市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
LANe200LA(英語 / English language education 200)英語で学ぶ社会と文化ⅠEnglish through Social and Cultural Issues I
社会と文化の諸相を知る
永井 大輔Daisuke NAGAI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | R2405 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 1 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国1~4年/レベル3,4※定員制 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 外国語科目 4群[選択]外国語(英語・諸外国語) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
As events in other countries can have a significant impact on our domestic politics, business, or daily lives (and vice versa), we all have to pay attention to both worldwide and domestic news media every day.
Since not all news items are translated to Japanese, students will be required to obtain information from English news media around the world.
In this course, students will learn how to read and listen to English for mass communication.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
海外の出来事が国内の政治やビジネス、日常生活に影響することもあれば、国内の出来事が海外に影響を及ぼすこともあるなかで、成功するため(あるいは失敗しないため)には、皆さんは国内外のニュースに常日頃から注意を向けなければなりません。
重要なニュースがすべて日本語になっているわけではないため、皆さんは世界各国のメディアが配信している英語のニュースから情報を得ることが必要になるでしょう。
この授業で皆さんは、みずからの今後を左右する情報の世界への鍵を手に入れるため、ニュースメディアの英語に触れて熟達することを目指します。
到達目標Goal
・ニュースメディア独特の英語の使い方があることを知り、それに文体・語彙・熟語の面で対応できるようにする
・文法の知識をフル活用し、文章の内容・情報を正確に読み取れるようにする
・発音に対してこれまで以上に意識をし、音声でのニュースメディアの英語にも対応できるよう準備する
・未知の、あるいはやや複雑な時事問題について自主的に調べる習慣をつけ、見識を広める(最重要)
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
国内外の有名な新聞の記事で構成された教科書を使用します。ニュースの内容は社会・文化・政治経済から環境・娯楽・スポーツまで多岐にわたります。
授業中は、朗読の発音に気をつけつつ、アトランダムに指名しながら記事の内容を確認していきます。予習を怠って指名されてから初めて文章に目を通すような行為は、授業を共にしているクラス全体に迷惑がかかりますので、絶対にやめて下さい。
語彙やフレーズ、内容の把握具合、そして音声でのニュース理解を確認する小テストも実施する予定です。
記事内容の要点・感想ほか課題類の提出は「学習支援システム」を通じて行う予定です。提出物の一部は次の授業回でのフィードバックで取り上げます。
当然のことですが、聞かなくてもよい授業は一回もありません。各文の読解のポイントは聞き逃さず、メモをとりましょう。毎回の出席が原則です。欠席や遅刻の回数には限度を設けます。たとえ限度内であったとしても、欠席した分の遅れを皆さん自身が取り戻す努力をしなければ、単位取得はおぼつかなくなるでしょう。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:イントロダクション
このシラバスに書かれた内容の説明だけでなく、学期中・授業中の注意点や、次回以降の授業に必要な課題についても言及しますので、必ず出席して下さい。出席数にもカウントされます。
2:Unit 3 (1)
コアラが森林火災の犠牲に
Saving the Fire Victims Who Cannot Flee: Australia's Koalas
小テスト
3:Unit 3 (2)
(前回の続き)
Climate change and natural disasters
4:Unit 4 (1)
上流階級育ちの坊ちゃんの中身のない自信に気をつけろ
Beware the posh boy's hollow self-confidence
小テスト
5:Unit 4 (2)
(前回の続き)
The socio-economic structure in the UK
6:Unit 5 (1)
ノート型パソコンのリサイクルでの代償:タイで有毒ガスが
The Price of Recycling Old Laptops: Toxic Fumes in Thailand's Lungs
小テスト
7:Unit 5 (2)
(前回の続き)
The environmental impact of e-waste
8:Unit 6 (1)
他の人たちよりもずっと感染力が強い人たちがいる理由
Why Are Some People So Much More Infectious than Others?
小テスト
9:Unit 6 (2)
(前回の続き)
How to save black and Hispanic lives in a pandemic
10:Unit 7 (1)
疫病の渦中で必要なのはフランスではペストリーとワイン、米国ではゴルフと銃
What's essential? In France, pastry and wine –– in the US, golf and guns
小テスト
11:Unit 7 (2)
(前回の続き)
Some activities reflect a national identity.
12:Unit 8 (1)
iPhoneのはるか前に無線社会の基礎を築いた人たち
They Laid Foundation for a Wireless Society
小テスト
13:Unit 8 (2)
(前回の続き)
The 2019 Nobel Prize winners in chemistry
14:試験・まとめと解説
Unit 8のフィードバック
筆記試験は、単位取得資格がある人は必ず受けて下さい。授業内試験なので、通常の授業と同じ時間・同じ教室で実施します。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
ダンスや楽器の演奏にしてもそうですが、語学の習熟において大きな違いを生み出すのは、皆さんがそれぞれ授業外で行う学習です。授業で指名された瞬間だけをしのぐ、筆記試験の問題だけをしのぐ、といった勉強法では、実際に役立つ英語運用能力は少しも育ちません。そこは授業の進め方ではなく、皆さんの意識にかかっているのです。
この授業では読解が中心になりますから、予習には、教科書の記事の内容を正確に理解することに一番の時間を割いて下さい。
具体的には、
・初めて見る単語・フレーズだけでなく、自分の知っている日本語の意味をあててみても何かしっくりとこない、と感じたら、どんな基本的な言葉であれ、面倒くさがらずにこまめに辞書を引かなければいけません。
・代名詞が出てきた際に、文中の何(もしくは誰)を指しているのか、自分で本当に分かっているのかどうか確認しなければいけません。
・段落全体で見た場合に、その中の文の内容が他の文の内容と矛盾していないか、意味不明な支離滅裂な文章になっていないか確認しなければいけません。もしそうなっていたら、どこかで読み間違えているはずです。
・もし自分に馴染みのないテーマ(人物、国や地域、スポーツの種目など)を扱った記事を読む際には、知っていそうな人に訊いたり、インターネットで検索したりして、納得のいくまで自分で積極的に調べなければいけません。教科書にはある程度の注釈がついていますが、実物の英文記事にはついていません。今のうちから、実際に使われている英語と付き合っていくのに必要な意識と習慣を身につけます。
本授業の準備学習・復習時間は、合わせて1時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
高橋優身(他)、『15 Selected Units of English through the News Media ––2021 Edition––(15章版:ニュースメディアの英語 ––演習と解説2021年度版––)』、朝日出版社、2021年、1200円(税別)
参考書References
(皆さんの習熟度に配慮した教科書の英語ではなく)実生活や仕事で英語の文章を読むには、それ相応の項目数をもった辞書、いわゆる実用辞典が必要です。
大学卒業後も使い物になる辞書が欲しいのであれば、最も勧められるのは『リーダーズ英和辞典』(研究社)です。値段は安くありませんが、数少ない実用英和辞典の一つです。(電子辞書にせよ紙媒体にせよ)英和辞典を新しく購入する予定の人は、参考にして下さい。アプリもあります。
『リスニング・ハンドブック』で紹介されたサイトのニュースは、小テストで使用されることがあります。
成績評価の方法と基準Grading criteria
筆記試験の結果と平常点で総合的に評価します。
前者が70%、後者が30%を占めます。
筆記試験では、授業で扱った全ての内容の中から、「授業の到達目標」で掲げた項目についてチェックします。
読解や語彙、知識についてそれぞれ出題しますので、予習・復習・授業中のメモを欠かさず行いましょう。
また、Summaryと記事を音声化したファイルを各自ダウンロードして、リスニングに備えて下さい。『リスニング・ハンドブック』で紹介されたサイトを小テストで使用することもあります。
平常点には小テストの点数や課題も含まれます。それぞれ点数としては微々たるものですが、欠席を一回すれば合計としての平常点をそれなりに失うだけでなく、筆記試験の首尾にも悪影響が及ぶ危険があります。絶対に安易な気持ちで欠席や遅刻をしないで下さい。
欠席および遅刻について
学期中に4回欠席した受講生は単位取得資格を失ないます。遅刻は累積3回で欠席1回と同等の扱いとします。その他授業に対する貢献が著しく低いと教員が判断し、授業中にペナルティ(初回授業時に説明)を受けた場合は、遅刻と同等の扱いとし、遅刻と同じ累積勘定に加えられます。30分以上の遅刻は、出席簿上欠席扱いとします。欠席・遅刻・ペナルティは平常点の減点対象となります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
教科書の記事とは別の文章を読みたいという場合には、遠慮なく申し出て下さい。
高校までの学習英語とは全く性質の違う英語を読むことに、また授業外の学習活動で要求されることの多さに「キツイ」と感じる人もいると思います。しかし、それは実社会で使われている本物の「生きた英語」にほとんど初めて接するのであれば当然のことなのです。逆にゼロの状態からスタートするこの1年間こそが最も大切だとも言えます。
ただごまかし続けて1年間を無駄にするのではなく、実社会の英語と付き合っていく契機として活用しましょう。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
Unitごとの記事内容の要点・感想ほか課題類の提出に学習支援システムを利用します。
その他の重要事項Others
初回授業(イントロダクション)には春学期の受講希望者の人数確認を(場合によっては選抜も)行ないますので、必ず出席して下さい。
秋学期のみの受講を希望する学生も、初回授業(イントロダクション)に出席して説明を受けること。希望者の人数を確認して、場合によっては選抜を行ないます。
秋学期のみ受講する学生は、春学期のうちに教科書を購入しておいて下さい。