市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
LAW100LA(法学 / law 100)法学ⅠJurisprudence I
水野 圭子Keiko MIZUNO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q2011 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法1年S~W/法文営国環キ2~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 2群(社会分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
This lecture targets beginners in law and explains the basic knowledge of law. As a relationship between individuals, we aim to understand the basic concepts concerning the contract law and to acquire rudimentary legal knowledge. Furthermore, as a relationship between the nation and individual,we study the Constitution of Japan and fundamental human rights. Also, as a field related to international law, we also learn about the treaty and the EU law, which is the relation between nations.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
主に法学の初学者・入門者を対象に、法学の基礎に関する講義を行う。契約法に関する基本的な概念を理解し、初歩的な法知識を取得することすることを第一の目的とする。これに加え、憲法の構造と基本原理、国際法に関して、条約の締結やEU法についても学ぶ。
到達目標Goal
法学の一般的・基本的な知識の習得と理解がこの授業のテーマである。法律を学んだことのない学生が、法学の基礎を習得し、現代法の仕組みと基本原則を理解することをねらいとする。それにより、法治国家の市民として求められる法的な知識と資質を身に付けると共に、民主的な国家の主権者として備えるべき基礎的な法的素養の習得を目指す。具体的な到達目標は以下の通り。
①法学の基本概念・用語の意味内容を習得し、現代法の基本的な仕組みと体系を理解する。
②社会の中での法の役割を理解し、法によって社会的な紛争がいかに解決されるか、個人の権利がどのように守られるかが分かるようになる。
③立憲主義の意義、日本国憲法の基本原理と基本構造を理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP3、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
コロナウィルス感染症(COVD-19)の感染拡大防止のため、外出自粛が求められる中、現時点ではZOOMによるオンライン講義となります。
レジュメと教科書を用いて、ZOOMによる講義を行い、確認となる課題(小テスト・レポート)を提出するという形式で授業を進めてきます。これらの課題については、次の授業の冒頭において、復習事項として確認を行います。
教科書と六法を使用しますので準備をお願いいたします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ガイダンス
法の役割と法律の学び方
2:契約をすることと生活
生活における様々な活動と契約がどのように関係しているか考え、契約とは何かを学ぶ。
3:契約と権利義務
契約をすると、どのような義務が発生し、どのような権利を得るのか。
4:債権・債務関係
契約によって生じる権利義務関係について
5:債務不履行
契約が守られなかったとき、契約を締結した者はどのような対応を取ることができるか。
6:契約に拘束されない場合
契約を結んだにもかかわらず、契約に従わなくてもよい場合について
7:不法行為(1)
他人によって自分の権利を侵害された場合について
8:不法行為(2)
典型的な不法行為とその解決
9:憲法とは
憲法は何のためにあり、何を守るものか。
10:憲法と私人
憲法は何を保障するか。
憲法が保障する基本的人権について
11:憲法と統治機構
なぜ、権力を抑制する必要があるか。近年起きた事例をもとに検討する。
12:裁判制度
権力の一つである裁判制度を概観する
13:冤罪と司法改革
冤罪を防ぐためにどのような手法がとられているか
14:まとめ
春学期の重要な点について再度、検討を行う
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
教科書、資料等の指摘されたところを熟読すること。本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
池田・犬伏・野川・大塚『法の世界へ〔第8版〕』(有斐閣アルマ、2020年)
なお、版が改訂される場合があるが、講義では最新版のものを使用するので、版の改訂を確認の上購入すること。
参考書References
伊藤正巳・加藤一郎 編『現代法学入門〔第4版〕』(有斐閣双書、2005年)
田中淳子・大野正博編『法学入門』(成文堂、2015年)
末川博編『法学入門〔第6版〕』(有斐閣双書、2009年)
松本・三枝・橋本・青木 編『日本法への招待〔第3版〕』(有斐閣、2014年) など
成績評価の方法と基準Grading criteria
記号選択問題によっておこなう期末試験の成績(80%)、これに、授業内で行った小テスト・レポート(20%)で評価する。これらの合計を60点~69点をC、70点から79点をB、80点~89点をA、90点以上A+とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
近年の社会問題と関係のある事例についての関心が高いので、時事的な問題を今年度も取り扱う。
また、映像資料を講義内で利用する。
板書は楷書でおこない、パワーポイントを利用する。