市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
ART100LA(芸術学 / Art studies 100)芸術AThe Arts A
小澤 慶介Keisuke OZAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q1233 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法環キ1年/法文営国環キ2~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
The aim of this lecture series is to understand a basic history of art from the early 19th century to the late 20th century. Referring to related academic studies in philosophy, sociology or anthropology, students are encouraged to grasp artworks in relation to various social conditions in different eras.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
近代以降の芸術や美術史を時代背景とともに概観する。その際、哲学思想や社会学、文化人類学などの関連する学問領域の議論も参照する。それは、同時代を表象する芸術と社会の関係性を考察する力を養うことでもある。
到達目標Goal
近代における芸術の変容を、それを成立させている社会や時代思潮の変化とともに追う。その過程で、近代社会と芸術の関係を考察する力を養う。それは、この先行きの見えない同時代に対する視点を獲得することでもある。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
各回、近代および現代アートの作品や運動、展覧会などに関するスライドを見せながら解説をする。授業の途中でも質問に応じ、学生とコミュニケーションを図りながら進めてゆく。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:芸術とは何か?
本授業において、どのようなものあるいはことを「芸術」と呼ぶかについて。
2:芸術の規則
過去200年のアートの歩みを振り返り、芸術は時代とともにどのように変容してきたのかを概観する。
3:絵画の歩み
ギュスターヴ・クールベやエドゥアール・マネなど、絵画の可能性を切り開いた芸術および思考について。
4:眼から頭脳へ
マルセル・デュシャンとコンセプチュアル・アートについて考える。
5:複製技術と芸術の地殻変動
写真術の誕生とそれがアートに与えた衝撃について考える。
6:写真の存在論
写真が芸術になるとき、それは世界の何を切り取って伝えているのか/いないのかについて考える。
7:彫刻とインスタレーション
彫刻の歩みについて、19世紀末フランスのオーギュスト・ロダンから眺める。
8:映像の誕生
19世紀末フランスのリュミエール兄弟やアメリカのエジソンが発明した映像とそれが開く文化について考える。
9:スペクタクルの社会と映像
テレビジョンやインターネットの到来と映像作品の関係を考える。
10:パフォーマンスとアート
生身の体を表現の媒体とするパフォーマンスを時代や社会背景の関係において考える。
11:大正デモクラシーと太平洋戦争期の芸術
自由の実践と権力への抵抗のかたちについて考える。
12:日本戦後の前衛芸術の歩み
「反芸術」と言われた戦後日本の前衛芸術運動を紹介しながら、現代の日本のアートと時代の関係を考える。
13:授業内試験
小論文の執筆と提出。
14:多様化する現代の芸術
絵画や彫刻、写真、インスタレーション、映像、デジタルテクノロジー、またそれらの組み合わせで成立する現代の芸術について。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業のテーマに関連する作品が展示してある展覧会あるいは美術館に行き、実物を見学する。不定期に課される小レポートを提出し、学習の到達点を講師に伝える。また、授業で出てきたキーワードについて、関連文献でさらに調べる。本授業の準備・復習時間は、各1時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて授業時にプリントを配布する。
参考書References
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内試験を実施。成績評価は100点満点とし、60点以上を合格とする。授業内試験80%、小レポート20%で評価する。芸術や美術史を知識として身につけているだけではなく、それが作られたり議論されたりした時代との関係で捉えられているかどうかを問う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
展覧会やシンポジウムなどに関する情報や現場での経験にも触れる。