市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
BIO200LA(その他の総合生物・生物学 / Biology 200)教養生物学LAGeneral Biology LA
私たちの体を作る細胞の構造と働き
沼田 治Osamu NUMATA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q3231 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ1~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 3群(自然分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
Our body is said to be composed of 37.2 trillion cells. The purpose of this lesson is to understand the cells that make up our body. We develop classes that allow students to understand the actual conditions of cells, which are basic units that make up their bodies. A class that allows students to understand the activities they are experiencing everyday in their lives, how they feel and act from the outside world, acquire energy from diet, exercise using energy, etc. . I would like you to understand the essence of life by learning about the cells that make up your body.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
我々の体は、37兆2千億個の細胞から構成されていると言われている。この授業では、我々の体を構成する細胞について理解することを目的とする。学生諸君が自分の体を構成する基本単位である細胞の実態を理解できる授業を展開する。学生諸君が生活の中で毎日経験している活動、外界からの情報を感じて行動するしくみ、食事からエネルギーを獲得し、エネルギーを利用して運動することなどを、細胞レベルから理解することを目指す。自分の体を構成する細胞について学ぶことで、命の本質を理解してもらいたい。
到達目標Goal
私たちの体を構成している細胞がどのような構造をしているのか、細胞がどのような働きをしているのかを学び、細胞が活動するエネルギーがどのように作られるのか、細胞がどのように動くのか、細胞がどのように増えるのか、細胞がどのように組織や器官を形成するのかを理解する。生命の最小単位である細胞についての最新の知見をベースとして、我々が生きているということ、生命の本質について、理解を深める。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義を主に授業は進める。随時、質問等質疑応答を行い、学生諸君が積極的に授業に参加できるように授業を進める。また、3回目、6回目、9回目、12回目の授業の後にレポート課題を出し、授業内容理解の向上を目指す。レポートと同時に授業改善を目的とする簡単なアンケートを実施する。
リアクションペーパー提出やレポート課題、授業改善アンケート等に対するフィードバックは次回以降の授業で行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回:細胞膜が細胞を外界から区切っている
細胞膜の構造と働きについて理解する。細胞膜を介しての外界との物質のやり取りと、神経の興奮の伝播を例にして、解説する。
2回:遺伝子は染色体の中に収納され、核の中に保存されている
遺伝子を保存している核の構造について理解する。遺伝子を収納している染色体の構造と、その働きについて解説する。
3回:ミトコンドリアはエネルギーを産生し、葉緑体は炭水化物を合成する
我々に不可欠なエネルギーを生産するミトコンドリアと、光と二酸化炭素から炭水化物を生産する葉緑体の働きを理解する。
4回:細胞骨格とは何か?
細胞の形態維持や、細胞の運動に関わる、細胞の骨格を構成する成分について説明する。特に筋肉を例にして理解を深める。
5回:細胞骨格を動かす細胞内モーター
細胞の中にもモーターがあり、それらの働きで我々は動くことができる。細胞内モーターの実態について、筋肉と精子を例にして解説する。
6回:細胞が運動するしくみとその働き
細胞骨格と細胞内モーターの働きで、細胞は運動する。その具体的な仕組みに関して、筋収縮と細胞のアメーバ運動を例に挙げて解説する。
7回:細胞質でタンパク質が作られる
遺伝子に蓄えられた遺伝情報はタンパク質を作る情報である。タンパク質がどのように作られるかを解説する。
8回:作られたタンパク質は働く場所に運ばれる
タンパク質は働くべき場所が決まっている。どのようにタンパク質が働く場所に運ばれるかを解説する。
9回:細胞は分泌し、細胞は取り込む
細胞がホルモンや消化酵素を分泌するしくみと、細胞が糖や脂肪を取り込む仕組みについて解説する。
10回:細胞はシグナルをやり取りしている
細胞は外からシグナルを受け取り、そのシグナルを細胞内に伝達する。細胞間シグナル伝達と細胞内シグナル伝達について解説する。
11回:細胞はどのように増殖するか?
細胞は細胞分裂を行って増殖する。細胞分裂は、核が分裂したのちに細胞質が分裂して完了する。核分裂と細胞質分裂のしくみを解説する。
12回:細胞は遺伝子を複製した後に分裂する
細胞は遺伝子の複製と分裂を繰り返している。これを細胞周期と呼ぶ。細胞周期を調節するしくみについて説明する。
13回:私たちの体と細胞
私たちの体を構成する上皮組織、結合組織、筋組織、神経組織とそれらを構成する細胞について説明する。
14回:私たちは感じて行動する
私たちの行動と細胞の関係を、神経細胞の興奮伝達と筋肉の運動を例に挙げ、分子レベルで解説する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習のためにテキストを事前に読むこと、復習のためにテキストの演習問題を行うことが望ましい。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書名:「細胞生物学」
著者: 沼田治編著、千葉智樹、中野賢太郎、中田和人著
出版社: 化学同人
出版年: 2012年第1版発行
価格: 3,000円
参考書References
参考書は指定しません。
成績評価の方法と基準Grading criteria
3回目、6回目、9回目、12回目の授業の後にレポート課題を出す。4回のレポートの評価点と期末試験の点で成績評価を行う。4回のレポートの評価点を50%、期末試験の成績を50%として、合計100%として、成績評価を行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回、授業に関する質問や意見をリアクションペーパーに記載してもらい、授業改善に役立てる。
3回目、6回目、9回目、12回目の授業の後に、レポート課題を出す。その時に授業改善アンケートを実施し、その結果を授業の改善に役立てる。
リアクションペーパー提出やレポート課題、授業改善アンケート等に対するフィードバックは次回以降の授業で行います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし
その他の重要事項Others
オフィスアワー:月曜日の4時限終了後、16:40から18:00まで