市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PHL100LA(哲学 / Philosophy 100)論理学ⅡLogic II
鵜澤 和彦Kazuhiko UZAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q1148 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 営1年A~J、環1年/法文営国環キ2~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
Learning logic is all about laying the groundwork for us to think and act reasonably. It can help solve the various problems we encounter in our daily lives and also foster the employment skills we need to prepare as members of society. This class aims to acquire modern propositional logic and logic on scientific thinking, cognition, and history.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
論理学を学ぶことは、わたしたちが物事を理性的に考えて、行動するための基礎を身につけることにほかなりません。それは、わたしたちが日常生活で出会うさまざまな問題を解決することにも役立ち、また、社会人として備えるべき就業力を育成することにもつながります。論理学IIの授業は、科学的思考、認識、歴史に関する論理のほか、論理学I(伝統的論理学)で学習した内容を踏まえて、現代の記号論理学(命題論理学)の習得を目的とします。
到達目標Goal
①科学、認識、歴史のテーマに関して論理的に考えることができる。
②真理表や帰謬法を用いて推論の真偽を判定することができる。
③仮説構築力・文書構成力・説得力に関する就業力を身につけることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義は、対面授業を基本としたハイブリッド型授業(対面授業とオンライン授業[Zoom等のリアルタイム型/オンデマンド型]の組み合わせ)となります。学習支援システムHoppii を通じて、ナレーション付きのパワーポイント教材、解説動画、授業資料、課題が提供されます。課題は理解を確認する目的で行われます。受講生は、課題に答え、それを送信してください。課題の提出をもって、出席と判断します。課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーションおよびF・ベーコンの帰納法
秋学期セメスターの授業内容、授業の進め方など、F・ベーコンの帰納法論理(イドラ論と四つの表)
第2回:J・S・ミルの帰納法
ミルの論理学体系、一致法、差異法、一致差異併用法、剰余法、自然の斉一性の原理、ベーコンとミルの帰納法の共通点と相違点
第3回:デカルトとライプニッツの演繹法
デカルト(明晰判明な認識、直観および演繹の確実性)、ライプニッツ(定義論、結合法、根拠律)、両者の共通点と相違点
第4回:アンチノミーと弁証法
カントの超越論的論理(超越論的論理、分析論と弁証論、アンチノミー)、ヘーゲルの弁証法論理
第5回:文(命題)の真偽および論理的結合
文の真偽、論理的結合詞、真理関数、複合命題の真理値、否定
第6回:文の論理的結合
連言、両立的選言、排他的選言、条件(含意)、等値、ブール代数の考え方
第7回:文と文の論理的関係の具体相
同一命題の連言、同一命題の両立的選言、同一命題の排反的選言、論理代数のまとめ
第8回:つねに真である文と真理表
恒真命題。命題の恒真性を真理表で知る。テキストの問題を解く。
第9回:つねに真である文
テキストおよびプリントの問題を解く。
第10回:三段論法(推理)の妥当性
三段論法(推論)の妥当性。テキストの問題を解く。帰謬法の導入
第11回:帰謬法の概念
教科書およびその他の練習問題を解く。
第12回:帰謬法の練習
プリントなどの練習問題、帰謬法を用いた推論の妥当性の検証
第13回:帰謬法のまとめ
プリント及び教科書の問題を解く。対偶律、両刀論法
第14回:述語論理学の導入
述語論理学の歴史、特徴、量化の考え方、量化記号
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習:テキストの関連個所を一読し、全体の概要を把握する(2時間)。
復習:前回の授業内容をテキストやプリントを用いて復習し、論理学の知識を確実に習得する(2時間)。
テキスト(教科書)Textbooks
『改訂版 論理学の初歩』、梓出版社、大貫義久・白根裕里枝・菅沢龍文・中釜浩一著、2013年、2,100円 (ISBN ISBN-10: 4872620321)
参考書References
①『論理哲学入門』E.トゥーゲントハット、U.ヴォルフ著、鈴木、石川訳、ちくま学芸文庫
成績評価の方法と基準Grading criteria
①平常点(参加姿勢、課題プリントの評価など)、②最後に行う秋学期試験の点数。①と②とをそれぞれ50%の割合で総合評価します。
課題と期末試験は、授業で示した方法に従って、正しい解答を導き出すことができているかどうかを基準にして評価します。成績評価の基準は、S(100-90点)、A(89-80点)、B(79-70点)、C(69-60点)、D(59点以下)とし、合格はS、A、B、Cとします。なお、ABCに関しては、さらに三区分に細分化されています。
S:優れた学修態度および特に課題の全問正解により論理的思考の優れた能力を身につけ、かつ優れた試験成績で論理学の豊富な知識を獲得し、論理学的思考の諸規則に関する深い理解がよく認められる。
A:良好な学修態度および課題の非常に高い正答率により論理的思考の能力を身につけ、かつ良好な試験成績で論理学の知識を獲得し、論理学的思考の諸規則に関する理解が認められる。
B:学修態度、課題、試験成績のいずれかが劣っていて、論理学的思考の能力や論理学の知識の獲得にやや不足があるものの、論理学の基礎的な理解が認められる。
C:消極的な学修態度や最低限の課題の正答率、最低限の試験成績などで論理学的思考の能力が不足するものの、論理学の最低限の理解が認められる。
D:問題のある学修態度や課題の未提出、基準に満たない試験成績などで論理的思考の能力や論理学の知識が明らかに不足し、論理学の理解が認められない。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生の様々な質問に答えるために、希望者の方にオンラインで面談時間(オフィスアワー)を設けます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
Hoppiiを用い、授業で使用した教材や練習問題及びその解答などを随時ダウンロードできるようにします。したがって、自宅でパソコン、インターネット、プリンターなどを使用します。
その他の重要事項Others
Hoppiiのメーリングリストを使用して、受講生に連絡を取りますので、授業登録時に連絡可能なメールアドレスを必ず記入してください。