市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PHL100LA(哲学 / Philosophy 100)哲学ⅡPhilosophy II
計良 隆世Ryusei KEIRA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q1094 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法1年I~N/法文営国環キ2~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
The main aim of this course is to give students an understanding of the fundamental problems dealt with the Western philosophy after Descartes. This course gives an explanation of the problems arisen from Descartes' dualism and Kant's and Husserl's solutions to the problems.
This course also gives students an understanding of the problem of nihilism pointed out by Nietzsche and his soluitions to the problem.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
哲学は、古い常識を批判し、新しい常識をクリエートします。このような観点から、古代から現代に到る哲学の根本問題を、古代から現代の主要学説を手がかりにしながらできるだけ平明に解説します。
この授業では、特に、「生の意味と価値」・「認識の確実性・客観性」という近代哲学の問題、そして「ニヒリズム」という現代社会とも関わる問題を考察します。
到達目標Goal
主要な哲学説の根本問題を学習することを通して、常識批判としての哲学を理解することを到達目標とします。
この授業では、特に、以下の事柄についての深い理解を目指します:
・近代哲学の難問とその解決策。
・ニヒリズムとそれへの対応法(どう生きるべきかについて)。
・世界像の生成(世界の秩序付け)の原理。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
大学の行動方針レベルが2となった場合、この授業は原則としてオンラインで行います。詳細は学習支援システムで伝達します。
対面でもオンラインでも授業は講義形式です。テキストを解説し、資料を用いて補足説明する形で、授業を進めていきます。
学期中、単元終了ごとに、授業内容確認小テストを行います(4〜5回実施予定)。
課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:哲学Ⅱのオリエンテーション
この授業について
キリスト教
アウグスティヌス
第2回:哲学の基本的性格1
普遍とは?
唯名論・実在論
オッカムの剃刀
第3回:哲学の基本的性格2
近代の学問と世界像
自然観・社会観の変更
第4回:哲学の根本問題について1
近代哲学は何を問題としたか?
生の意味と価値
認識の確実性・客観性
第5回:哲学の根本問題について2
デカルトの二元論
第6回:哲学の根本問題について3
デカルトが残した近代哲学の難問
物心問題
主客一致の難問
第7回:哲学の根本問題について4
認識批判1
共有可能な知識とは?
第8回:哲学の根本問題について5
認識批判2
客観性は成立するのか
合理論・経験論からカントへ
第9回:哲学の根本問題について6
カントの超越論的哲学
認識の客観性
第10回:哲学の根本問題について7
カントと近代哲学の難問
(カント哲学の意義と問題点)
第11回:哲学の根本問題について8
超越論的哲学の展開1
超越論的現象学
第12回:哲学の根本問題について9
超越論的哲学の展開2
世界信念
第13回:現代世界と哲学について
ニヒリズム
ニーチェの対応法
「生きること」それ自体に意味はあるのか?
第14回:哲学IIのまとめ
世界像生成の根本原理
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
授業前学習:テキスト該当箇所の精読、資料プリント等の熟読。
授業後学習:授業内容の確認、参考文献の熟読。
テキスト(教科書)Textbooks
使用テキストや文献資料は学習支援システムで配布します。
参考書References
竹田青嗣・西研著『はじめての哲学史』、有斐閣アルマ、1998年
その他の参考書は、授業毎に指示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
学期末リポート試験の成績(60%)と授業内容確認小テストの成績+平常点(40%)とにより評価する。
学期末リポート試験では、「到達目標」に掲げた事柄の理解度を試すための問題を課す予定。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業のレジュメと説明がわかりやすかったようです。これからも丁寧な解説につとめたいと思います。