市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
CHM100LA(その他の化学 / Chemistry 100)入門化学BIntroduction to Chemistry B
中田 和秀Kazuhide NAKATA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q3118 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 営1年、環1年/法文営国環キ2~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 3群(自然分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
In recent years, energy and environment-related issues are attracting attention in connection with the interest in the growth and sustainability of modern civilization. To find solutions for such issues, natural sciences play crucial roles. In this lecture, environmental problems and energy consumption caused by the combustion of fossil fuels will be discussed through the viewpoint of chemistry. Understanding chemistry fundamental to such topics is the aim of this lecture.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
近年、現代文明の成長や持続性への関心から、エネルギーや環境に関する諸問題が注目を集めるようになってきました。これらの問題の解決には、科学的な考察が必要不可欠です。本授業では化石燃料の燃焼によって引き起こされる環境問題やエネルギー消費について化学的な視点から解説します。関連する諸問題を化学的に理解することが本授業の目的です。
到達目標Goal
現代文明は、主に石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料の消費に支えられています。この化石燃料の消費が多くの環境問題の原因となっている一方で、化石燃料は我々の生活に不可欠なほとんどの化学物質の原料としての役割を持っています。本授業では、文明の鍵である化石燃料について、成分分子の構造や性質に加え、燃焼反応に伴う生成物や反応熱に関して定量的に理解することを目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業は、オンデマンド授業(資料型等)の形態によって行われます。すなわち、毎回の授業では、学習支援システム(HOPPII)にアップロードされた学習メモ、スライド資料、プリント教材、課題ファイルなどをダウンロードして各自で学習を行います。その後、Zoomを使用する双方向型授業(金曜日3時限)に参加していただき、理解を深めます。質問等は、Zoom授業内のほか、HOPPIIの掲示板を通して受付けます。さらに、発展的な読書やインターネット上の資料調査を通してより深く学習し、課題を課題ファイルに作成します。完成した課題ファイルは、HOPPIIを通して提出期限までに提出します。課題内容については、次回の講義にて解説などのフィードバックを行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロダクション
講義計画と学習の仕方について講義する。
第2回:分子
物質の基本単位である分子の構造や種類を学習する。
第3回:化学反応
物質の変化である化学反応に関して基本的な法則や表記法を演習を交えて学習する。
第4回:炭化水素の燃焼
化石燃料からエネルギーを取り出す際に本質的な炭化水素の燃焼反応について詳細に検討する。
第5回:化学量論
原子量・分子量の概念を学習し、反応物と生成物の量的関係を学習する。
第6回:熱化学方程式
化学反応に伴って出入りするエネルギーに関して、種類や関連する法則を学習する。
第7回:炭化水素のH/C比
炭化水素のH/C比と燃焼熱の関係について詳細に議論し、化石燃料に関する理解を深める。
第8回:CO2の排出量
CO2の排出量と燃焼熱の関係について詳細に議論し、化石燃料に関する理解を深める。
第9回:石炭
石炭に関して、成り立ち、特徴、利用法、関連する環境問題などを学習する。
第10回:石油
石油に関して、成り立ち、特徴、利用法、関連する環境問題などを学習する。
第11回:天然ガス
天然ガスに関して、成立ち、特徴、利用法、関連する環境問題等を学習する。
第12回:その他の化石燃料
オイルサンド、オイルシェール等に関して、成り立ち、特徴、利用法などを学習する。
第13回:温暖化・酸性雨
化石燃料の燃焼に伴って発生した地球温暖化や酸性雨について学習する。
第14回:まとめ
本授業のまとめを行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。できるだけ早い段階で、教科書を通読して学習に臨んでください。各回終了後は、発展的な読書を行うと共に、指示にしたがって課題作成を行ってください。
テキスト(教科書)Textbooks
下記書籍を教科書として使用しますので、各自購入してください。教科書は、法政大学生協にて購入することができます。
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書名:新版 エネルギーの科学(第2版)
著者名:安井伸郎
出版者名:三共出版
参考書References
授業中に適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績は、学習支援システム(HOPPII)を通して提出される課題(100%)によって決定されます。各課題の詳細については、授業内でお伝えします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
昨年度の授業の進め方について概ね好評であったので今年度も同様に授業を進めます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
PCやタブレット端末等、オンライン授業に必要な機器を準備しておく必要があります。
その他の重要事項Others
本授業は、最大履修者数250名で抽選が行われますので、履修を希望する方は、必ず事前の抽選に参加してください。抽選に関する詳細は、追ってILAC掲示板で周知しますので注意しておいてください。
春学期に開講される「入門化学A」を合わせて受講することをお勧めします。