市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PHL100LA(哲学 / Philosophy 100)哲学ⅠPhilosophy I
滝口 清栄Kiyoei TAKIGUCHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q1091 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法1年A~H/法文営国環キ2~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
This course introduces the basic characters of philosophy in the historical point of view,then makes clear the fundamental problems of philosophy. In particular this course deals with the relationship of neture,mankind and society.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
哲学の基本的性格と歴史と基本問題を概観します。この概観によって、教養知の原理を理解し、現代人が直面する諸問題を、広くて新しい視野から考え、解決すること目的とします。
本講義では、このテーマを踏まえながら、環境と共生という現代的視点から、哲学的テーマをとりあげます。
到達目標Goal
基本的性格と歴史と基本問題の探究を通して教養知の原理としての哲学を理解できるようにします。
本講義では、環境と共生をめぐる哲学史的アプローチ、そして現代の理論的問題を明らかにすることを通して、これからの世界を生きる人間と社会のあり方を考える手がかりが得られることをめざします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は対面とオンラインを併用するハイブリッド型になる。授業支援システムのホッピーを活用して、資料配布、質疑応答をおこなう。またオンラインのときは、Google-Meetを用いる。対面、オンラインをどう配置するかについては、コロナの状況を見ながら決めていきたい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:哲学Ⅰのオリエンテーション
自然観をめぐる近代以前と近代
自然と人間との関係についてのとらえ方の違いを扱う。
第2回:哲学の基本的性格1
自然を支配するという考え方
近代の哲学者デカルトを通して、その歴史的意義を扱う。
第3回:哲学の基本的性格2
人間の権利、自然の権利
権利概念が、哲学の歩みのなかでどう広がってきたかを扱う。
第4回:哲学の歴史1
エコロジーの哲学史的意味1
19世紀前半のアメリカのナチュラリスト、ソローを通して、考える。
第5回:哲学の歴史2
エコロジーの哲学史的意味
19世紀半ばのドイツの生物学者ヘッケルの提唱した「エコロギー」の意味を明らかにする。
第6回:哲学の歴史3
エコロジーの発想にもとづく新しい学問的成果
20世紀初頭の成果、食物連鎖、ならびに遷移‐極相理論の哲学的意味を探る。
第7回:哲学の歴史4
エコロジーと環境保護
1930年代中西部アメリカの砂嵐問題とエコロジーの出会いを扱う。
第8回:哲学の歴史5
現代環境思想のフロンティア
レオポルドのランド・エシックスを取り上げる。
第9回:哲学の基本問題1
現代環境思想1
生命圏中心主義をとるディープ・エコロジーを取り上げる。
第10回:哲学の基本問題2
現代環境思想2
アメリカの女性哲学者マーチャントの、社会的公正を重視するラディカル・エコロジーを取り上げる。
第11回:哲学の基本問題3
環境と共生をめぐる現代的テーマ1
配分的正義の問題を扱う。
第12回:哲学の基本問題4
環境と共生をめぐる現代的テーマ2
世代間の公正の問題を扱う。
第13回:哲学の基本問題5
環境と共生をめぐる現代的テーマ3
自然の権利の問題を扱う。
第14回:哲学Ⅰのまとめ
春学期に扱った諸問題をふりかえり、まとめを行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
出席にあたっては、教科書を下読みしてくることが望ましい。講義で取り扱ったテーマについて、リアクションペーパーに感想や質問を書くことで、さらに理解が深まるでしょう。本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
資料は授業支援システムのホッピーでアップします。
テキスト(教科書)Textbooks
滝口清栄『環境と共生のリテラシー』(DTP出版、1200円)
参考書References
『環境と共生のリテラシー』の巻末に一覧をあげておきました。
成績評価の方法と基準Grading criteria
試験90%、平常点10%とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
「授業改善アンケート」では、私語に対してきちんと対処しているので、静かな雰囲気の中で受講できるという評価を得ています。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
その他の重要事項Others
特になし。