市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
ECN200LA(経済学 / Economics 200)経済学LBEconomics LB
金融を知ろう
鈴木 誠Makoto SUZUKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q2324 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ1~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 2群(社会分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This class focuses on finance in economics for students who have never studied finance before. As a university student and a member of society after graduation, it is difficult to spend time without touching finance. In the spring semester class, students will learn the meaning of finance in economics, the words used in finance, their meanings, and calculation methods, and aim to acquire financial literacy in their daily lives.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業は金融をこれまで学んだことのない学生向けに、経済学における金融に焦点を当てた授業を行う。大学生として、卒業後の社会人として、金融に触れずに過ごすことは困難である。春学期の授業では、経済学における金融の意味と金融で利用される言葉やその意味、さらに計算方法などを身に着け、生活の上で、金融のリテラシーを身に着けることを目指す。
到達目標Goal
この授業では、金融リテラシーを身に着けるために、1、歴史的な金融の発展、2.身近な金融活動の発見、3.金融の意義と意味、4.自ら金融取引を確認する、ことを学ぶ。金融の知識は不要と考える人もいるだろう、しかし、卒業後、家を購入する、保険に入る、ローンを組む、年金資産運用するなど、金融知識がすぐにでも必要となってくる。必要な時に備えて、今、これらの知識を準備する。秋学期の目標は、経済専門の新聞に書かれている経済面の金融に関する記事が読んで、記事の内容が概ね理解できることを目標としたい。経済専門紙の記事をすべて理解できる水準は金融業界に身を置かない限り、困難である。ここでは、エキスパートレベルではなく、初心者レベルとして理解することを目標に掲げたい。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP3、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
オンライン(オンデマンド)で実施する。したがって、履修生の皆さんには資料を配信し、各自で理解を深めてもらう形で授業を進める。ただし、こうした形態だと理解を深めることなく先に進んでしまう場合もあるため、皆さんには出席に代えた「クイズ」を出して、重要な点の理解を図るようにしたい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:春学期の復習①
今学期からの履修者と春学期の履修者のギャップを埋める目的でレビューを行う。対象は中間試験前までの内容とする。
2:春学期の復習②
今学期からの履修者と春学期の履修者のギャップを埋める目的でレビューを行う。対象は中間試験後の内容とする。
3:利子率について、複利利回りについて
単利と複利、現在価値・将来価値を計算する、複利利回りの種類を知る
4:債券投資①債券の基本的な仕組みと用語について
債券市場、債券の分類、最終利回り、債券投資のリスクについて学ぶ
5:債券分析の基礎
金利の変動要因、金利感応度の導出、デュレーションとイミュニゼーション、
6:債券投資と債券の格付け
イールドカーブ、イールドカーブの分析、債券投資方法、債券格付けについて学ぶ
7:中間テスト
これまで学習した範囲についてHoppi上で行う
8:株式入門
株式の仕組み、発行市場、流通市場、株価の決定モデルについて学ぶ
9:株価評価
株式評価のための指標、株式価値の評価方法、株式投資方法について学ぶ
10:デリバティブズ
デリバティブズとは、先物・先渡し、オプション、スワップの違い、オプション取引の概要
11:オプション入門
コールオプション、プットオプションの損益を考える、オプション価値を計算する、
12:オプション取引の仕組み
オプション市場、オプション取引、オプションを用いた投資戦略の説明
13:効率的市場仮説
効率的市場仮説とは何か、3つの効率性の説明とアノマリーの説明
14:期末試験
学習した範囲の試験を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
春学期より少しだけレベルが上がった内容となるので、授業の資料を読む前に関連する該当箇所を読んでおくと、理解の助けとなる。さらに、授業後に、もう一度同じ個所を読み直すと理解が深まる。また、必要な計算は必ず手を動かしてやってほしい。資料やテキストを読んでいても、自分の力にはならない。また、日常的に新聞やニュースに触れて、金融に関する言葉を利用する場面を知ってほしい。
テキスト(教科書)Textbooks
岸本直樹、池田正幸「入門・証券投資論」有斐閣ブックス、ISBN:
978-4-641-18447-3
参考書References
必要に応じて授業にて紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は次の3つの項目に基づいて行う。1、各回の授業に付随するクイズ(20 %)、2、第 8 回に実施する中間テスト(40 %)、3.第 15 回に実施する期末テスト(40 %)である。中間試験と期末試験は Hoppi 上で行う。また、各回のクイズも Hoppi上で提示される。なお、クイズは毎回実施するとは限らない。成績評価は以下の通りである。S:特に優れた成績である者、概ね 90 %以上、A:優れた成績であるもの、概ね 80 %以上、B:秀でた成績である者、概ね 70 %以上、C:平均的な水準である者、概ね 60 %以上、D:基準に満たない者。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
資料配布だけでは関心が希薄となりがちであるので、必要に応じてオンデマンド映像を作成して、要点を理解できるようにしたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
関数電卓があるとよい。ない場合にはスマートフォンに付帯されている計算機能(関数電卓)を利用するとよい。
その他の重要事項Others
新聞やニュースを通して、日々、経済や金融の情報に触れることが望ましい。