市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
BIO100LA(その他の総合生物・生物学 / Biology 100)入門生物学AIntroduction to Biology A
宇野 真介Shinsuke UNO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q3087 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法1年A~G/法文営国環キ2~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 3群(自然分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
In this course, students will learn about basic aspects of micro-scale biological phenomena, and as such, the course will focus on molecular and cellular biology. The course materials also includes the historical development of the relevant biological concepts/knowledge, as well as related technologies. As a whole, the course will provides an opportunity to learn about basic biology as well as biotechnology in light of its impact on our lives and the view on life.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この講座では、DNAから細胞などのミクロレベルの生物学的事象についての基礎事項を学習していきます。また、それに関連する生物学的発展の歴史や科学技術、社会的課題などを取り上げ、学習内容をより大きな文脈の中で考えていきます。そうすることで、ニュースなどで触れる機会のある出来事や科学技術についてより良くする理解するための生物学的基礎知識を得ると共に、医療や食などの身近な分野で是非が問われている科学技術についてもより明確な意見を持つことができるようになると思います。
到達目標Goal
本授業の到達目標は、以下の3点です。1)ミクロレベルの生物学的事象の基礎知識の取得すること。2)取得した生物学的基礎知識の歴史・社会的な背景・意義を理解・把握すること。3)医療や食などの身近な分野に関わる科学技術について自分の考え・意見を形成すること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
前半では様々な生命現象についてミクロな視点から解説し、後半では「生命操作」に関わる応用分野の基礎知識や社会的動向を扱います。授業はパワーポイントを使った講義形式を標準としますが、特に後半では科学技術に関するディスカッションの機会も設ける予定です。また「学習支援システム (Hoppii)」を活用し各回へのリアクションや質問の集約を行い、次回の授業で補足・フィードバックを行うことで学習内容の理解度をはかりつつ授業を進めます。なお、大学の行動方針レベルが2となった場合、この授業は原則としてzoomによるオンライン形式で行います。詳細は学習支援システムで伝達します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ミクロな生物学を学ぶ
生命活動を「個体」以下のミクロなレベルで捉えるとはどういうことか。生物学的な階層構造を確認しながら、地球の歴史において、生命はどのように誕生し進化してきたのかについても考えます。
第2回:細胞と生命
「生命の最小単位」であると認識されている細胞。その基本的な特徴について解説すると共に、そこに反映される生命観についても考えてみます。
第3回:核酸の構造と機能
DNAやRNAのような核酸は生命活動に欠かせない物質です。その核酸の基本的構造・機能について学びます。
第4回:タンパク質の構造と機能
核酸同様、タンパク質も生命活動に欠かせない物質です。タンパク質の合成過程や機能について学びます。
第5回:細胞呼吸
生物は、呼吸を通して生命活動に必要なエネルギーを引き出しています。細胞レベルの事象としての呼吸の仕組みを学びます。
第6回:進化論
現在でも生物学の重要概念となっているダーウィンの進化論について解説すると共に分子レベルでの進化についても考えます。
第7回:メンデル遺伝学
現代の遺伝学の基礎となったメンデルの研究について解説すると共に遺伝に関連する分子レベルの現象についても考えます。
第8回:ゲノム分析
ある生物の持つ全遺伝情報(ゲノム)を解析できれば、その生物の全てを知ることができるでしょうか。ゲノム分析はヒトをはじめとする生命について何を教えてくれるかを考えて見ます。
第9回:遺伝子を操作する技術
分子生物学の急速な発展は、DNAという分子レベルで生物を改変する技術を生み出しました。遺伝子組み換え技術の原理を学ぶと共に、その発展について学びます。
第10回:クローニング技術
再生医療などで注目される「クローニング技術」とは。iPS細胞などの最新技術を含めて基本原理から解説します。
第11回:生命操作と生物利用1:微生物
人間は、細菌類などの微生物を古代から活用してきましたが、遺伝子組み換え技術はそのあり方を大きく変えました。微生物利用の歴史と共に、現在の微生物技術についても学びます。
第12回:生命操作と生物利用2:動植物
遺伝子組み換えやクローニング技術は、植物や動物にも適用されています。食料生産などの開発・実用事例から現状を解説します。
第13回:生命倫理
生物学の進歩によって、人類は生命に干渉・介入する手段を次々と獲得してきました。それは、人類の未来にとって何を意味するのか。特に医療分野に注目して考えてみます。
第14回:科学技術は誰のもの?
科学技術の開発・運用に関わる社会経済的背景について考察しながら急速に発展するバイオテクノロジーの社会的課題や市民社会の関わり方について考えてみます。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
配布資料の通読、授業内容の復習と他の回の学習内容との関連性の確認など、本授業の準備・復習時間は各2時間を標準とします。
欠席時にはHoppi上の掲載物の取得、学習内容の確認など各自の責任で行うこと。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書はなし。各講義で資料を配布
参考書References
授業時・学習支援システムで適宜提示。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は小テスト(40%)、期末レポート(40%)、平常点(20%)を基本とします。小テストは、学習内容の理解度(到達目標1、2)を定期的に評価するため2回実施する予定です。期末レポートは、学習内容の理解度を評価すると同時にそれに基づく個人的意見の展開(到達目標3)を評価するものです。平常点は、各回の学習状況やディスカッションでの参加度などを評価するものです。総合成績で60%以上が合格となります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業に参加しているという実感の持てる進行を各回で工夫したい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムへのアクセスの確保。リモート講義になった場合に対応できる機器・環境の確保。