市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
HIS200LA(史学 / History 200)東洋史LⅡAsian History LII
長谷部 圭彦Kiyohiko HASEBE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q1424 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ1~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
We survey a history of the Ottoman Empire. We aim to understand it and to compare and connect it with another political body.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本科目では、オスマン・サファヴィー・ムガルの三王朝が並び立った16世紀から現代までの「中東・イスラーム地域」の歴史を概観する。とくに、この地域の大部分を支配したオスマン帝国(1300頃~1922)に焦点をあてる。受講者が、オスマン帝国への理解を深めつつ、他の政治体との比較や連関ができるようになることを目的とする。
到達目標Goal
本科目の目標は、受講者が、オスマン帝国の歴史に関する基礎的な知識を習得し、それを論理的に表現できるようになることである。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本学の方針に基づき、対面授業の回とオンライン授業の回を組み合わせる「ハイブリッド型授業」とする。
課題等に対するフィードバックは、対面授業の際は教室で、オンライン授業の際は学習支援システムで、それぞれ行う。
大学の行動方針レベルが2となった場合、本授業は原則としてオンラインで行う。詳細は学習支援システムで伝達する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:15世紀までの中東・イスラーム地域
7世紀から15世紀までの中東・イスラーム地域について概観する。
第2回:オスマン集団の登場
14世紀のオスマン帝国について概観する。
第3回:コンスタンティノープルの征服
15世紀前半のオスマン帝国について概観する。
第4回:「世界帝国」への道
15世紀後半から16世紀初頭にかけてのオスマン帝国について概観する。
第5回:スレイマンの時代
スレイマン大帝期(1520-66)のオスマン帝国について概観する。
第6回:古典的支配体制の成立
スレイマンの頃に成立した支配体制について概観する。
第7回:ティマール制から徴税請負制へ
16世紀後半から17世紀前半にかけてのオスマン帝国について概観する。
第8回:回復と喪失
17世紀後半のオスマン帝国について概観する。
第9回:分権化の時代
18世紀のオスマン帝国について概観する。
第10回:オスマン帝国が迎えた「近代」
19世紀初頭のオスマン帝国について概観する。
第11回:オスマン帝国の「洋務」
タンズィマート期(1839-76)のオスマン帝国について概観する。
第12回:専制と立憲制
19世紀末のオスマン帝国について概観する。
第13回:帝国の終焉
20世紀初頭のオスマン帝国について概観する。
第14回:オスマン帝国崩壊後の中東・イスラーム地域
20世紀の中東・イスラーム地域について概観する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
準備学習:配布資料や動画を閲覧すること。
復習:講義内容を、自身の専門と比較したり関連付けたりすること。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しない。PDF資料と動画を配信する。
参考書References
新井政美『トルコ近現代史』みすず書房、2001年。
大塚和夫他編『岩波イスラーム辞典』岩波書店、2002年。
小笠原弘幸『オスマン帝国』中央公論新社、2018年。
鈴木董『オスマン帝国』講談社、1992年。
鈴木董『オスマン帝国の解体』筑摩書房、2000年。
永田雄三・羽田正『成熟のイスラーム社会』中央公論社、1998年。
林佳世子『オスマン帝国の時代』山川出版社、1997年。
林佳世子『オスマン帝国500年の平和』講談社、2008年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
70%: 期末レポート
30%: 授業への参加度
期末レポートは、turnitinを用いて、不正の有無を確認する。悪質な剽窃行為の場合、本科目はE評価となり、停学(3カ月未満)となる。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
前年度の受講生から、「レジュメは動画の概要だけでなく、それだけ見ても分かるように作ってほしかった」との意見があったが、それでは動画を閲覧しない(対面授業の場合は授業に出席しない)受講生が出てくる可能性があるので、簡潔なレジュメのままとする。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業に備えておくこと。
その他の重要事項Others
春学期に開講される「東洋史LI(イスラーム史1)」も受講することが望ましい。