市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
LAW100LA(法学 / law 100)法学ⅡJurisprudence II
前川 佳夫Yoshio MAEKAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q2006 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法1年Y、文1年A~I/法文営国環キ2~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 2群(社会分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course provides an overview of the basic concepts of law for the students who study law for the first time. The course will give you a comprehensive introduction of the modern Japanese laws;such as Criminal Law, Civil Law, Labor Law, and International Law.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
主に法学の初学者・入門者を対象に、法学の基礎に関する講義を行う。内容的には、刑法、民法、労働法の基礎知識・基本原則と国際法の基礎に関する講義を柱とする。
到達目標Goal
法学の一般的・基本的な知識の習得と理解がこの授業のテーマである。法律を学んだことのない学生が、法学の基礎を習得し、現代法の仕組みと基本原則を理解することをねらいとする。それにより、法治国家の市民として求められる法的な知識と資質を身に付けると共に、民主的な国家の主権者として備えるべき基礎的な法的素養の習得を目指す。具体的な到達目標は以下の通り。
①法学の基本概念・用語の意味内容を習得し、現代法の基本的な仕組みと体系を理解する。
②社会の中での法の役割を理解し、法によって社会的な紛争がいかに解決されるか、個人の権利がどのように守られるかが分かるようになる。
③刑法、民法、労働法などの基本的な構成と基本原則を理解する。
④国際法に関する基礎知識を身に付ける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP3、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
(はじめに)この「法学Ⅰ」の授業は、対面授業を基本とした「ハイブリッド型」〈対面授業とオンライン授業の組み合わせ〉で進める予定です。ただし、新型コロナウイルス感染拡大防止のための措置等の影響により、授業形態に変更がある場合もありますので、大学からのお知らせその他にご注意ください。
「近代憲法」としての性質を色濃く示す日本国憲法(1947年施行)を基軸とするわが国の法システムはいま、国内外の政治、経済、社会情勢の変化をうけて、変貌しようとしています(第3の法制改革)。本講義では、現代日本の法システムを理解するための基本事項を中心に、刑法、民法、労働法、そして国際法にかかわるテーマをとりあげます。
また、授業時に、リアクションペーパー(対面授業)や課題レポート(主にオンライン授業)を提出してもらうことがありますが、次回の授業時にそれらで取り上げられた事項についての講評を加え、場合によってはディスカッション、ディベートにつなげたく思っています。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ガイダンス
授業の進め方と履修の意義について
2:犯罪と刑罰1
罪刑法定主義とは何か
3:犯罪と刑罰2
犯罪の成立
4:権利能力と行為能力
近代市民法における個人とは
5:契約自由の原則
契約自由の原則はなぜ大切なのか
6:契約の成立と効力
消費者契約、労働契約を中心に
7:不法行為と損害賠償
不法行為責任とは
8:過失責任の原則
過失責任と無過失責任
9:家族関係と法1
夫婦と親子
10:家族関係と法2
扶養と相続
11:労働関係と法1
労働法の理念と体系
12:労働関係と法2
労働法の具体的な内容
13:国際関係と法1
主権と領土
14:国際関係と法2
国際法と国内法
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
準備学習としては、①新聞その他のメディアで判決や法改正の記事などがとりあげられていたら目を通しておくこと、②また、下記の「参考書」欄に挙げた書物などを参考にして、関心ある文献の一部または全部を読んでおくこと、が大切と思います。
また講義後の復習としては、①テキスト(教科書)や配布したプリントを見直すこと、②講義のなかでとりあげた文献や、教科書、プリントにでていた条文や判例にあたっておくことが大切です。
なお授業時間外の学習全体をとおしてお願いしておきたいことは、学習対象を法律(学)に限定せず、現代の社会生活を支える「政治」、「経済」、「法」という3つの領域全体の動向に目を配るようにすることです。はじめはすこしたいへんかもしれませんが是非がんばってください。
テキスト(教科書)Textbooks
「日本の法(第二版)」緒方桂子ほか編(日本評論社、2020年刊)1,980円(税込み)をテキスト(教科書)として利用します。またテーマによっては参考資料、プリントを追加します。
参考書References
「新版 法学の世界」南野森編(日本評論社)
「法の世界へ(第7版)」池田真朗ほか(有斐閣)
「民法の基礎から学ぶ民法改正」山本敬三(岩波書店)
「法学の誕生ー近代日本にとって『法』とは何であったか」内田貴(筑摩書房)
「市民社会と市民法――civilの思想と制度」水林彪、吉田克己編(日本評論社)
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験(70%)、授業中のレポートなど(30%)の割合で評価する予定です。講義内容について理解するとともに、講義で取り上げたテーマについて、各自の関心に応じて、もう一歩先をいく授業時間外の学習(図書館等を利用した関連文献、関係資料の収集など)に取り組むよう心がけてください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
できるだけ理解しやすく、分かりやすい授業になるようにと思っています。
気になることがあったら気軽に指摘してください。力をあわせてよい授業にしていきたいと思います。