市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PHL100LA(哲学 / Philosophy 100)哲学ⅠPhilosophy I
越部 良一Ryoichi KOSHIBE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q1107 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 文1年T~V、環1年/法文営国環キ2~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course deals with the defining characteristics, the history and the questions of philosophy.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
哲学の基本的性格と歴史と基本問題を概観します。哲学は子供から大人、老年に至るまで、才能の有無、向き不向きを問うことなく、人間として誰もが考えるべき問いを探求するものです。本講義は、古今東西の思想家に、この問いを訪ねてゆきます。
到達目標Goal
哲学は、教養知の原理です。教養知によって、現代人が直面する諸問題を、広くて新しい視野から考えます。そのための原理を、哲学の基本的性格と歴史と基本問題の探究を通して理解できるようにします。特にこの講義では、人間存在(自己)の哲学的在り方と人間を超える存在との関わりを理解し、説明できることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的に学習支援システムでのオンライン授業(オンデマンド授業・資料型)とする。事情が許せば、3回程度、教室で対面授業を実施する。質問等のフィードバックは授業内で行う。詳細はオンライン授業開始時に示す。
ただし状況によっては変更あるものと心得ておいてほしい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:哲学Ⅰのオリエンテーション
講義全体の外観とシラバスの解説
第2回:哲学の基本的性格1―哲学の暫定的定義と方法
「愛知」としての哲学と自己
第3回:哲学の基本的性格2―哲学の問い
哲学と科学の関連と相違
第4回:哲学の歴史1―近代①
ニーチェ:解釈論と試みとしての哲学
第5回:哲学の歴史2―近代②
ニーチェ:超人、自己、運命愛
第6回:哲学の歴史3―現代①
ヤスパース:実存と永遠
第7回:哲学の歴史4―現代②
ヤスパース:超越者の「言葉」
第8回:哲学の基本問題1―死について①
ハイデガー:死に関わる人間存在
第9回:哲学の基本問題2―死について②
ドストエフスキー:死と魂の不滅
第10回:哲学の基本問題3―現実と非現実について
ドストエフスキー:悪魔の存在
第11回:哲学の基本問題4―人生に目的はあるか?
清沢満之:絶対無限と自己
第12回:哲学の歴史5―古代
エピクテトス:我執、運命、自由意志
第13回:哲学の歴史6―中世
証空:浄土教における無限者との一体化
第14回:哲学Ⅰのまとめ
まとめと解説
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業で提示する教材文書を読み返すこと。また、授業中に紹介する哲学者の著作(西洋のものは翻訳でよい)に少しでも目を通すことが望ましい。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは使用しない。
参考書References
ヤスパース『新版 哲学入門』林田新二訳,リベルタス出版,2020年,2700円(税抜).
その他は適宜授業内で紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
学期中ごろのレポート(40%くらい)と学期末のレポート(60%くらい)の2つにより評価する予定である。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
自己の見解はひとまずおいて、哲学者の思考をまず追っていく姿勢をもつとよい。そのために思想家からの引用はできるかぎり多めにするつもりである。