市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
LAW100LA(法学 / law 100)法学ⅡJurisprudence II
水野 圭子Keiko MIZUNO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q2012 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法1年S~W/法文営国環キ2~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 2群(社会分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Even if you work as a regular employee, even students, there are close relationships between labor and law, such as when working part-time. However, there are not many opportunities to learn about law and labor in the age of students. In this lecture, we will consider the problems of labor and law related to students. Specifically, employment offer and cancellation, premium wage for overtime work, paid vacation, occupational accidents. Next, consider important issues such as wages, working hours, relocation, and dismissal. Also consider the Constitution related to labor. It aims to deepen knowledge about international legal relations through freedom of movement of workers in the EU, regulations on labor by EU directive, and so on.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
学生であってもアルバイトをする場合など、働くことと法律は様々なかかわりを持っている。しかしながら、労働と法について学ぶ機会は多くない。本講義では、働くこととかかわる法律について、採用内定とその取り消し、アルバイトの場合の残業代の支給や有給休暇の取得など労働災害、採用内定とその取消など学生であってもかかわりを持つ事例について、さらには、賃金、労働時間、転勤、解雇など重要な問題についても検討を行う。引き続き、働くこととと関係する憲法の問題、働くことについてもボーダレスとなっているEUの仕組みなどを通じて、国際的な法律関係、とくにEU法を素材として、人権や平等、労働法上の規制等についても知識を深めることを目的とする。
到達目標Goal
発展的な契約である労働契約の仕組みと法的な規制についての知識を得る。
これによって、働く場合における法律関係について、正確な法的知識に基づく正しい理解ができる。
EUなどの国際法的な関係についても、労働という視点からEU指令、EU裁判所制度、EUの社会保障制度などについても法的な理解を深める。
上述の点に関与する憲法的な論点について理論的に説明できるよう理解を深める。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP3、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
コロナ感染症対策が求められている現状においては、ZOOMを使用したオンライン講義を行うようていである。レジュメ、パワーポイントを用いた講義形式で授業を進める。授業ごとに、フィードバック課題として、確認テストあるいはレポートの提出を求める予定である。これらのフィードバック課題については、次の授業冒頭において復習事項として、再確認を行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ガイダンス
受業の進め方・テストなどについてのガイダンスと模擬授業
2:アルバイトを決める時に確認すること
労働契約を結び働く場合の法律関係について
3:働く場合の法律 労働時間・賃金
労働時間・賃金・時間外労働・割増賃金
4:働く場合の法律 休む
休憩・休息時間・休日・休暇について
5:仕事を辞める労働契約の終了について
採用内定の取り消し・解雇
6:働く場合の法律
最近の問題
7:ワークライフバランス
ワークライフバランスと少子高齢化
8:安全に働く
労働災害・過労死について知る
9:安全に働く
過労自殺・過労死の認定の問題
10:国と国の関係と働くこと
グローバル化の中で労働はどのように変わってきているのか
11:EU諸国と働くと
EU市民とEU加盟国はどのような関係にあるのか
12:EUの制度概略
EU指令の制度、EU加盟国の立法権、EU裁判所の制度
13:EUと人権
EUにおいて人権や働く権利、私生活はどのように保障されているのか。
14:働くことと法
働く状況が大きく変わる中で、どのような法が求められるのだろうか検討する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
該当する教科書のページを熟読すること。さらに、関連する新聞記事やニュースなどをフォローすること。なお、本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
池田真朗、犬伏由子、野川忍、大塚英明『法の世界へ〔第8版〕』 (有斐閣アルマ、2020年)(改訂版が出た場合は最新のものとする)
このほか今年度版の六法を用意すること。
六法については初回の授業で詳しく紹介します。
参考書References
伊藤正己、加藤一郎『現代法学入門〔第4版〕』 (有斐閣双書、2005年)
浜村彰、唐津博、青野覚、奥田香子『ベーシック労働法〔第7版〕』(有斐閣アルマ、2019年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
選択問題、マークシートを利用して行う期末試験の成績(80%)、これに、授業内で行った小テスト(20%)で評価する。これらの合計を60点~69点をC、70点から79点をB、80点~89点をA、90点以上A+とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
EUやフランス法との比較法的な検討について、関心が高かったので今後もそのような比較法的な視点からの講義を増やすこととしたい。
また、コロナ感染症対策における雇用政策や公衆衛生法についても関心が高かったので、時事的な問題や直ちに影響を受ける政策について情報を提供するように心がけたい。