市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
ART100LA(芸術学 / Art studies 100)芸術BThe Arts B
小澤 慶介Keisuke OZAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q1234 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法環キ1年/法文営国環キ2~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
The aim of this lecture series is to understand diverse aspects of contemporary art in the era of globalization. Students are encouraged to grasp art practices after 1990's in relation to the current social, political and economic conditions in the era of Neoliberalism.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
1990年代以降のグローバリゼーションと芸術の関係について考察する。新自由主義と芸術の関係について、国際展や芸術祭、アートフェア、美術館の民営化などをとおして考察する。
到達目標Goal
政治や経済と密接な関係をもつ現代アートのあり方を多角的に考察する。時代の先行指標となり既存の価値に問いを投げかける現代アートのあり方を踏まえ、現代のグローバル化した世界と芸術のこれからを探る思考力と洞察力を養う。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
各回、近代および現代アートの作品や運動、展覧会などに関するスライドを見せながら解説をする。授業の途中でも質問に応じ、学生とコミュニケーションを図りながら進めてゆく。また、必要に応じてテーマに関連する展覧会を訪ねるよう促す。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:アート界とアートの関係について(オリエンテーション)
アートをアートとして成り立たせる制度との関係で考える。
2:アート界の仕組み
現代アートを動かしているアート界の仕組みと運動について概説する。
3:美術館と展覧会の歴史
時代や社会背景とともにあり方が変わる美術館の今と、時代や社会を鋭い視点で表した展覧会を紹介する。
4:グローバリゼーションと多文化主義
1980年代後半以降の展覧会と表象文化における議論を紹介する。
5:国際展の時代
ヴェネチア・ビエンナーレほか、1990年代以降加速的に増加した国際展とその社会的機能について考察する。
6:「他者」とは誰か?1
大地の魔術師たち展やドクメンタ11(2002)などをとおして、他者の表象の移り変わりについて考える。
7:「他者」とは誰か?2
近年のトランスナショナルなアートとアーティストについて紹介し、グローバリゼーションの影を問う。
8:ドクメンタ14から見える世界
新自由主義が生み出してきた非対称な世界とドクメンタ14(2017)について考える。
9:地域社会と芸術祭
2000年代以降、全国各地で開催されるようになっている芸術祭について、地域の特性と展示内容の関係を考える。
10:アーティスト・イン・レジデンスと地域社会
アーカスプロジェクトの実践をとおして、先鋭的な現代アートと地域社会を結ぶ回路作りを考える。
11:2021年の同時代性1
人新世に関する議論を紹介し、エコロジーとアートの関係を考察する。
12:2021年の同時代性2
戦争や疫病、災害などのカタストロフとアートの関係を考察する。
13:授業内試験
小論文の執筆と提出。
14:2021年以降の芸術を考える
まとめと来るべき時代とますます多様になる芸術表現について考える。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業のテーマに関連する作品が展示してある展覧会あるいは美術館に行き、実物を見学する。不定期に課される小レポートを提出し、学習の到達点を講師に伝える。また、授業で出てきたキーワードについて、関連文献でさらに調べる。本授業の準備・復習時間は、各1時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて授業時にプリントを配布する。
参考書References
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内試験を実施。成績評価は100点満点とし、60点以上が合格となる。授業内試験80%、小レポート20%で評価する。1990年代以降の芸術の実践を同時代との関係において捉えているかを問う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
展覧会やシンポジウムなどに関する情報や現場での経験にも触れる。