市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
CHM200LA(その他の化学 / Chemistry 200)教養化学LDGeneral Chemistry LD
ウイルスの化学
中田 和秀Kazuhide NAKATA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q3268 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ1~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 3群(自然分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
The new-type coronavirus (SARS-CoV-2) originated in China had rapidly spread worldwide last year to increase the number of infected patients in every country. While the symptoms generated from this virus are serious, an effective vaccine has not yet been distributed sufficiently. This situation will continuously cause severe influence to many things such as our lifestyles and economic activities of industries. Therefore, learning about virus and its related things is one of the most important subjects for university students who will lead the next generation. In this lecture, students will learn the processes of expression and transmission of genetic information that is fundamental for living organisms, and then that of multiplication of viruses utilizing such the processes of the host cell. The purpose of this lecture is to understand the properties and activities of viruses from the viewpoint of chemistry.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
中国で発生した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、2020年に入って急速に世界中に拡散し、世界各国で感染者数を増加させています。このウイルスの感染によって引き起こされる症状は深刻である一方、新規に発生したウイルスであるため感染予防に有効なワクチンはまだ十分に流通していません。そのため、我々の生活様式から企業の経済活動にいたるまで、現代社会はCOVID-19から大きな影響を受けはじめています。したがって、今、ウイルスや関連する事項について学習することは、将来の社会を担う学生にとって最も重要なテーマであるといえます。本授業では、まず、生体を構成する最小単位である細胞がどのような活動をおこなっているかを学習します。次に、ウイルスがその細胞に侵入して増殖するメカニズムなどを学習します。ウイルスの性質や活動について化学的に理解することが本授業の目的です。
到達目標Goal
我々の生命活動の舞台である細胞、我々に病気をもたらす細菌やウイルスについて、種類、構造、性質、および、活動について化学的に理解することを目標とします。なお、これまで化学を学習したことが無い学生でも授業を理解することができるように配慮します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業は、対面授業、および、オンライン授業(Zoomを使用する双方向型)を組み合わせたハイブリッド型授業です。オンラインで開催される第1回授業内で、対面授業を行う日程についてお知らせいたします。毎回の授業では、学習支援システム(HOPPII)にアップロードされた学習メモ、スライド資料、プリント教材、課題ファイルなどをダウンロードして各自で学習を行います。その後、対面授業、または、Zoomを使用する双方向型授業(木曜日3時限)に参加していただき、理解を深めます。質問等は、対面授業、Zoom授業、および、HOPPIIの掲示板を通して受付けます。さらに、発展的な読書やインターネット上の資料調査を通してより深く学習し、課題を課題ファイルに作成します。完成した課題ファイルは、HOPPIIを通して提出期限までに提出します。課題内容については、次回の講義にて解説などのフィードバックを行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロダクション
講義計画と学習の仕方について解説する。
第2回:化学結合論と分子の立体構造
化学結合論によって原子同士がつながって分子が生成すること、および、分子の立体構造によって物質の性質が決まることを学習する。
第3回:生体を構成する有機化合物
生体を構成する種々の有機化合物について学習し、それらの分子構造について理解を深める。
第4回:遺伝情報の発現(1)
生物の遺伝子DNAをRNAに転写する過程について学習する。
第5回:遺伝情報の発現(2)
mRNAが持つ遺伝情報をタンパク質に翻訳する過程について学習する。
第6回:遺伝情報の発現(3)
細胞分裂の際に行われる遺伝子DNAの複製について学習する。
第7回:生化学の研究手法
生化学を学習する際の研究手法について学習する。
第8回:ウイルスの構造
種々のウイルスについて基本的な構造を理解する。
第9回:λファージ
λファージの生活環について学習する。
第10回:HIV
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の生活環について学習する。
第11回:インフルエンザウイルス
インフルエンザウイルスの構造や増殖過程について学習する。
第12回:新型コロナウイルス
新型コロナウイルスについて最新の研究成果を学習する。
第13回:ウイルス治療薬
ウイルス治療薬開発の概要について学習する。
第14回:まとめ
本授業のまとめを行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。できるだけ早い段階で、HOPPIIからダウンロードした学習教材を通読して学習に臨んでください。対面授業、または、オンライン授業終了後は、発展的な読書やインターネットによる調査を行うと共に、指示にしたがって課題作成を行ってください。
テキスト(教科書)Textbooks
使用しません。
参考書References
授業中に適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績は、学習支援システム(HOPPII)を通して提出される課題(100%)によって決定されます。各課題の詳細については、授業内でお伝えします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
今年度より開設される授業のため、コメントはありません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
PCやタブレット端末等、オンライン授業に必要な機器を準備しておく必要があります。
その他の重要事項Others
本授業は、最大履修者数250名で抽選が行われますので、履修を希望する方は、必ず事前の抽選に参加してください。
春学期に開講される「教養化学LC」を合わせて受講することをお勧めします。