市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PHL100LA(哲学 / Philosophy 100)論理学ⅡLogic II
計良 隆世Ryusei KEIRA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q1152 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法1年J~N/法文営国環キ2~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
This course introduces syllogism and propositional logic first steps. To deepen understanding this course gives paticipants many exercises.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
伝統的論理学の、定言三段論法、仮言三段論法、選言三段論法、両刀論法(ジレンマ)、そして現代の記号論理学として命題論理学の初歩を扱います。(担当者の交代により、授業の内容・構成が若干変わりますが、大きな変更はありません。春学期の「論理学I」(水2)の履修者は継続して受講してください。)
到達目標Goal
人は毎日、言葉を用いて生活しています。人は、自分が文法にしたがって発話していると、とくに思っていません。しかし、文法をよく知るようになれば、言葉への関心や理解が深まり、言葉を通して、その人の能力もよりよく発揮されるようになるでしょう。
論理についても同じことが言えます。論理的に考えるときに、そのさまざまな規則を学ぶことによって、人は自分の思考能力を高めたり、あるいは自分を表現し他者に伝達する力を身につけることができます。
本講義は受講生のみなさんが論理学を学ぶことを通して、このようになってくれればと思っています。春学期と秋学期はつながっていますので、通年で受講することをすすめます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式でおこないます。ただし、できるだけ多く問題を解くことによって、思考の訓練をおこないます。
この授業は対面とオンラインを併用するハイブリッド型です。どのように組み合わせるかは、コロナの状況を見て決めていきます。課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:序論(1)
始めに、演繹的推理と帰納的推理の違いとそれぞれの特徴を学んだ後、伝統的論理学における概念論について復習します。
2:序論(2)
判断(命題)論について復習します。また、日常文を定言命題の標準形式に直す仕方についても復習し、練習問題をします。
3:序論(3)
対当関係による推理と命題の変形による推理とについて復習します。
4:定言三段論法(1)
始めに、演繹的推理と帰納的推理の違いとそれぞれの特徴を学びます。次に、定言三段論法の構成と分類とについて学びます。
5:定言三段論法(2)
ある定言三段論法が正しい推理であるかどうかを判定するための規則について学びます。
6:定言三段論法ー練習問題
練習問題を通して、理解を深めます。
7:仮言命題と仮言三段論法
始めに、仮言命題(条件文)についての基礎知識として、逆・裏対偶・対偶の作り方などを学び、練習問題をします。その後で、純粋仮言三段論法を学びます。
8:仮言三段論法
混合仮言三段論法の推理の形について学び、練習問題を解いて、理解を深めます。
9:定言三段論法、仮言三段論法について、確認の試験と講評をおこなう
これまで学んだ定言三段論法と仮言三段論法についての定着度を見るために小テストを行ない、講評する。
10 :選言三段論法と両刀論法
選言三段論法と両刀論法のしくみを説明した上で、練習問題を解きます。
11:論理語を理解する
記号論理学のなかでも、命題論理学の初歩を学びます。その手始めに、そこで使用される論理語(否定と接続詞)の使い方を学びます。
12:論理的な文を記号で表す
日常文や推理を記号で表わす練習をしてみます。
13:真理値表を作ってみる
真理値表を作り、ある推理(論理式)の真理値を確定する真理値分析の仕方を学びます。
14:真理値分析ー練習問題
実際に真理値表を作り、ある推理が正しいかどうかを判定する練習をおこないます。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
練習問題を多く解きます。授業以外に、課題を出しますから、それを家でやってきてください。また復習をおこなってください。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは使用しません。資料等は学習支援システムで配付します。
参考書References
【参考書】
大貫義久他著『論理学の初歩』梓出版社。
坂本百大・坂井秀寿著『新版現代論理学』東海大学出版会。
論理に親しむうえで、山下正男『論理的に考えること』(岩波ジュニア新書)はおもしろいでしょう。
成績評価の方法と基準Grading criteria
試験(小テストと期末リポート)90%、平常点10%とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
前年度担当なし。
積極的に練習問題に取り組んでください。解説は丁寧に行ないます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
その他の重要事項Others
春学期に「論理学I」(水2)を履修した方は、継続して受講してください。