は対面で実施します)。
【担当教員】牧瀬稔
法政大学大学院博士課程修了。博士(人間福祉)。自治体政策学、地域政策を専門とし、北上市、東大和市、西条市等の自治体の政策アドバイザーをしています。
【担当教員】橘田誠
弘前大学大学院博士課程修了。博士(学術)。行政法、地方自治論を専門とし、地方と大都市部の関係を研究テーマに弘前大学客員研究員を務めています。