市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
BIO100LA(その他の総合生物・生物学 / Biology 100)入門生物学BIntroduction to Biology B
宇野 真介Shinsuke UNO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q3090 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金1/Fri.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法1年S~Y/法文営国環キ2~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 3群(自然分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
In this course, students will learn about macro-scale biological phenomena, and, as such, the course materials focus on interactions among organisms, ecosystem, and biodiversity. In addition, the course will discuss how the course materials relate to various issues that the human society faces today, such as problems associated with environmental degradation and resource management. As a whole, this course provides an opportunity to learn the biological basis of news, etc. that students may come in contact with in their daily life.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この講座では、生物同士の関係、生態系や生物多様性などのマクロレベルの生物学的事象についての基礎事項を学習していきます。また、生物学的知識を学びながら、現在人類共通の課題となっている様々な環境問題や自然資源管理などを取り上げ、学習内容との関連性についても明らかにしていきます。日常的に接する機会のある自然環境・資源関連のニュースなどの理解も深まるでしょう。また、そこから問題解決への考え・意見を持つことができると思います。
到達目標Goal
本授業の到達目標は、以下の2点です。1)社会的に重要視されている種々の環境問題をよりよく理解するための生物学的基礎知識の取得すること。2)取得した基礎知識を問題解決に応用・適用できること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
「生態系」「生物同士の関係」「生物多様性」の三部構成で、関連する基礎知識を解説します。授業はパワーポイントを使った講義形式を標準としますが、演習などの参加型の学習機会も設ける予定です。また「学習支援システム (Hoppii)」を活用し各回へのリアクションや質問の集約を行い、次回の授業で補足・フィードバックを行うことで学習内容の理解度をはかりつつ授業を進めます。なお、大学の行動方針レベルが2となった場合、この授業は原則としてzoomによるオンライン形式で行います。詳細は学習支援システムで伝達します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:マクロな生物学を学ぶ
生命活動を「個体」を超えたマクロなレベルで捉えるとはどういうことか。「個体群」以上の階層構造を確認しながら、導入として生物の個体群の見せる数量的な振る舞い(個体群動態)の基礎を学びます。
第2回:生態系の成り立ち
全ての生態系に共通する基本構造と共に、多種多様な生態系が生み出される仕組みを学び、そもそも生態系とは何なのかを考えます。
第3回:生態系のはたらき1:エネルギーの供給
光合成のメカニズムと食物連鎖によるエネルギーの受け渡しから生態系におけるエネルギー供給について学びます。
第4回:生態系のはたらき2:物質の供給
炭素や窒素を例に物質循環を学ぶと共に、気候変動や富栄養化などの関連する問題ついても考えます。
第5回:生態系のふるまい:安定した生態系とは?
生態系の不安定化が問題視される一方、「安定した生態系」とはどのようなものかは正しく理解されているのでしょうか?生態学的な安定性について考えます。
第6回:森林資源の持続可能性
人間は生態系を壊さずに必要な資源利用を続けることができるのでしょうか?持続可能な森林資源管理をテーマに演習を行います。
第7回:生物の生存戦略
生物は、同種・異種の個体同士が互いに関わり合いながら生きています。生き残るために生物はどんな「工夫」をしているのかを考えます。
第8回:共存する生物たち:競争と共生
異なる生物同士はどのように共存しているでしょうか?「競争」と「共生」の観点から考えます。
第9回:生物がつくるコミュニティ
様々な生物によって形成されるコミュニティにおける生物の関係性について、間接的効果の重要性に注目して解説します。
第10回:多目的利用のための森林管理
人間にとって有害な生物と有益な生物が入り混じった環境で私たちはどのように自然と触れ合えばいいのでしょうか?多目的利用のための森林管理を例に演習を行います。
第11回:生物多様性とは
生物多様性とは何か。その成り立ち、新たな生物が生み出されるメカニズムや生態系機能との関係性について学びます。
第12回:生物多様性と人間社会
「大量絶滅」と「生態系サービス」の2つの観点から生物多様性と人間の関係を考えます。
第13回:保全生態学
生物多様性保全に関連する生物学的理論を解説すると共に、保全の取り組み事例から基本的なアプローチと課題について学びます。
第14回:人間の活動を含めた環境保全
農地や都市といった人間の活動と環境保全の両立を目指す取り組みを通して秋学期の学習のまとめをします。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
配布資料の通読、授業内容の復習と他の回の学習内容との関連性の確認など、本授業の準備・復習時間は各2時間を標準とします。
欠席時にはHoppii上の掲載物の取得、学習内容の確認など各自の責任で行うこと。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書はなし。各講義で資料を配布
参考書References
授業時・授業支援システムで適宜提示。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は小テスト(40%)、期末レポート(40%)、平常点(20%)を基本とします。小テストは、学習内容の理解度(到達目標1)を定期的に評価するため2回実施する予定です。期末レポートは、学習内容の理解度を評価すると同時にそれに基づく問題解決への応用力(到達目標2)を評価するものです。平常点は、各回の学習状況や演習での参加度などを評価するものです。総合成績で60%以上が合格となります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
演習以外にも各回で参加型の授業進行ができるような工夫を心がけたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業支援システムへのアクセスの確保。
Zoomによる授業になった場合に対応できる機器・環境の確保。