市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
LIN100LA(言語学 / Linguistics 100)言語学BLinguistics B
江村 裕文Hirofumi EMURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q1086 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 営国1年/法文営国環キ2~4年※定員制 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Here we discuss about what is Linguistics. The first, we survey the history of Linguistics. The second, we introduse famous Linguists and thier theories. The third, we master the way of the Comparative Study of Linguistics. The fourth, we know the Descriptive Linguistics after Ferdinand de Soussure.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この科目は「言語学」といいます。言語学は、人間の言語とはいかなるものであるのか、について知見を積み重ねてきました。この授業では、まずヒトが言語とどう向かい合ってきたかという「言語学史」的に歴史的に概観します。
次いで、「言語学」としての特徴的な概念等について紹介します。
最後に、コミュニケーションの観点から「言語」はどうとらえられるかを考えます。
到達目標Goal
1 「言語」についてのヒトの営みについての一般的な知見を得ること。
2 「言語学」の方法についての基礎的な知識を身に着けること。
3 「コミュニケーション」における「言語」の位置づけについて、正しい知識を身に着けること。
4 結果として、「言語学」の枠組みや思考法について、大まかでもいいから認識を深めること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
世界の言語について概観し、言語学がどうそれらを扱ってきたかを紹介します。
次いで、「言語学」の基礎的な術語・概念について講義します。
最後に、「コミュニケーション」と言語との関係について詳述します。
一方的な講義にならないように、適宜対話方式で進めていくので、自分なりに参加するようにしてください。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:言語:コード理論
「コード」として言語を考える
第2回:言語の要素:音の単位
「音声学」から「音韻論」について解説する
第3回:言語の要素:意味の単
位
「組み立て規則」
「形態論」、「組み立て規則」について解説する
第4回:意味
「意味」について考察する
第5回:「意義素論」
「意義素論」を紹介する
第6回:文法カテゴリー(数・人称他)
文法カテゴリーの各項目について解説する
第7回:文法カテゴリー(クラス・ダイクシス他)
文法カテゴリーの各項目について解説する
第8回:構造
構造とは何かについて概観する
第9回:宗教
言語の最重要課題である宗教について概観する
第10回:言語学と語用論
言語学と語用論の観点の違いについて紹介する
第11回:コミュニケーションの定義
そもそもコミュニケーションとは何か、解説する
第12回:コミュニケーションにおける「ことば」
コミュニケーションの要素の一つ、「ことば」について解説する
第13回:コミュニケーションの要素
コミュニケーションを考えるときの要素について解説する
第14回:コミュニケーションの限界
コミュニケーションの限界について考える
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義内容は基礎的な内容に限られるので、少しでも不明な個所や疑問点があれば、その時点で質問するなり紹介する参考資料等を参考にして、理解をしておくこと。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
秋学期のテキストは未定です。
参考書References
「共時言語学」については、佐久間淳一他(2007)『言語学入門』研究社と千野栄一(1994)『言語学の開かれた扉』三省堂、「コミュニケーション」については、平凡社(1988)『コミュニケーション事典』をあげておきます。
必要に応じて、授業中に紹介したりや支援システムにリストをアップする予定です。
成績評価の方法と基準Grading criteria
試験の得点100点満点で評価します。
ただし、このシラバスでは最終回まで授業をし、試験期間に試験を行うという前提で内容を紹介しましたが、受講者の人数によっては、最終回に授業内試験をする可能性があります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
知識としてどうこうというよりも、発想法についてこれない学生が多いように、経験的に感じます。
例としてあげる個々の様々な言語の実例を覚える必要はありません。言語学という学問がヒトの言語とはどういうものであると見なしているかという考え方に慣れてください。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
受講生が多いことが予想されるので、基本的にパワーポイントを使って講義を進めていく予定です。受講生が少なかった場合にはそれに応じてやり方を考えます。
その他の重要事項Others
積極的に授業に参加するという意志が大切です。つまり、自分なりに疑問を持とうという姿勢です。そうすると、何が理解できていて、何が理解できていないのかがわかってきます。ただ座って聞いているだけでは意味がありません。問題意識を持って、チャレンジしてくることを期待します。