市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
HIS200LA(史学 / History 200)東洋史LⅠAsian History LI
長谷部 圭彦Kiyohiko HASEBE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q1423 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ1~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
We survey a history of Islamic area from 7th to 15th century and review the Islamic technical terms. We aim to understand the area and to compare and connect it with another.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本科目では、イスラームが誕生した7世紀から、オスマン帝国がビザンツ帝国を滅ぼす15世紀までの「中東・イスラーム地域」の歴史を概観する。また、イスラームの教義や戒律、そして世界秩序観などについても解説する。受講者が、当該地域への理解を深めつつ、他の地域との比較や連関ができるようになることを目的とする。
到達目標Goal
本科目の目標は、受講者が、15世紀までの「中東・イスラーム地域」の歴史と、イスラームの教義に関する基礎的な知識を習得し、それを論理的に表現できるようになることである。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本学の方針に基づき、対面授業の回とオンライン授業の回を組み合わせる「ハイブリッド型授業」とする。
課題等に対するフィードバックは、対面授業の際は教室で、オンライン授業の際は学習支援システムで、それぞれ行う。
大学の行動方針レベルが2となった場合、本授業は原則としてオンラインで行う。詳細は学習支援システムで伝達する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:現代の中東・イスラーム地域
2000年以降の中東・イスラーム地域について概観する。
第2回:イスラーム生誕
イスラーム、ムハンマド、コーランについて概観する。
第3回:スンナ派とシーア派
正統カリフ、スンナ派、シーア派、ウマイヤ朝、アッバース朝について概観する。
第4回:イスラーム的世界秩序と法
イスラーム的世界秩序、シャリーア、フィクフ、法源について概観する。
第5回:法の担い手とその養成
スンナ派四法学派、シーア派一法学派、ウラマー、マドラサ、ワクフについて概観する。
第6回:マムルークとイクター制
マムルーク、カリフの鼎立、イクター制について概観する。
第7回:スーフィーと聖者
スーフィズム、聖者、タリーカについて概観する。
第8回:スンナ派の時代
セルジューク朝、ムラービト朝、ムワッヒド朝、アイユーブ朝について概観する。
第9回:モンゴルの時代
フレグ・ウルス、ジョチ・ウルスについて概観する。
第10回:モンゴル後の世界1―マムルーク朝
マムルーク朝について概観する。
第11回:モンゴル後の世界2―オスマン朝
15世紀までのオスマン朝について概観する。
第12回:モンゴル後の世界3―ティムール朝
ティムール朝について概観する。
第13回:イスラームの普及1―アフリカ・インド
アフリカとインドへのイスラームの普及について概観する。
第14回:イスラームの普及2―東南アジア・中国
東南アジアと中国へのイスラームの普及について概観する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
準備学習:レジュメに記載されている参考文献を読むこと。
復習:講義内容を、自身の専門と比較したり関連付けたりすること。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しない。レジュメおよび資料を配付する。
参考書References
大塚和夫他編『岩波イスラーム辞典』岩波書店、2002年。
東長靖『イスラームのとらえ方』山川出版社、1996年。
屋形禎亮・佐藤次高『西アジア』上巻、朝日新聞社、1993年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
70%: 期末レポート
30%: 授業への参加度
期末レポートは、turnitinを用いて、不正の有無を確認する。悪質な剽窃行為の場合、本科目はE評価となり、停学(3カ月未満)となる。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
前年度の受講生から、「レジュメは動画の概要だけでなく、それだけ見ても分かるように作ってほしかった」との意見があったが、それでは動画を閲覧しない(対面授業の場合は授業に出席しない)受講生が出てくる可能性があるので、簡潔なレジュメのままとする。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業に備えておくこと。
その他の重要事項Others
秋学期に開講される「東洋史LII(イスラーム史2)」も受講することが望ましい。