市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
POL200LA(政治学 / Politics 200)政治学LAPolitical Science LA
音楽と政治
木村 正俊Masatoshi KIMURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q2371 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ1~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 2群(社会分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
Theme:Politics and Popular Music in the Golden Age
This course deals with the interaction between Bob Dylan and politics in the Golden Age.
The fundamental aim of this course to acquire lens through which contemporary politics can be viewed by considering interaction Bob Dylan and politics.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
テーマ:「黄金の時代」における政治と音楽
「黄金の時代」における政治とボブ・ディランの交錯を考察することによって現代政治に関する見方を養うことを目指します。
到達目標Goal
20世紀後半のUSの社会と政治について知識を得ること。
時代・社会・政治の変遷とボブ・ディランの変容について理解すること。
USのフォークの政治との関係、およびビート・ジェネレーションの次世代に対する影響について理解すること。
ジョン・レノンの音楽と政治との関係について理解すること。
ボブ・ディランを中心にしながら20世紀のポピュラー・ミュージックに関する基礎知識を得ること。
以上を踏まえて、政治について考察を深めること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP3、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
対面授業とオンライン授業のハイブリッドで行います。
対面授業実施に関しては、受講生の皆さんと話し合いで行うかどうかを決めます。
課題等に対するフィードバック方法
授業の時に、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行います。
「大学の行動方針レベルが2となった場合、この授業は原則としてオンラインで行う。詳細は学習支援システムで伝達する」とします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
#1:Intro.
講義の概要とやり方について
#2:ボブ・ディランの歩みとUSの政治・経済・社会
ボブ・ディランの音楽的背景とUSの40年代~50年代について
#3:大衆消費社会における政治
テーマについての講義:「黄金の時代」特徴と「抑制によるデモクラシー」について
#4:日本における「黄金の時代」の政治
「黄金の時代」におけるUSの政治と日本の比較
#5:USの社会運動とフォーク・ミュージック
USにおけるフォーク・ミュージック歴史と政治との関係について
#6:ビートとは何か
ビート・ジェネレーションの特徴と誕生の背景背景について
#7:冷戦と核
抑止論を中心に核兵器に関する基本的な知識とキューバ危機について
#8:60年代のUSとボブ・ディラン(1):公民権運動と「風に吹かれて」
プロテスト・シンガーとしてのボブ・ディラン誕生の政治的・社会的背景について
#9:60年代のUSとボブ・ディラン(2):「激しい雨が降る」
核戦争の恐怖と終末論について
#10:How Does It Feel?
ロックの誕生とボブ・ディランのフォークからロックへの移行について
#11:ベトナム反戦運動と音楽(1):サイケデリック・ロック
Grateful Deadを中心にしながら、カウンター・カルチャーについて
#12:ベトナム反戦運動と音楽(2):ジョン・レノン
ジョン・レノンの音楽活動、反戦運動とアメリカの政治
#13:アナーキストとしてのボブ・ディランと
ボブ・ディランの政治に対する見方
#14:Outro.
春学期の講義のまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業前に、指定された映像をYouTubeで視聴すること。授業後に、講義内容を振り返りながら映像を視聴して楽曲の内容を自ら考えること。事前学習・復習の時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
湯浅学『ボブ・ディラン ロックの精霊』(岩波新書、2013年)¥760+税
参考書References
必要に応じて紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
テキストの内容に関するレポート 30%
授業で学んだ知識と自分の意見を論理的に展開する能力を確認するためのレポート 70%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ポピュラーミュージックやロックについての授業ではないことに注意してください。
しかしながら、洋楽やボブ・ディランについての知識がない学生に配慮して授業を行います。
その他の重要事項Others
ボブ・ディランや「洋楽」についての知識がなくても受講可能です。
政治や音楽に関する基本的知識は学生によって差があるので、すべてを授業で提供できません。そこでわからないことや知らないことは教員に尋ねる、あるいは、自分で文献やネットで調べるようにしてください。
授業時間外の質問はメールやZOOMによるミーティングで対応します。
大学における講義、シラバスの内容、予習・復習に2時間を要することなどに関して興味のある人は、佐藤郁哉『大学改革の迷走』(ちくま新書、2019年)を参照してください。