市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PSY200LA(心理学 / Psychology 200)心理学LBPsychology LB
宇野 カオリKaori UNO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q2342 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ1~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 2群(社会分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
A certain knowledge of basic psychology (e.g. perception, cognition, development, learning, personality, etc.) is desirable but not a prerequisite for taking this course. In other words, any newcomer is welcome to get to know psychology via this course. In addition to various fields of conventional psychology, further attention will be given to some emerging perspectives in psychological science, such as peace psychology and positive psychology, that could be critical in approaching possible solutions with flexibility and accuracy (i.e. psychological resiliency) to modern day issues.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「心理学Ⅰ/Ⅱ」などを通して、基礎心理学の諸領域(知覚、認知、発達、学習、パーソナリティなど)に関する学習に触れていることが望ましいですが、本授業から受講する学生も歓迎します(基礎心理学の知識は、本授業の受講条件としては必須ではありません)。心理学の科学的手法に基づく知見や方法論を、現代の成熟社会に生きる私たちが抱える諸問題の解決にどのように活用することができるのか。従来の心理学の諸領域に加え、犯罪心理学やポジティブ心理学による観点などにも敷衍し、私たちが「常識」と見なしている知識情報の根幹を成すものについて考察していきます。
到達目標Goal
心に関する基礎的知識をより発展させる形で、「人間は心があるから厄介な存在なのか、それとも心があるから善く生きることのできる存在なのか?」という問いをめぐり、関連性の高い心理学領域で扱われている主題とコンテキストに焦点を当て学習します。未曾有の戦争や紛争を経験した前世紀から持ち越されたこの問いへの応答として、本授業の終了時には、各自が自分なりの建設的な行動指針にたどり着けることを目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP3、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
学期を通してオンライン授業(オンデマンド型)となります。ただし、曜日時限の指定のない授業であっても、リアルタイム型での受講を希望する学生も一定数いることから、複数の曜日時限を設定し、Zoomによるリアルタイム型授業も交えていきます(同時に、授業動画の収録を行います。なお、出席はあくまでも任意とします)。具体的な日程についてはGoogle Classroomに掲載します。
授業動画へのアクセス、およびリアクションペーパーや課題の提出など、学期中の通信手段としては主にGoogle Classroomを使用します(Hoppii学習支援システムは、メール通信以外の目的では使用しません)。詳細については初回のガイダンスでお伝えします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:「心理学LB」ガイダンス
科学的心理学の歩み
授業概要、授業のねらいなど
心理学における科学的人間観
第2回:自己を「肯定」する・「否定」するとは?
様々な自己概念
第3回:自己と社会性
「本当の自分」と「望ましい自分」
第4回:妄想・自我障害の原因とその克服
心理臨床の諸アプローチとその根底にある人間観
第5回:異常性を定義する
「異常者のためのマニュアル」、身近に潜む異常性
第6回:正常性を定義する?
「正常者のためのマニュアル」、徳性/キャラクター
第7回:中間レポート
レジリエンスワークに基づくレポート発表・評価・提出
第8回:向社会行動とは何か
向社会行動の獲得と発達、共感性
第9回:人間欲求としての戦争
続・共感性
第10回:いじめと排他性のメカニズム
攻撃行動と暴力性の根源、モラルサークル
第11回:愛と社会的つながり
愛の測定と介入、所属意識と孤独感
第12回:心的外傷、その後
PTSD、レジリエンスとPTG
第13回:大量消費社会における心の健康
「よい生き方」の科学・ウェルビーイング
第14回:期末レポート
レジリエンスワークに基づくレポート発表・評価・提出
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業で扱うテーマについて、授業を離れても日常的に意識して過ごしてみることをお勧めします。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準としますが、各自でペース調整をしてください。
テキスト(教科書)Textbooks
『折れない⼼のつくりかた:はじめてのレジリエンスワークブック』(⽇本ポジティブ⼼理学協会著、すばる舎、2016年)
授業計画に示したテーマと並行して少しずつ学習を進めていきます。中間レポート・期末レポート共に、当テキストに即した出題となります。
参考書References
(春学期Q2341、Q2343「心理学LA」より継続受講する場合 ※新規での購入は任意です)
『はじめての臨床社会心理学―自己と対人関係から読み解く臨床心理学』(坂本 真士・佐藤健二編、有斐閣、2004年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間レポート25%、期末レポート25%、授業に関係するアクティビティ50%
中間レポート・期末レポート共に、暗記による知識ではなく、理解度を確認するものとなります。授業に関係するアクティビティの具体的な内容を含め、成績評価に関する詳細についてはガイダンスで説明します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
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