市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
ARSa200LA(地域研究(ヨーロッパ) / Area studies(Europe) 200)ドイツの文化と社会LBCulture and Society in Germany LB
上田 知夫Tomoo UEDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | R4298 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ2~4年※定員制 |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 4群(諸外国語分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
The theme of this lecture is the relationship between philosophical thoughts and their roles in society, especially, in German society.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業ではドイツの文化と社会の関係を社会についての思想を手がかりに捉えることを目的にします。
その際に、ドイツ語圏の思想が、
1. さまざまな歴史的社会的事情との関連で展開してきたこと、および、
2. 実際には1つの言語圏を超えて拡がっていくということ
を理解したいと思います。
なお、この授業は日本語で行います。ドイツ語力は一切前提しません。
到達目標Goal
この授業を通じて、
・20世紀から21世紀のドイツの社会問題についての概観を得ることができます
・ドイツの社会思想について概観を得ることができます
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP1、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この授業の中心部分は講義形式ですが、最後の10分程度全体でディスカッションしたいと思います。また毎回リアクションペーパーの提出を求めます。
また適宜、参加者に発言を求めることがあります。積極的な発言が、平常点の加算要因です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:導入:ドイツ語圏の20世紀の歴史の概観
ドイツ語圏の20世紀について、高校世界史の復習をします。
第2回:ワイマール共和国とフランクフルト学派
フランクフルト学派の第1世代の研究の背景を大戦間期のドイツの政治状況と関連付けます。
第3回:ナチスの台頭とフランクフルト学派
1933年以降のドイツの政治状況を概観し、それがドイツの大学に与えた影響を考察します。
第4回:19世紀から20世紀にかけてのウィーンの文化
ウィーン学団を生んだオーストリアおよびウィーンの歴史を概観します。
第5回:ウィーン学団
ウィーンの歴史を文化の側面から見たときのウィーン学団の位置について概観します。
第6回:亡命知識人の哲学1: アメリカのフランクフルト学派
ナチスの台頭に伴い、多くの哲学者が亡命しました。アメリカ東部の亡命知識人の状況とその思想的展開を追います。
第7回:亡命知識人の哲学1: アメリカのフランクフルト学派
フランクフルト学派が西部に移動したことを概観し、カルフォルニア地域の亡命知識人の状況について概観します。
第8回:亡命知識人の哲学2: 英語圏の科学哲学
ウィーン学団の哲学者たちの亡命とその後の英語圏の哲学に与えた影響について概観します。
第9回:亡命知識人の哲学2: 英語圏の科学哲学
ウィーンから渡米した哲学者たちが、アメリカに定住していく様子を概観します。
第10回:戦後のフランクフルト学派
第2次世界対戦後のドイツの学問状況を哲学者たちを事例に概観します。
第11回:68年世代の哲学
ドイツの学生運動が隆盛を迎えた1968年代当時の哲学的状況を概観します。
第12回:ハーバマスと社会哲学1: 社会国家と生活世界
戦後ドイツの社会国家について概説し、社会国家制度と社会哲学の関係を概観します。
第13回:ハーバマスと社会哲学2: 歴史家論争
第2次世界対戦後のドイツが、第2次世界対戦をどのように振り返ってきたかについて歴史家論争を手がかりに概観します。
第14回:まとめ
これまでの議論をまとめ、レポートの書き方について確認します。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
この授業では復習を中心に学習してください。とりわけ興味を持った主題についてのレポートの準備を入念に行うことを求めたいと思います。そのためのオフィスアワーの積極的利用も推奨します。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は指定しません。適宜、レジュメを配布します。
参考書References
毎回異なる参考書を利用しますので、スライドでそれらを指示します。レポートを執筆しようと思う回については、それらを一読することをお勧めします。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業の際に提出するリアクションペーパー: 50%
レポート:50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
昨年度の学生の要望により、ウィーンやフランクフルトの都市の歴史を少し多めに授業しようと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
ノートパソコン、スマートフォン、タブレットなど、インターネット通信環境のある機器があれば持参のこと(なおオンライン授業になる可能性がありますので、Zoomのインストールをお願いします)。
その他の重要事項Others
春学期と秋学期は独立して履修できるようにしてあります。ただし、春学期で学んだことは絶対に無駄になりませんので、春学期に履修した方の積極的な参加を期待します。