市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PHL100LA(哲学 / Philosophy 100)倫理学ⅠEthics I
越部 良一Ryoichi KOSHIBE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q1121 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法1年A~H/法文営国環キ2~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
This course deals with the basic questions and thoughts of ethics.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
倫理学を学ぶことは、単に教室の中で知識を得て、試験で高得点をとることで終わりではない。倫理学の知は、私たちが生きる場で試されるのであり、日常的な生活の中で生きていくことで磨かれていく。この授業は倫理的な問題を取り上げながら、社会のルールや規範と個人の価値観について、各学生がそれぞれの立場で考察できるように促す。
到達目標Goal
この授業は、現代に生きる私たちが、日常的な社会の中で、一個の人間としてどのように存在し、どのように生きるかを社会的規範との関係に基づいて考察することを目的とする。その際に、様々な倫理的問題を探究する実践的な知を獲得することを目指す。前半は東西の古典的な倫理思想を取り上げ、後半は近現代の西洋倫理思想を取り上げて、倫理的な問題と思考を理解し説明できることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
学習支援システムによるオンライン授業、オンデマンド授業・資料型で行う。課題等のフィードバックは授業内で行う。詳細はオンライン授業開始時に示す。
ただし、状況によっては変更あるものと心得ておいてほしい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:この授業の概要
シラバスおよびこの授業全体の概観と説明
第2回:倫理学とは何か
倫理学の根本問題、善、自己、社会(共同体)、超越者
第3回:人間とは何か?(1)
現に問うているのは誰か? ソクラテスの「汝自身を知れ」、魂の善さ(徳)
第4回:人間とは何か?(2)
世界内存在としての私。ソクラテスの法と国家、死についての思索
第5回:人間とは何か?(3)
私は世界とどのように関わるのか? 釈尊の四諦と自己
第6回:私は何をなすべきか?(1)
孔子の仁と学
第7回:私は何をなすべきか?(2)
孔子の「天命を知る」
第8回:私は何をなすべきか?(3)
絶対的な善とは何か? 福音書におけるイエスの思想
第9回:私は何をなすべきか?(4)
アリストテレス倫理学、「中庸」の思想
第10回:私は自分の義務をなすべきか?(1)
カント倫理学① 「道徳法則」
第11回:私は自分の義務をなすべきか?(2)
カント倫理学② 自由とは何か?
第12回:私は自分の義務をなすべきか?(3)
功利主義(ベンサム、ミル)
第13回:私は法にかなったことをなすべきか?
社会契約論
第14回:授業のまとめ
まとめと解説
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業の資料を使用して予習・復習をすること。また授業で取り上げる著作(西洋のものは翻訳でよい)に少しでも目を通すことが望ましい。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキスト(教科書)は使用しない。
参考書References
授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
学期中ごろのレポート(40%くらい)と学期末のレポート(60%くらい)の2つにより評価する予定である。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
古典的な倫理思想はただ古いだけでなく、現代に生きているものであることに注意しながら見ていく。