市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PSY200LA(心理学 / Psychology 200)心理学LAPsychology LA
海部 紀行Kiko KAIFU
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q2341 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ1~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 2群(社会分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
We survey advanced applied psychology on the basis of academic psychology such as behavioral psychology, cognitive psychology, developmental psychology, and personality psychology.
We study clinical social psychology.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「心理学Ⅰ/Ⅱ」など,アカデミックな心理学〔行動心理学,認知心理学,発達心理学,パーソナリティ心理学 etc.〕の基礎・基盤(ベーシック)履修を前提とし,より発展・応用的な心理学〔社会心理学+臨床心理学⇒臨床社会心理学〕を学びます。
到達目標Goal
行動や出来事の原因の探り方,そのとき起きる錯誤,自己注目と抑うつなどを考えることが目標です。
見えていなくても(見たいように)見てしまう,見えているのに見(え)ない。(いやでも)見る・気づく・気にする・考える(しかない)側から,(見たいものしか)見ない・気づかない・気にしない・考えない(で済む)側まで,「こころ」は我が儘です。「こころ」は,どこに・なぜ・どのようにあるか,「いのち」は,いつ始まり,終わるのか,「人権」とは何か。
「私は私」・「オレはオレ」というアイデンティティは,自生(天然)が成り立ちません。他者がいて自己になる。他者と相見(まみ)え初めて自己が立ち現れます。思春期・青年期の「第2の誕生」によって,自分が自分の「こころ・いのち(・人権)」を産み出します。あなたは誰ですか。よりよく自分自身を生きたいですか…。
「こころ・いのち(・人権)」について,感じ思い考える能力を身につけます。知識とともに潜在的な可能性(ポテンシャル)を磨き,決めつけや思い込みにとらわれず,新鮮で柔軟な態度をとれる選択肢(キャパシティ)を増やします。主体的・批判的に検討し,的確な意見を論じることができるようになります。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP3、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
オンライン・オンデマンド(資料型)です。いろいろな事情や背景があるので,リアルタイム中継は実施しません。いつでもアクセス可能です。参照:【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】【成績評価の方法と基準】【学生の意見等からの気づき】
指定テキスト(教科書)の独学独習が要件です。「授業計画」として示す「(仮想)日程」を目安に,それぞれのペースで読み進めます。合わせて,Hoppii(学習支援システム)の「お知らせ・アナウンス」および「授業内掲示板」に目を通し,投稿(コメント)・議論することが基本です。受け身でいたら,面白くも愉しくもなく,訳が分からないままになりかねません。
「お知らせ・アナウンス」:おおむね週1回(水曜を予定)配信。登録アドレス宛てメールでも届けます(真夜中や未明・早朝の際に備え,通知音オフ推奨)。テキストの解説や補助教材の案内もしますが,(参考書代わりに?)折々のモノ・コトを紹介し,コメントへのリプライ・フィードバック,SNSの引用,記事や資料,動画(へのリンク)を伝えます。
「授業内掲示板」:テキストの内容に限らず,アナウンスや他の学生の投稿・コメントその他に関して,質問や感想・意見・主張を書き込むことが,「授業」参加になります。匿名(いつ誰が何を書いたか・読んだか,教員のみが知り分かるという少しディストピア的な)設定です。「返信」を用いて,学生どうし多彩な意見交換を試みてください。日々の鬱憤や悩みの相談・雑談,オススメまで,自由な対話を通し,互いに見解(意見と理解)を深めていきます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ガイダンス
テキストや「お知らせ・アナウンス」,「授業内掲示板」その他について
2:社会心理学とは?
臨床社会心理学〔テキスト序章①〕
3:臨床心理学とは?
臨床社会心理学〔テキスト序章②〕
4:臨床社会心理学とは?
臨床社会心理学〔テキスト序章③〕
5:「なぜ?」を読み解く
対応推論・共変モデル・因果スキーマ〔テキスト第1章①〕
6:帰属のバイアス
原因推測の誤りと偏り〔テキスト第1章②〕
7:なぜ憂うつになる?
誤帰属や帰属スタイルの傾向〔テキスト第2章①〕
8:帰属療法/原因想起
成長期・対人関係/多様性と選択合理性〔テキスト第2章②〕
9:勉強ができない…/原因の考え方
期待-価値モデルと統制の位置/感情の帰属モデル〔テキスト第3章①〕
10:学習性無力感/知能は変わる?
努力しても成功しない? 試験前は遊ぼう?〔テキスト第3章②〕
11:見る自己と見られる自己
自己意識と自己注目〔テキスト第4章①〕
12:自己を意識すると…/自己注目の研究
客体的自覚理論と制御理論/「適切さの基準」〔テキスト第4章②〕
13:落ち込みと自己注目
気分一致効果/自己確証/自己没入〔テキスト第5章①〕
14:抑うつの予防/おまけ
注意の向け方・気晴らし〔テキスト第5章②〕/掲示板への投稿締切
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
1回あたりの準備学習・復習時間は,それぞれ2時間(計4時間)を標準〔文部科学省の大学設置基準によるデフォルト(初期)設定〕とします。
といっても(オンライン・オンデマンドゆえ),いつも「授業時間外の学習」? 心身の調子を整え,うまく各自の都合で時間配分しつつ,テキストや「お知らせ・アナウンス」,「授業内掲示板」その他を読み解き,投稿を進めます。“何を覚えるか”ではなく,自分が・自分で考えることのトレーニングを重視します。
テキスト(教科書)Textbooks
坂本真士・佐藤健二(編) 2004 はじめての臨床社会心理学―自己と対人関係から読み解く臨床心理学 有斐閣
http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/4641076812
必ず用意してください。版元品切れになりがちです。大学生協の通信販売も活用し,早めに入手してください。
参考書References
「お知らせ・アナウンス」や「授業内掲示板」その他,随時あれこれを参考にします。「臨床心理学」と「社会心理学」を結ぶ専門書については,テキスト各章末の「文献案内」が充実しています。「臨床心理学」は,下記の書籍で概観できます。
下山晴彦(編) 2009 よくわかる臨床心理学[改訂新版] ミネルヴァ書房
http://www.minervashobo.co.jp/book/b49970.html
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(100%):「授業内掲示板」での動向を通して,何を・いつ・なぜ・どのように感じ思い考えてきたか拝察します。
テキストのみならず,「お知らせ・アナウンス」や「授業内掲示板」,各々が見出した文献,Webサイト,動画,マンガやアニメ,ゲーム,ラノベを含む文芸,アート,音楽,映画などを味わい,それらと日常とを結びつけた感想や意見・主張,問題提起を任意に,しかし数回くらいは投稿・コメントしてください。レポートのようになっても構いません。ファイル添付も可能です。短文の連打も歓迎します。そこに表(さ)れる内容から,テキストその他の読み込み具合,味わい方,取り組む姿勢・態度を推し測ります。
裏付けとなる根拠が明らかな論述はもちろん,奔放な相談や雑談,対話にさえも,主体的・批判的に学び調べ,何を理解し,どのように「こころ・いのち(・人権)」について感じ思い考えてきたか,相当程度,くっきりと示されますから,労力と時間は膨大にかかりますが,存分に評定できます(します)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
初めて本格的な(?)オンライン・オンデマンドとなった2020年度秋学期「心理学Ⅱ」・「心理学LB」の「授業改善アンケート」(匿名)と「授業内掲示板」に寄せられた記述の幾つか(意味を変えない範囲で文体など差し替えました)を「気づき」とします。
まず6点,もっともな不信・不審や疑念に対する言い訳です。いずれも用心していきます。
(1) 春学期,掲示板で匿名がはがれたことがあった。これは絶対に避けなければいけないことだ。
(2) 先生自身も学生に成りすまして自問自答のようなことをしていたがどういう意図なのか?
〈言い訳1〉 掲示板は,「投稿者を表示する」というデフォルト(初期)設定を改変し,匿名にしています。ところが春学期,投稿締切(掲示板の閉鎖)時に,(閉鎖後のアクセスを予定しない)デフォルトに戻ってしまい,匿名設定が解除されるエラーが生じました。急いで再び匿名設定にしたものの,反映まで時間がかかったようです。済みませんでした。その後は,支障なかったはずです。
〈言い訳2〉 この「匿名がはがれた」時間帯,「学生に成りすまして自問自答」しているようなケースが見えたかもしれません。「授業内掲示板」は科目別で,当該科目に登録した学生しか読み書きできず,海部担当の5科目で共有する仕組みがないため,春学期の初め,共有したい投稿を海部が「コピペ」していました。たとえば学生(匿名)の質問に海部(は名乗ります)が回答したとき,その投稿を海部が「コピペ」すると,当該科目以外では「海部が(匿名で)質問し,海部が回答する」形になります。ほかにも,オススメの投稿などを「コピペ」していました。「匿名がはがれた」ときにアクセスしたら,「成りすまして自問自答」していると映るでしょう。怪しく不可解に感じて当然です。申し訳ありません。
(3-1) お知らせが見づらい。
(3-2) 毎回共通アナウンスというお知らせがあるが,文章が複雑で何を伝えたいのか考えてもいまいちわからなかった。
〈言い訳3〉 率直に指摘くださり,深謝します。「お知らせ・アナウンス」は細切れの引用やリンクが多くて,掲示板も合わせ,継続する流れが分かりづらく,独り善がりが目立ったと思います。個別に意見や批判をいただいたときなど,次の回でのリプライ・フィードバックを試みてはいたのですが,不行き届きをお許しください。
(4) 成績評価が曖昧だという印象をぬぐい切れなかった。
〈言い訳4〉 成績評価は,俗に言う「量よりも質」で,数値・数量化した基準を示すことができず,ご不満を招く覚悟でいます。プロセスは次のとおりです。春学期は合計7000件ほど,(例年,履修登録が減る)秋学期も5000件近い投稿その他を頂戴しました。リアルタイムで(誰の投稿であるかは不明ながら転送メールにて内容のみ)その都度,拝読した後,「いつ誰が何を書いたか・読んだか,教員のみが知り分かる」設定の掲示板で再読・再々読を繰り返し,「既読としてマーク」の状況も確認して,特定の例は,まとめて読み直します。そのうえで学期末に,それぞれの投稿(「返信」や直接いただいたメールを含む)その他を,改めて個々別々に(個人別に)整理し,「いつ誰が何を書いたか・読んだか」すべてを精査します。おのずと浮き彫りになる生成・変化・展開の様相も踏まえて採点し,(S~Eの)12段階で評価します。
(5-1) Zoom等は使用しないにしろ各週での課題を提示してくれたほうが取り組みやすかった。
(5-2) 提出必須の課題を出してほしかった。
〈言い訳5〉 Zoom等は得手不得手に加え,通信環境の事情・背景もあり,使用しません。また,恐縮ですが,「各週での課題」は嫌悪・苦痛しかないという声が圧倒的だと認識しています。それでも,ときどき,各々のペースでレポートや小論文を提出くだされば受け取る旨は案内し,実際に掲示板への投稿(もしくは直接のメール)にファイル添付された方が少なくありませんでした。海部は,一方的に「教える」のでなく,設問形式の課題も提示しません。何かを紹介し,意見交換や議論を通じて,ともに学び合うことを重視します。まして,「正解」や「最適解」を1つに絞れず,見つけることすら難しい「こころ・いのち(・人権)」については,じっくりと各自で試行(思考)錯誤してくださるよう望みます。
(6-1) リアルタイム授業を何回か開いてほしかった。
(6-2) せめて動画授業をするなど,先生が顔と声を出して対面してほしかった。大学の授業において,最後までどんな先生が授業をしているのか分からないのはおかしいと感じた。残念。
〈言い訳6〉 そうですよね。もしリクエストがあるなら,顔と声がどんなふうであるかくらいは知らせるようにしますか。けれども海部は,表情や視線,口調,身振り素振り,動作,姿勢・態度,距離感,関心の向き,構え,といった何らかがないと,率直で親密な対話・コミュニケーションを組み立てられないので,オンライン併用の「リアルタイム授業」や対面同様の「動画授業」は困難です。そもそも「業(わざ)を授(さず)ける」器量がなく,「対面」でも「義(条理)を講じる(説明する)」講義しかできません。「面談」は好きですが…。
以下は,ひきつづき大切にしたい観点です。
※いろいろ考え悩んでるのが自分1人じゃないんだなって思うだけでかなり気持ちが楽になった。
※匿名でなかったら言えないことも言える。同じような意見や考えの人がいることに気づけて,自分だけではなかったんだと思えた。
※匿名だからこそ言える,他の人が普段考えてる事だったり不安に思ってる事だったりを聞けて,同じような悩みを持ってる人は自分だけじゃないんだと知れた。匿名で様々な意見を交換できるというオンラインの良さを活用した授業,とても楽しかった。
※オンラインならではの方式で,新鮮だった。匿名の環境下,他の受講者とコミュニケーションをとるのが楽しかった。
※たくさんの学生が意見交流していて,オンラインの利点を生かせているなあと思う。
※ふだんなら相談しないことや考えないことを書き込めて楽しかった。
※普段の生活における疑問,意見の吐口となってくれた。匿名だからこそ,話せること,聞けることが沢山あった。
※自分の考えを躊躇することなく伝えることができて良かった。
※日常の愚痴などもたくさん見て,共感できたし新鮮だった。
※みんなの本音が知れて面白かった。
※他の生徒がどのように感じているのかを読むことが出来たのでとてもいい工夫がされていたのではないか。
※多くの受講生のほとんど正直な意見を見ることができ,意見交換できたことが良かった。
※教科書に対する意見やプライベートな話を読んで,顔は見えていなくてもその時だけは,同じ空間で繋がれているような気がした。
※人との繋がりを感じることが出来たことや,同じように悩む人がいると分かったことは,今年大学1年生で友達がいない自分にとって大きな心の支えになった。
※孤独や不安を感じることも多かった状況の中でコミュニケーションを取ることのできる大切な場になっていた。コメントで会話したり,様々な意見を読んだりすることがとても楽しかった。
※異例の事態で,生徒間,先生‐生徒間の交流が失われた中,この掲示板を見ている時は皆との距離が縮まったように感じられた。
※書き込むことで皆さんとつながっている気持ちになり,大学生になったことを唯一実感できる場だった。
※慣れないことばかりで肉体的にも精神的にも辛い期間を,時には自分の思いや弱音を吐き出し,時には誰かの思想に触れ,時には共感しながら過ごせる大切な場所だった。
※課題に追われず,自分の興味関心と精神状態に合わせて無理なく学ぶことができた。
※時間に縛られることなく,参加できたのはよかった。
※のびのびと参加することができて良かった。
※自分のペースで学習がしやすく,掲示板もしっかり活用できてとても充実した。
※いつでも,またどんなことでも掲示板に書き込めるため縛られている感じがしなくてよかった。
※自分に合った方法で参加することができ,掲示板が上手く利用されていた。自由性が高く,匿名で他の人の投稿に意見できたり,逆にアドバイスをもらうことができたりしてとても楽しかったし,ステイホーム期間の心の支えになってくれた。
※自分とは何なのか,感情・行動とは何なのかを1人でじっくり考える機会を作ることが出来た。
※自分について考える時間が増えた。教科書に書いてあることに自分を重ねたり,自分の内面に意識を向けたりしながら読み進めたからだと思う。これまで時間を取って自分についてじっくり考える,ということをしてこなかったので,改めて自分について客観的に考えることができて良かった。
※常に新しい発見ができ,テキストを読み進めるにつれて自分で考える力を養うことができた。
※テキストを読み,意見交換することで色々な認識が変わった。これからも自分とは何か,心とは何か考え続けていきたい。
※他人との交流や違った視点の意見を聞くことの大切さを改めて実感した。たくさんの視点からのコメントに触れることで理解が深まった。
※さまざまな方々の意見に触れることで,普段は知り得ないような意見をたくさん知ることができた。
※様々な考え方に触れることができて楽しかった。また,考えさせられる機会を得ることができ,良い経験であった。
※他の生徒の意見などを見ることが出来たのが私にとってすごく新鮮で,こういう考えもあるんだなと,そういった面でも学ぶことが出来た。
※先生や他学生との議論で自身の考えを発信し,異なる意見を聞くなどして理解を深めることができた。
※さまざまな方とコミュニケーションをとるのがとても楽しかったし、みなさんの鋭い視点に毎日驚かされ新鮮な日々だった。
※見ず知らずの人が私が書き込んだことに反応してくれて嬉しかった。人の心や脳は難しく,けど面白いと思った。
※匿名だからこそ自由に,素直な気持ちを述べることができた。様々な人の様々な意見を知ることができた。年が同じまたは近い人の意見とは思えないような達観した鋭い指摘がたくさんあり,視野を広げることができる良い機会となった。
※匿名だからこそ話すことのできる主張を学生が出来る場で,自分とは異なる様々な意見に触れることが出来た。
※自分の心を見つめ直すきっかけに繋がった。自分がぼんやりと感じていたことを,何が原因でどういう仕組みでそう感じたのか知るのは,自分の心を分析していくようでとても面白かった。
※自分と向き合う機会が得られたことで,自分自身の知らなかった部分を知ることができた。
※自分のネガティブな面について詳しく知れて良かった。
※様々な考えや知識をインプットするだけでなく,自分の学びをアウトプットすることによって,普段は気にすることのない自分の考え方・ものの見方などに気づくことができた。
※思ったことをためらわずに書き込める。自分の心で思っていることを文章にすることはとても難しい。そのもやもやを言葉としての形にする訓練ができる場であった。
※考え方の多様性を実感し,また自分自身も改めて自分の考えを深め言語化することができ,勉強になった。
※教科書の内容である知識はもちろんのこと,紹介された様々な問題に触れることによって人の数だけ考え方が存在し,それを理解できなくとも認め合うことの大切さを感じた。
※日常生活の様々な場面で「こころ」に目を向けることができるようになったと実感している。
※以前より自分の視野が広がり,人の気持ちについて考える機会が多くなった。
※投稿や題材には考えさせられ,とても良い刺激と学習になった。
※タイムリーな話題や重要な事柄を毎週まとめて知らせてくれるのが良かった。
※毎週のアナウンスと掲示板のコメントを読んで,色んな問題やそれに対する意見・価値観を知ることが出来た。
※現代の社会問題や時事問題を取り上げていて,週1のメッセージだけでも多くのことをまなぶことができる有意義な時間だった。
※社会の色々な問題や現実を知り,それに対する皆さんの意見や考えを知ることができたので新しい見方や価値観を学ぶことができた。
※毎週のお知らせが結構救いになったり,考えさせられたりした。色々な気付きを得ることができた。
※お知らせがとても分かりやすく,また考えさせられるものだった。
※示された記事や社会問題などを通じて色々なことを考える機会が沢山あり,自分の考えや思っていることを改めて再認識することが出来た。
※時事的な内容と心理学が結び付けられていて,ニュースでは考えられない考えを得ることが出来た。
※様々な話を読む中で,自分の経験や知識がとても狭いものだということにも気付かされた。心理学ということで,はじめは他者の心理を理解していくつもりで履修していたが,1年間で自分自身の内面も見つめ直す良い機会になった。オンラインでも人との関わりがあることを確認できた。
※様々な社会問題や性差別問題などに対して,自身の意見を持っている人がこんなにも多いのかと驚いた。
※自分が考えたこともないような悩みを抱えている人がいることを知った。もっと世間のことに目を向けるべきであると感じた。
※特に差別のことについて考えさせられた。当たり前に思っていたことがよく考えてみると変だったり過程を知ると気持ち悪かったり,多くのことを学べた。
※いろいろな意見を読んで,批判すること・指摘することは大事だと分かった。批判しても何も変わらない,損しかしないと思っていた。しかし,批判することも必要。そして,自分では考えられないような・知らなかったような立場の人の意見は,耳が痛くなることもあるけど,目を背けずに,発してくれた人に感謝する。意見は,世の中の生きづらい人を失くしていくための材料であると分かった。
※とても良い仕組みだと感じた。固定観念や一般常識にとらわれないものの見方を学ぶことが出来た。
※前は“ふつう”だと思っていたことに,少しずつだが,“これって実はおかしいんじゃない?”と気付けるようになった。
※社会問題について考える時間が増えたなと思った。今までなら素通りしていたニュースや疑問,おかしいなと思う気持ちをしっかりと自分の中で考える時間を作ることができた。匿名ということもあって様々な意見に触れることができたり,同じ考えを持つ人から返信をいただくことができたりと,対面でないからこその学びを得ることができ楽しかった。
※悩みや社会の情勢についての意見などを多くの人と共有できる形がとても良かった。自分の意見にコメントをもらえたり共感してもらえるととても嬉しいと感じた。顔が見えなかったり発信者がわからないことによって,より深くまで関わることができたのではないか。心理学ならではの形態がとても良かった。
その他の重要事項Others
(1) 心理学LA(春学期)と心理学LB(秋学期)は連動するため,続けての履修を期待します。
(2) 年度や受講生によって講義のスタイルを変えます。“裏シラバス”や“クチコミ”を当てにしないでください。
(3) 臨床心理士として,生きづらく悩み困っているand/or悩ませ困らせている方々と接してきました。「心の痛み」や「心の傷」,「心の病気」,「心の性」,「心神喪失・耗弱(こうじゃく)」,「責任能力」の検証も必要でした。責任(responsibility)とは,反応する(response)能力(ability)です。性別を問わず,家庭・家族事情,少年院や刑務所,半グレやヤクザ,加害・被害,不登校,ひきこもり,派遣切り,就労苦,生活困窮,ホームレス,あるいはガールズバーやキャバクラ,援交・パパ活,ホストクラブ,風俗,売買春など,さまざまの体験があり,心身不穏や自傷,虚無・空白やトラウマ・トラブル,自家中毒・矛盾・煩悶(はんもん)を抱えた制御困難な誰もが,「自己責任」で片付けられては堪(たま)らない方ばかりです。「みんなちがって,みんないい」は絵空事? 「おかしい」と呼ばれやすい人々の「こころ・いのち(・人権)」が脅かされるのは,むしろ何かと「おかしい」世の中の「問題」ではないのか。そんなこんなを感じ思い考え続けています。
(4) オフィスアワー(お喋りタイム?)は,原則として木曜の4時限ないし5時限に設ける見込みです。同予約ほか,なんでもリクエスト・問い合わせは,「授業内掲示板」またはkikoh.kaihu.65@hosei.ac.jp へ。